2006/12/09 不動産を守れ!<パート2>(第2回)

今回のテーマ

【不動産を守れ!<パート2>】(第2回)

30代後半のEさん(男性)と奥様は,5年前奥様のお母様が交通事故で亡くなられた際に,お母様に300万円の借金があったことが発覚したため,2人でその借金を背負うことになり,その返済のために消費者金融から借入を開始しました。また,当時はアパートに住んでいましたが,義母の死亡により奥様のお父様と同居することになったため,義父の毎月の援助の約束のもと4年前にマンションを購入し,ご家族4人で生活をされていました。ところが,マンションを購入してから1年もたたないうちに義父の経営していた会社が倒産し,たちまち住宅ローンや消費者金融からの借入の返済が立ち行かなくなり,さらに借入を増大させてしまいました。Eさんが当事務所にご相談に来られた際には,2800万円もの借金がありました。

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Eさんは自宅のマンションを維持したいという意向でしたので,私は小冊子をもとに民事再生の手続について説明をしました。

「民事再生手続では,住宅ローンは原則としてこれまでどおりお支払いいただき,その他の借金は大幅に減額され,原則として3年間で分割してお支払いいただきます。3年間のお支払いが完了すれば,以後は住宅ローンのみをご返済していただきます。」

「先生,大幅に減額されるって具体的にどの程度減額されるのですか。」

私の説明を聞いた後,Eさんの奥様が質問されました。

民事再生には,小規模個人再生と給与所得者等再生という2つの手続があり,どちらの手続を行うかにより返済額が多少異なってきます。通常は小規模個人再生の方が返済額が少額になります。Eさんの債権者を見ると,大手の消費者金融がほとんどで小規模個人再生になる見通しが高かったため,小規模個人再生について説明しました。

「小規模個人再生では,1最低弁済額と2清算価値のどちらか高い方の金額をお支払いいただくことになります。まず,1最低弁済額は借金の金額によって法律で規定されています。Eさんは借金が700万円ありますので,5分の1の140万円が最低弁済額となります。次に,2清算価値とは,自己破産した場合に債権者へ配当される金額のことをいいます。簡単にいうと現在自分が保有している財産の価額よりも借金を減額することはできないという決まりです。具体的には,99万円を超える現金や,20万円以上の高価な財産をお持ちの場合には,その金額が清算価値となります(※東京地方裁判所の場合)。Eさんは高価な財産をお持ちですか?」

「高価な財産は自動車くらいですかね。もうかなり走っているから,せいぜい30万円くらいにしかなりませんけど。」

Eさんはローンがない自動車をお持ちでしたが,それ以外には高価な財産をお持ちでありませんでした。

「そうすると,Eさんの清算価値は30万円となります。2清算価値よりも1最低弁済額の方が高額ですので,Eさんの場合は140万円を最低支払わなければならないということになります。」

「140万円ですか・・・」

Eさんの横で,奥様が電卓をはじいていました。

「先生,140万円を3年間で分割すると,毎月約4万円になります。住宅ローンが毎月7万円ですので,合計で毎月11万円をお支払いすれば自宅は維持できるんですよね?」

「はい。最終的な金額は調査してみないと分かりませんが,おそらくそれくらいになると思います。」

Eさんと奥様の表情が少し明るくなったようでした。

「11万円ならなんとか返済できると思います。先生,民事再生でお願いします。」

2時間程度の面談の結果,Eさんは民事再生を,奥様は自己破産をされることになりました。

Eさんご夫妻の面談を終えた後,私は早速各債権者へ受任通知を発送しました。

『自己破産をすると,子供の就職に影響がでませんか?』

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【編集後記】

皆さん,こんにちは。

今日,東京は真冬並みの寒さとなりました。事務所に来るときにサンシャインを見上げると,霧で上の階が隠れていました・・・。

本格的な冬の到来ですね。

さて,当事務所には寒い日でも半そでのワイシャツを着ているつわものの事務員がいます(笑)。

朝エレベーターの中で彼を見かけたときのエピソード・・・

別の階の女性2人組みの横にその彼は乗っていました。もちろん着ているのは半そでのワイシャツ。

女性2人が手をさすりながら「今日ほんとに寒いよね・・・」と話している横では,自転車通勤で火照った体から汗がとまらない様子の彼(笑)。

事務所内でも彼の近くは真冬なのに暑く,事務所の暖房費の削減に一役かってくれています。

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