2005/02/12 自己破産しても自動車に乗り続けられるか

今回のテーマ
【自己破産しても自動車に乗り続けられるか】
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●「生活上どうしても車は手放したくないのですが…。」
自己破産をしても車を維持することは可能なのでしょうか?この質問も相談者の方
からよくいただきます。
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自己破産は,持っている高価な財産を処分する代わりに,借金を基本的にすべてなくしてしまうという手続です。そのため,自動車や不動産などの効果な財産は,すべて処分されてしまうというのが原則です。

ただ住んでいる場所や勤務地によっては,自動車がなくなってしまうと,生活ができなくなってしまうような場合もありますので,そのような場合には,なんとかして自動車を維持する必要があります。

自動車を維持するためには,いくつかの方法があります。

まず,ひとつめの方法としては,自動車を破産申立時に処分した場合の時価が20万円以下の場合は,高価な財産とみなされない結果,自動車を維持することが可能となります(東京地方裁判所の場合)。

ふたつめの方法としては,自動車の時価が20万円を超えてしまう場合は,時価で一度親戚や友人に売却し,売却した自動車を借りるという形で,自動車の使用を継続することが出来ます。破産手続終了後,将来的に買い戻す約束をしておけば,名実ともに自動車を維持することが可能になります。ただ,自動車ローンが残っている場合は,ローン会社の承諾が必要となります。

3つめのの方法としては,自動車ローンが残っている場合で,自動車の時価よりもローンの残高が上回っている場合は(これをオーバーローンといいます),裁判所とローン会社が自動車の維持を認めてくれれば,自動車ローンの支払いを継続することにより,自動車を維持することが可能となります。

いずれの場合にも該当しないが,それでも自動車を維持したいという場合は,自己破産ではなく,民事再生を行って自動車を維持することが出来る場合もあります。

これらの方法でも維持出来ないが,どうしても生活に必要だという場合には,一度自動車を手放した上で,足と割り切って安価な中古車を購入するという方法もないわけではありません。

自動車を維持出来るかどうかは,事案の状況によって異なりますので,専門家にご相談されることをお勧めします。

次回は,自己破産しても保険は続けられるか,について説明します。

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【編集後記】

牛丼で有名な吉野家さんが,昨日1日限りの牛丼販売を復活させました。東京都内のお店では,開店の1時間も前から大行列が出来上がり,販売開始後わずか数時間で売り切れとなる大盛況だったようです。

私も吉野家さんの牛丼は大好きで,狂牛病騒ぎで販売中止となるまでは月に2回くらいは足を運んでいました。実は,学生のころ吉野家さんでアルバイトしていたこともあります。当時アルバイトは牛丼が食べ放題だと聞いて,それだけの理由で応募しました。吉野家さん当時は本当にありがとうございました。

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アディーレ法律事務所