2006/06/03 自己破産を選択する基準 つづき(その3)

今回のテーマ

【自己破産を選択する基準】つづき(その3)

20代後半のAさん(女性)は,ご主人と結婚後,ご主人の実家に同居しています。2人の子供にも恵まれ,幸せな結婚生活を送っていましたが,ご主人が勤務先の業績悪化により退職してから生活費のために借入を開始しました。その後ご主人は再就職しまし たが,収入が減少し,毎月の生活費を補填するためにAさんは借入を増やしました。当事務所に相談にお越しになられたときには,Aさんには360万円もの借入があり,毎月の収入ではとても返済できない金額に膨れあがっていました。

Aさんはアルバイトで月5万円ほど収入があります。生命保険には加入していて,解約返戻金が5万円ほどありますが,それ以外には高価な財産はお持ちでありませんでした。

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Aさんから自己破産の依頼を受けてから,債権調査・書類作成を完了させ,いよいよ裁判所へ自己破産の申立をすることになりました。

Aさんの見通しは,金額・財産状況・借入事情から「同時廃止」という簡単な手続でした。

破産手続には「同時廃止」という手続と,「少額管財」という手続の2つの手続があります(東京地方裁判所の場合)。

「少額管財」が正式な手続となりますが,めぼしい財産がなく,かつギャンブル・浪費により借入をしたといった事情ような免責不許可事由も見当たらない場合には,簡単な手続である「同時廃止」となります。

「少額管財」の場合には,申立後免責決定が確定するまでは6ヶ月程度となりますが,「同時廃止」の場合には3~4ヶ月と期間が短縮されます。

当日,私はAさんの申立書類を携え,東京地方裁判所で受付を済ませ,裁判官との面接が始まりました。申立当日から3日以内に裁判官との面接が行われるため,この面接は「即日面接」と呼ばれます。また,即日面接は代理人の弁護士のみが出席し,本人の立 会いは必要ありません。

裁判官との面接は5分程度で終了します。面接では,裁判官が申立書類を見ながら,財産状況・免責不許可事由の有無等の確認がなされます。そして,免責について特に問題がない場合には,当日の午後5時に破産手続開始決定と破産手続廃止決定が同時になさ れます。破産手続開始決定と廃止決定(破産手続を終了するという内容の決定)が同時になされるので,「同時廃止」と呼ばれています。

なお,少額管財の場合には,破産手続開始決定が出ても,破産手続が廃止されません。
このことを「同時廃止」と呼びます。

Aさんは財産状況・免責不許可事由に問題となる事情は特にありませんでしたので,当日破産手続開始決定と破産手続廃止決定がされました。

そして,Aさんの免責審尋期日は2ヶ月後に指定され,私はAさんに同時廃止と免責審尋期日をお伝えし,免責審尋期日に裁判所でお会いすることを約束しました。

同時廃止の手続は,即日面接から同時廃止決定,免責審尋を経て,免責決定がなされます。ご本人には免責審尋期日のみ一度裁判所へお越しいただくことになります。

破産手続については,当事務所の小冊子『are you happy?』で詳しく説明しています。
当事務所では小冊子『are you happy?』を限定50名様に無料贈呈しています。

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【編集後記】

皆さん,こんにちは。

最近は暑くなりましたね。天気のいい日はワイシャツで歩いても汗ばみます・・・。

北国出身の私は,夏になると食欲がなくなるのです・・・(涙)。
そんな私が,「夏バテ」対策に食べているものが『カレー』です!

定番ですが,カレーに含まれている香辛料が胃を刺激して,食欲が掻き立てられるらしいのです。

皆さんも是非試してみてはいかがでしょうか?

ここだけの話ですが,東京地方裁判所の地下1階の喫茶店のカレーは,知る人ぞ知る隠れたカレーの美味しいお店なんです!

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私流の食べ方は「チーズをかけて」食べるという方法!味がまろやかになるんです!

東京地方裁判所にお立ち寄りの際は,是非ご賞味ください(笑)!

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