2005/04/23 自己破産手続-選択の基準(2)-

今回のテーマ

【自己破産手続-選択の基準(2)-】

「私のような多額の借金がある場合はやはり破産なのでしょうか?出来れば破産は避けたいのですが・・・」と相談者から多く寄せられる質問です。
過去の実例から破産が回避された例についてご説明いたします。

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例)(Aさんの借金・財産等の状況)                
7社 400万円(2社:2年前からの取引/5社:6年前からの取引)
    高額な財産一切無し
    実家にて両親と同居(家賃無し)
    給与手取 約25万円

以上のような借金と財産状況のような場合,私の考え方としてはおよそ以下の流れです。

(1)利息制限法に引き直しをしてどれほど借金が下がるか
(2)Aさんの毎月の収入から家賃や光熱費や接待交際費等差し引いて借金への返済に充てられる額はどれくらいか

具体的に検討していきましょう。
(1)利息制限法による引き直し計算により,今回は,7社合計で約200万円減額になったとしましょう。一概には言えませんが,5年以上の取引があって利息制限法の利率以上の金融会社の場合は今ある借金が半分ほどに減額なる場合があります。この場合に,5社全てが半額に減額なったとします。
(2)債権者への返済に充てられる額は8万円程とのこと。
   この方は家賃が発生しないので返済にまわせる額がやや高かったですね。

今回の例について,結論から申し上げると任意整理をご利用されるのがよろしいのではないかと思います。
  理由は以下のとおりです。
(1)任意整理(3年間の分割返済)が可能
(2)本人は何とか破産を避けたいとのこと。

*今回の事例のポイントは,「債権者の取引履歴と返済にまわせる金額」というところだと思います。
  任意整理の場合(自己破産,個人民事再生も同様)は,各債権者からの取引履歴の開示に基づき利息制限法に引き直しをしたうえで減額交渉をし3年間無利息の分割返済の和解を締結していくこととなります。よって,取引履歴が長ければ長いほど利息制限法引き直し計算することにより当初の利息が元本に充当され残元本が減額になるのです。
  そこで,今回の場合,ご申告の借金(400万円)では任意整理は難しかったと思いますが,取引履歴が長かったので返済可能なほどに借金が減額になり見事に破産は回避されました。ご本人の希望通りとなりました。
ですので,今ある借金が多額だからっといって破産だけを考えてはいけません。一度弁護士に相談しどのくらい借金が下がるのかを相談してみてはいかがでしょうか?

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 次回は【自己破産手続-選択の基準(3)-】について説明します。

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【編集後記】

皆さんこんにちは。
間もなく新緑の5月に入りますね。とはいってもやはり皆さんの頭の中はGWのことでしょうか?長い人では10連休なんて人もいるのでは!?羨ましいですよね。
くれぐれも事故には気をつけましょう!

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アディーレ法律事務所