2005/05/21 自己破産手続-選択の基準-(6)-

今回のテーマ

【自己破産手続-選択の基準-(6)-】

「破産手続きをする場合は,財産は全て処分されるんですか?」と相談者から寄せられた質問です。
過去の実例を交えてご説明いたします。

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例) Aさんの状況 
負  債  8社 約700万円
    高額財産  保険返戻金3口 合計40万円
    収  入  月額約30万円(手取り)
以上のような借金と財産状況のような場合,私の考え方としてはおよそ以下の流れです。

(1)利息制限法による引き直し計算をする
(2)財産状況の確認
(3)小額管財予納金(20万円,東京の場合)の支払可能性

具体的に検討していきましょう。
(1)8社の取引が約4年から5年前であり,約800万円から約600万円ほどに減額

(2)上記の通り高価な財産は保険返戻金40万円のみでした。今後のことを考えて保険は解約したくないとのこと。

(3)高価な財産があるので小額管財事件として管財人が付くこととなり予納金として20万円必要。

今回の例について,結論からご説明いたしますと,小額管財による破産手続きをとることとなりましたが,保険返戻金は解約せずに返戻金相当分を積立することにしました。

*今回の事例のポイントは,「財産は何が何でも処分しなければならないのか?」というところだと思います。
東京地方裁判所の運用ですが,小額管財事件について保険を数本掛けている場合において,解約返戻金の総額が20万円を超えているときは,原則すべての解約返戻金が処分の対象となってしまうのですが,実際に処分するかしないかは管財人の判断となります。

例えば,お父様やご家族の方が現実に保険を使用していたり,使用する可能性がある場合もありますので,解約を希望しない場合には,解約返戻金相当額を分割して管財人に支払うことにより解約返戻金を処分しない扱いが一般的となっております。

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 次回は【自己破産手続-相殺禁止-】について説明します。

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【編集後記】
皆さんこんにちは。
最近,コンビニでお菓子についているフィギュアが20代後半以降の世代に人気があるようですね。
当職にもそのようなフィギュアを集めている事務員がいました。
私から言わせると何だかよくわかんないフィギュアなんですが・・・
ガンダムとか機関車トーマスとか・・・仕事をしているのかな???

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