2010/6/15 ある依頼者の事例

今回のテーマ
【ある依頼者の事例】

 現在59歳のOさんは25年前、子連れの女性と同棲していました。当時の月給は17、8万円、そのほとんどを女性に生活費として渡していました。最初は借金はいけないと厳しく自制し、クレジットカードを使用しないように気をつけていましたが、そのうち貸金業者から優良顧客として限度額の増額を勧められ、それをきっかけに気持ちが緩んでしまい、Oさんは何でもカードで買うようになり、さらにはそれを返済するために、カードローンで借入をするようになりました。
 平成10年、Oさんの収入が下がり、さらに借入を増やしたため返済が苦しく、女性は子どもを連れて出て行ってしまいました。この時点で借金は300万円ぐらいになっていました。その後、女性が出て行ってひとりになってしまったことや、多重債務が大きなストレスとなって、平成12年ごろから心房細動という病気になり、今も毎月の医療費が1万5000円かかるそうです。
 心房細動は、ときに激しい動悸に襲われる辛い病気です。Oさんはこのままでは命にかかわると不安に思いだしたころ、ふと本棚から本を取り出すと、当事務所が6年前にポスティングをしたチラシが出てきました。当時は自分には必要がないと思ってほっておいたチラシを前にして、今回ばかりは電話をかけようかどうしようか、Oさんは3、4日悩みました。そして決心を固め、当事務所にお電話をくださったのです。その時点でOさんの借金は、貸金業者9社から約650万円に膨れ上がっていました。
 しかし、ほとんどの契約が利息30%近く、取引年数も20年近いものが多かったので、当事務所で任意整理の手続をしたところ、すべての借金がゼロになり、弁護士報酬を清算してもなお1100万円もの過払い金がOさんに返還されました。

〈Oさんからひとこと〉
 債務整理を依頼して1年4ヵ月かかりましたが、対応も気持ちよく、詳しく説明していただきましたので不安はありませんでした。過払い金が1000万円を超えて手元に戻ってきたのには、本当にびっくりしました。そのまま定期貯金に上限額まで預け入れ、毎日通帳をながめています。
 お金の心配をしなくていいので、平凡ですけれども普通の生活を過ごしています。給料も計画的に予算を組んで、将来に備えて蓄えています。本当にありがとうございました。将来に向かって前進してまいります。

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【編集後記】
先日、改正貸金業法について共同通信社より取材を受けました。みなさんは「改正貸金業法」をご存知ですか? 6月18日より完全施行となり、カードローンやキャッシングの借入条件が大きく変わります。今まで借入ができた方が、この日からできなくなったり、新たに申請書類が必要になったりすることがあります。
 現在借入中や、今後借入を検討されている方、ぜひ、6月18日以降どのように変わるのか「日本貸金業協会」のホームページなどを参考になさってください。もちろん、当事務所でも、借入先がなくて返済ができなくなったなど、借金に関するご相談は無料でお受けしていますので、お問い合わせください。

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アディーレ法律事務所