2006/07/29 原因がギャンブルだと自己破産はできない?(第5回)

今回のテーマ

【原因がギャンブルだと自己破産はできない?】(第5回)

30代後半のBさん(男性)は,学生の頃からパチンコをしていましたが,社会人になってもパチンコを止められませんでした。最初は自分の収入の範囲でパチンコをしていましたが,次第にエスカレートして,消費者金融業者から借入をして,1回に数万円を つぎ込んでしまうまでのめり込んでしまっていました。また,部下も何人かでき,仕事帰りには週に2~3度飲みに連れて行くようにもなりました。
Bさんが相談にお越しいただいた時には,既に700万円もの借入があり,毎月の返済額も20万円近くになっていました。Bさんは消費者金融業者へ返済しては,生活費を新たに借り入れるという,いわゆる「自転車操業」に陥っていました。

Bさんは,近く第二子が誕生されるということです。これを機に長年の借金生活を建て直すことを決意されたそうです。

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Bさんの管財人面接に向かうため,Bさんと管財人の事務所の最寄り駅で待ち合わせをしました。

待ち合わせ場所でBさんとお会いすると,Bさんはどのような質問が管財人からされるのか心配されているようで,緊張した顔をされていました。

Bさんと歩いて数分後,管財人の事務所にたどりつきました。事務所はきれいな高層ビルの中にありました。エレベーターを上がり,事務所の入り口をのぞくと,白を基調とし,きれいな花が活けてあるエントランスが見えました。

受付の女性に案内され,私とBさんは会議室に通されました。

管財人の先生は40代の貫禄のある先生でした。

管財人の先生は,即日面接後に郵送した申立書類の副本をめくりながら,Bさんの借金の内容や時期・理由,財産の内容を質問されました。

Bさんは質問された内容に丁寧に答えていました。

一通りの質問が終わった後,質問はBさんの借入原因に関するものになりました。

管財人は,Bさんの借入原因がギャンブルであり,免責不許可事由に該当することから,裁判所へ免責相当かどうかの意見を申述する必要があります。

Bさんはギャンブルをやっていた頃の状況について答えた後,現在はギャンブルをやめて生活を建て直すために仕事に専念する決意を管財人に伝えました。私もBさんの申立代理人として,Bさんに生活の改善が見られるため,免責が相当である旨を説明しました。

面接が開始してから30分が経過しようとしたところで,管財人の先生から免責相当の意見を申述することが伝えられました。

管財人の先生に,Bさんの反省と今後の生活を建て直したいという強い気持ちが伝わったのです。

管財人の事務所を出て,最寄り駅に向かいながらBさんに感想を尋ねてみました。

Bさんは私に,初めは借入原因についてどのような質問がされるのか不安であったこと,面接は思っていた以上に和やかで時間も早く感じられたことを笑顔で答えてくれました。

最初は緊張していたBさんの顔も,すっかり緊張がほぐれたようです。

最寄り駅に着いて,今後の予定をBさんに伝えました。
次回は,債権者集会が裁判所で開催されます。

債権者集会もBさんに同席してもらう必要があるため,日時や待ち合わせ場所を後日連絡することを約束し,Bさんと別れました。

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【編集後記】

皆さん,こんにちは。

久しぶりの投稿となります。ご迷惑をお掛けいたしました。

7月も終わり。晴れた日は真夏の匂いがします。

債務整理では,裁判所や管財人の事務所など,意外と外出が多くなります。

初夏の日差しに当たる機会も多くなるため,当事務所の弁護士は皆日焼けしています。

年齢的に日差しはあまり好ましくないかもしれませんが,仕方ありません・・・。

それにしても,初夏の日差しに負けじと汗をかきながら裁判所に向かうのですが,裁判所は「省エネ」運動で室温28度。

私の要望で変わることは望めませんが,もう少し弁護士に優しい裁判所になることを熱望してます(笑)。

体調管理が難しい季節です。皆さんもお体にはくれぐれもお気をつけください。

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