2004/12/25 自己破産と禁止行為

今回のテーマ
【自己破産と禁止行為】

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●「自己破産を考えているときにしてはいけないことってありますか?」
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自己破産は,これ以上借金が支払えない人が借金を無くしてもらう手続ですから,借金をなくしてもらうためには,してはいけない行為がいくつかあります。

まず,してはいけないことは,一部のサラ金業者に返済をしてしまうことです。
自己破産前に一部の業者にだけ支払いをしてしまうと,結果的にその業者だけが返済を受けることになってしまい,業者間で不平等が生じるからです。
ここで注意して欲しいのは,業者だけでなく,親戚や友人であっても一部の人だけの返済は,禁止されるということです。

次に,自己破産を予定しながら,新たな借入を行うことです。
自己破産を予定してなお借入を行うことは,返済する意思なく借入を行うことになりますから,これは詐欺に当たる可能性が高い行為です。

さらに,資産を隠すことも禁止されます。
自己破産をした場合,高価な財産は処分されてしまうことから,これを防ぐため,不動産や自動車の名義を変更したりする人がいます。しかし,これは財産隠しとなってしまい,本来業者への配当原資になる財産が減少してしまうため禁止されているのです。

最後に,破産申立書類への虚偽記載も禁止されています。
申立書類に虚偽の記載がなされてしまうと,裁判官が借金をなくすべきなのかの適正な判断が出来なくなるため,禁止されています。

細かい禁止行為は,他にもありますが,大まかには上記のとおりです。
禁止行為を行ってしまうと,自己破産しても免責が認められない可能性があります。
詳細は当事務所のホームページをご覧下さい。

次回は,破産手続と免責手続,について説明します。

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【編集後記】

今日はクリスマスです。午前中は弁護士会のクレサラ相談担当でした。クリスマスだし,相談者も少ないだろうと思っていたら,相談センターは相談者で溢れかえっていてびっくりしました。借金に苦しんでいる人にとっては,クリスマスも関係ないんですね。
安心してお正月を迎えることが出来る人を少しでも増やそうと意を強くした1日でした。

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アディーレ法律事務所