2006/09/02 携帯電話に掛かってきた甘い誘惑?(第2回)

今回のテーマ

【携帯電話に掛かってきた甘い誘惑?】(第2回)

50代のCさん(男性)は,15年前から東京に単身赴任をされていました。遠方の自宅には,奥様と3人のお子さんが住んでいます。Cさんは一流企業に勤めていましたが,Cさんの収入だけではご家族の生活費が足りなかったため,Cさんの奥様のパート収入により,住宅ローンの返済とご家族の生活費をなんとか賄っていました。
ところが,3人のお子さんが大学へ進学した頃から,お子さんの学費・生活費の負担が一気に増大しました。Cさんと奥様の収入では生活費が足りません。Cさんは,毎月の生活費の不足分を補填しようと,金融機関から借入を開始しました。
Cさんの借金は徐々に膨らみ,Cさんが当事務所へ相談に来られたときには,1,000万円もの金額になっていました。

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Cさんは17社ものヤミ金業者から借入をしていました。ヤミ金業者の名刺・ダイレクトメール・振込明細書等の資料が机の上に散在していましたので,私は資料を整理しつつ1業者ずつ具体的な取引状況をCさんに聞いていきました。

「まずは○×ファイナンスです。」

「はい。○×ファイナンスを知ったきっかけは自宅に届いたダイレクトメールでした。
サラ金やクレジットカードの支払いが延滞していて,携帯や自宅に取立が始まっていました。そこで,6月15日に3万円の融資を申し込んだんです。」

Cさんは○×ファイナンスから,登録手数料として3,000円を差し引かれた27,000円の融資を受けました。

その後,Cさんは1週間ごと合計3回にわたり,利息として15,000円を支払い,4回目の返済で45,000円を支払い,完済しました。その後,再度50,000円を借り入れ,1週間後に利息の20,000円を支払っていました。

ヤミ金融の取引では,1手数料,2ジャンプ金,3完済金,4罰金の4つの内容から成り立っています。

まず,ヤミ金融から融資を受ける際に,1手数料として数千円が差し引かれます。Cさんの場合には,「登録手数料」として3,000円が差し引かれました。ただ,手数料として差し引かれても,元金は手数料を差し引く前の金額となります。そのため,Cさんが○×ファイナンスから借り入れた元金は30,000円となっていました。

次に,ヤミ金融との取引では,支払期日が通常契約日から1週間~10日後に設定されます。債務者は支払期日に,元金に高額な利息を付加した金額(3完済金)を支払わなければなりません。Cさんの場合には,元金30,000円に対して,利息が15,000円と定められていました。そのため,Cさんは1週間後に45,000円を支払わなければなりません。しかし,ヤミ金融から借り入れをする方が,短期間に元金に高額な利息を付加した金額を支払えるはずがありません。

そこで,支払えない場合には,利息だけを支払い,支払期日を1回ジャンプさせます。
Cさんも,45,000円が支払えなかったため,利息の15,000円を支払ったことで,支払期日を1週間後にジャンプさせました。この利息を2ジャンプ金といいます。

もし,Cさんがジャンプ金すらも支払期日に支払えなかった場合には,ジャンプ金にさらに4罰金が付加された金額を支払わなければなりません。

Cさんの場合も,罰金として5,000円が定められていました。

以上のように,ヤミ金業者は,何かにつけて1手数料・2ジャンプ金・4罰金を徴収することにより,法律上認められた金利を大幅に超える年利数千%もの利息を受け取るのです。

Cさんの場合も,受取金額が27,000円にもかかわらず,実際には1ヶ月間で90,000円も支払っていました。年利にすると,3042%。

利息制限法で定められている法定利息は20%ですので,いかに異常に高額な金利を支払わなければならないかが分かります。

およそ1時間ほどかかり,私はCさんから17社全部の取引事情を聴取し終えました。

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【編集後記】

皆さん,こんにちは。

8月26日は,私の誕生日でした。この歳になると,誕生日を特別な日と感じなくなってしまいましたが・・・。

でも,プレゼントをもらうと,「自分のことを大切に思ってくれる人がいるんだなぁ」とやはり嬉しいものです。

今回は,事務員から全員のメッセージが書かれた色紙と「豪華商品引換券」と書かれた金色の紙をもらいました。

「豪華商品引換券」・・・

どんな物が出てくるのか・・・。楽しみな気持ちもあるのですが,「用意が間に合わなかったんだなぁ」と見抜いてしまう冷静な(?)分析をしてしまいます・・・。

「わぁ,豪華商品って何だろうっ」

無邪気になれる,純粋な自分にはもう戻れないみたいです・・・(笑)。

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アディーレ法律事務所