プライバシーマークの重要性

個人情報保護が今,叫ばれるわけ

 個人情報そのものは,昔から存在していたにも関わらず,なぜ最近になって個人情報保護が叫ばれるようになったのでしょうか。
多くの企業などで信用情報などの個人情報漏洩が相次ぎ,危機感が醸成されてきたことが,そのひとつでしょう。

 また,口コミや紙を介していた時代には,個人情報は限られた地域や人にしか伝わりませんでしたが,昨今はインターネットが普及したことにより,個人情報が瞬時に不特定な人に伝わってしまう可能性が出てきたことも理由として考えられます。インターネット経由で一旦誤って個人情報が伝わってまった場合,相手が不特定であるため「間違い情報でした」と情報を修正することが困難です。これが現代の個人情報漏洩の怖さなのです。

個人情報に関する統計・事例

個人情報漏洩の主因は「誤操作」,「紛失・置き忘れ」

 JNSAセキュリティ被害調査ワーキンググループが2008年1月1日~同6月30日に新聞やネットニュース等で報道された個人情報漏洩インシデントの集計・分析によると,個人情報漏洩の主因は「誤操作(36.6%)」「管理ミス(19.2%)」等,従業員など内部からの漏洩が多くを占めています。個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号)など個人情報保護関連5法が平成17年4月から施行されていますが,従業員に対して十分な研修や監督を行っていない企業が依然として多いかがわかります。
※漏洩原因(インシデント件数) 

出典:【速報版】2008年上半期 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書(Ver.1.0)(JNSAセキュリティ被害調査ワーキンググループ)

収まらない個人情報関連の苦情

 「週刊ダイヤモンド」によると,国民生活センターに2005年4月~2006年1月末に寄せられた個人情報関連の苦情の内訳は,「不適正な取得」(49.5%),「漏洩・紛失」(26.8%),「同意のない提供」(14.6%),「目的外利用」(11.4%)などとされています。

こうした苦情が寄せられるのも,個人情報保護に関する社員教育が徹底されていない企業の多さを表しています。
出典:「週刊ダイヤモンド2006/3/11号」(ダイヤモンド社)

プライバシーマーク取得の法律事務所はわずか3つ

 個人情報保護がさかんに叫ばれ,企業の個人情報漏洩のニュースも相次ぐ中,多くの方が個人情報保護に関して敏感になっていらっしゃるのではないでしょうか。

 時勢をふまえ,プライバシーマークを取得する企業は年々増加していますが,法律事務所としての取得は当事務所を含め,わずか3事業者にすぎません(2009年3月10日現在)。

 当事務所では,依頼者の方のさまざまな個人情報をお預かりする必要がある法律事務所こそ,社会的責務として個人情報を適正に管理する意識をより高く持たなければならないと考えます。また,より安心してご相談いただける存在でありたいという思いから,2008年10月プライバシーマークを取得いたしました。今後も引き続きより高いレベルでのコンプライアンス・プログラムの維持・徹底に全力を挙げて努めてまいります。

地元の法律事務所から個人情報が漏れた…という依頼者の声

 実際,「知人が弁護士に依頼したという情報を第三者から聞いた。自分の依頼した内容も漏れてしまうのでは…」と不安を抱き,地元の弁護士への依頼を躊躇し,プライバシーマーク取得の当事務所に依頼されたという方もいらっしゃいます。

 弁護士に職務上知り得た事実についての守秘義務があることは周知のとおりですが,法律事務所からの個人情報漏洩を危惧し,相談に踏み切れない依頼者が少なからず存在することが想像されます。

当事務所では依頼者からお預かりするる個人情報保護に対して所員一同が高い意識をもって業務に臨んでおります。

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