2007/01/06 新しい年を迎えて

今回のテーマ

【新しい年を迎えて】

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年最初のメールマガジンは,昨年末ブログでも投稿しましたが,日々の業務を行う上で感じた「淘汰されるべき弁護士」のコラムをお送りいたします。

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当事務所が開設されて本年は3年目に入りましたが,「借金で困っている人たちは,相変わらず減少していないし,むしろ増えているなあ。」というのが私の率直な感想です。

しかし,この多重債務問題を救済する体制整備は「相変わらず遅れている。」というのが実態です。東京近郊以外ではこの傾向が顕著です。

当事務所は,私がテレビに出演したこともあって今年の1月以降依頼が殺到し,翌2月にはやむなく受任を大幅に制限せざるを得なくなりました。

現在は受任を復活させてはいますが,まだ受任制限を続けざるを得ない状況です。

受任を制限している間も,数多くの依頼者から問い合わせをいただいていましたが残念ながらお断りをせざるを得ませんでした。

特に申し訳ないと感じるのは,東京近郊以外にお住いの方で「地元の弁護士が受任をしてくれない。」「地元の弁護士会に相談に行っても相談のみで終わってしまう。」「弁護士に40万円を一括で持って来なければ受任しないといわれてしまった。」等々の話を聞くケースです。

東京近郊以外は,相変わらず弁護士が不足しており,いわゆる弁護士が「殿様商売」を行っていることから発せられる言動だと思うのですが,正直に言ってしまうと「サービス業という意識がまるでない。」と思います。

また弁護士は社会的正義を実現する職責を負っている仕事です。そのような職責を負っている者が借金で困っている方に対して40万円を一括で持って来なければ受任しないというのは「自らの負っている職責をまるで理解していないのではないか。」とも思ってしまいます。

せっかく東京の裁判所が管轄の門戸を大きく開き,全国にお住いの方が債務整理を行えるように工夫してくれているというのに,遠方の弁護士が「依頼者と直接会わないで受任をする事務所はおかしい。」などと言って自らは受任しないのにもかかわらず,誤った情報を何も知らない依頼者に与え,結果として依頼者の経済的更正の道をとざすのは由々しき事態と認識しています。

もし東京近郊以外にお住いの方で地元の弁護士から上記のような話を聞いたら「では,先生のところで受任していただけますか?弁護士費用は長期の分割でお願いできますか?」と確認してください。

自らは受任もせず,弁護士費用の分割払いにも応じない弁護士であれば,その弁護士の意見の信憑性は「推して知るべし。」です。

直接会わないのが問題であれば,依頼者に東京までの交通費くらい貸してあげても良いのではないでしょうか?

「直接会わないことで具体的にどのようなデメリットが生じますか?」とも聞いてみてください。具体的なデメリットは何も無いはずです。

当事務所では,東京近郊以外にお住まいの方の債務整理を数多く受任していますが,遠方にお住いだということで具体的に不利益が生じたことは「これまで一度もありません。」

一昔前ならいざ知らず,電話,Eメール,ファクシミリ等々がこれだけ普及している現状では,そのような意見は「時代錯誤」に過ぎません。

このような弁護士が存在するのは,誠に嘆かわしい状況でありますが,遠方の「殿様商売」が板についてしまった弁護士に意識改革を求めるのは現実的には不可能です。

私は,弁護士数を大幅に増やして市場の競争原理を本格的に導入し,このような本来淘汰されるべき「殿様弁護士」を市場から退場させ,依頼者にとってより高度なサービスを低価格で行える市場を作りあげるべきだと強く感じています。

インターネットの普及により,弁護士だけが法律,判例,書式を独占していた古き良き時代は既に終焉しているのです。

私も同業の者を批判したくはありませんが,遠方の弁護士の中にはあまりにも目に余る言動を聞くことが少なくありません。

あまりに程度が著しいケースでは,不本意ながら懲戒請求を検討したケースもあるほどです。

弁護士も「サービス業である」ことを一度しっかりと考えてみて欲しいものです。

自らの誤った認識で安易に言動を行い,依頼者に不利益を与えることは絶対に許されない行為なのですから。

と,気づくと熱くなってしまいましたが,当事務所は本年も全国で借金の問題で悩まれている方のお手伝いをさせていただきたいと考えております。

長い文章を読んでいただき,ありがとうございました。

本年もよろしくお願いいたします!

弁護士法人アディーレ法律事務所

代表弁護士 石丸 幸人

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アディーレ法律事務所