過払い金請求にリスクは?生活に影響を出さずに過払い金回収は可能か?

リスク 危険 risk 過払い金

「過払い金請求をして、仕事や家族に影響が出るリスクはないのだろうか…。」

「過払い金が請求できたとしても、住宅ローンが組めなくなるなど、今後の借入にリスクはないの?」

テレビやラジオなどで過払い金のことを知って、自分にも過払い金があるかも、と考えながらも、過払い金を請求した後が不安で、請求を踏みとどまってしまう方もいらっしゃいます。

確かに当事者の方からすると、お金が返還されるのに何のリスクも無いとは考えにくいでしょうし、請求した後の生活への影響も気になるところでしょう。

本記事では、過払い金請求に関するリスクについて、弁護士が解説していきます。

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過払い金請求にリスクを感じている方が抱える不安4選

過払い金の請求をご検討されている方が、よく不安に思うポイントを集めました。請求にリスクを感じるのは、過払い金のことや制度が「分かりにくい」からです。一つひとつ分かるようにしていけば、不安は減るのではないでしょうか。

過払い金請求後の信用情報は?ブラックリスト扱いになるリスクは?

過払い金の請求に関して一番よく聞かれるのが、「ブラックリスト」扱いになるか、どうかです。でも、そもそもブラックリストが何なのかよく分からない…というのが正直な所ではないでしょうか。まずはブラックリストとはどういう状態なのかを理解することから始めましょう。
いわゆるブラックリストに載るというのは、信用情報機関に事故情報が登録されるということです。信用情報機関とは、消費者金融、クレジットカード会社、銀行などの金融機関が業界ごとにつくっているデータベースです。このデータベースには、どこの業者にいくらの借り入れがあるか、その返済状況はどうか、などの個人情報がつまっています。ここに延滞や債務整理などの事故情報が載ると、次回の審査時にその情報が参照され、審査が通らないということが起こります。これが俗に「ブラックリストに載る」とか、「ブラックになる」と呼ばれる状態です。
過払い金請求によってブラックリストに載るかどうかは、すでに借金を「完済」しているか、まだ「負債」が残っているか、で異なります。ここでいう負債には、ショッピングもふくみますので、キャッシング分が完済していても、ショッピング分が残っていれば負債が残っている状態となります。
まず完済されている方は、ご安心ください。過払い金の請求をしても、ブラックリストに載ることはありません。完済している方が過払い金の請求をした場合、信用情報に事故登録してはいけないと、金融庁がきちんと各貸金業者に指導をしているからです。
次にまだ負債が残っている方ですが、2つのパターンに分かれます。一つ目は、正しい利息での支払いに計算し直す「引き直し計算」をした結果、負債が全て清算できる場合です。「引き直し計算」で負債がすべて清算されると完済状態となるため、過払い金を請求してもほとんどの場合はブラックリストに載りません。もし載ったとしても一時的なもので早々に抹消されます。
そしてもうお分かりかもしれませんが、二つ目のパターンは、「引き直し計算」をした結果、負債が残ってしまった場合です。この場合は冒頭で説明した、信用情報機関に事故情報として登録される対象となります。ただし、ずっとブラックリストに載り続けるわけではありません。一般的には5年程度といわれていますが、事故情報は数年経てばいずれは抹消されます。また、この情報は一般の方が見るものではありませんので、登録されたからといって周囲に知られることもありません。近いうちに新たな借入を予定していないのであれば、それほど過度にブラックリストを心配される必要は無いようにも思います。
それでもブラックリストに載ってしまうことを恐れて、過払い金請求に踏み出せないのならば、まずはご自身で貸金業者から「取引履歴(これまでの返済や借入の履歴、利息などが記載されたもの)」を取り寄せて、無料で「引き直し計算」をしてくれる法律事務所などに相談してみましょう。この段階までなら、ブラックリストに載ることはありませんので、負債が残ってしまうかどうか、結果を見てから請求を決めることもできます。

過払い金請求することで、仕事に悪影響が出るリスクは?

「過払い金を請求したら、勤務先に貸金業者からの問い合わせがきたりして、仕事にも悪影響があるのではないか…」と不安を感じる方も多いです。結論から言ってしまうと、過払い金の請求をしても、勤務先に貸金業者から連絡がくることはありません。
そもそも貸金業者が勤務先に連絡してくるのは、返済を滞納してしまったときの督促のためです。もし借入をしている方が滞納してしまった場合は、勤務先に督促の連絡がくるかもしれません。しかし完済している場合、過払い金の請求をしても借金の滞納には当然なりませんので、貸金業者側は勤務先に連絡をする理由がないのです。
「でも嫌がらせで連絡してくるのでは?」と考えている方も、安心してください。これが10年以上前ならばあったかもしれませんが、現在はそんなことをすれば監督官庁である金融庁から指導を受けるなど、損をするのは逆に貸金業者側です。過払い金の請求によって、職場や仕事にマイナスな影響がおよぶことは考えにくいでしょう。

借入していたことを家族に隠しているけど、請求でばれるリスクは?

すでに完済している方が心配されるのは、家族には言っていない昔の借入のことを知られてしまうことです。過払い金の請求をして、家族にばれるのは次のようなパターンが考えられます。

  1. 自宅に貸金業者からの手紙がきて家族に知られた
  2. 依頼した弁護士などからの手紙や連絡を家族が受けてしまった

弁護士などの専門家に頼まずにご自身で過払い金請求をした場合は、貸金業者からの書類などは直接ご自宅に送ってくるでしょうから、ご家族が受け取ってしまったらばれてしまうおそれがありますよね。これを弁護士に頼んだ場合は、貸金業者からの連絡や書類はすべてその弁護士のところに届きますので、①の心配はまずありません。
そして②のケースについては、依頼する弁護士に相談すれば、書類の送付先をご実家などご自宅以外の住所に送ってもらったり、封筒に「弁護士」や「法律事務所」と書かず、弁護士の個人名で送ってくれたりなどの対応で、家族にばれないよう善処してもらえます。どうしても家族に秘密で過払い金を請求したい場合は、ご自身で請求するのではなく専門家に依頼して、ご自身の状況と希望を伝えてみましょう。

住宅ローンに影響が出るリスクは?

住宅は人生で一番の大きな買い物です。住宅ローンを組んでいらっしゃる方にとっては、過払い金を請求する上での一番の心配ごととなっても、おかしくありません。
まず過払い金を請求してブラックリストに載らない(信用情報機関に事故情報が載らない)場合は、そもそも過払い金を請求したことが住宅ローン会社にも知られることがありません。そのため、契約している住宅ローンにも、今後新しく契約する住宅ローンにも、過払い金請求で何かが起こるということはありません。完済している方や、引き直し計算の結果負債がなくなる方は、住宅ローンのことは気にせずに、過払い金の請求ができます。
次にブラックリストに載ってしまった場合の住宅ローンについて説明します。すでに契約している住宅ローンについて、請求によっていきなりお家を取り上げられてしまったり、急な一括返済を求められたりすることは基本的にありません。しかし、過払い金の請求をする貸金業者が、住宅ローンの保証会社になっている場合は、例外的に影響が出る可能性が高いです。必ず保証会社を確認してください。また当然ですがこれから住宅ローンを契約する場合は審査に影響が出ます。これらは住宅ローンだけでなく、自動車ローンも基本的に同じですが、分からなければ専門家に相談したほうが良いでしょう。

過払い金の請求は先延ばしにすると、回収できなくなるリスクが…

過払い金請求のリスクが分かり、安心したところで、のんびり請求をするか考えればいいかと言うと、そんなことはありません!実は過払い金の請求には、なるべく早急に手続きを開始したほうが良い理由があるのです。

貸金業者の倒産で回収できなくなるリスク

かつて消費者金融の最大手であった武富士が倒産しました。武富士に対して過払い金を請求することはもはやできません。いくら法的に認められている過払い金請求であっても、請求先の会社が倒産してしまっては、お金が戻ってくることはないのです。今でも、大手銀行の傘下に入っていない貸金業者や、地方の小さな貸金業者など、倒産の危険がささやかれている貸金業者も多数あります。のんびりしている間に倒産してしまって、過払い金の請求が不可能になるリスクがあるのです。もしご自身に過払い金があるかもしれないと思っている方は、まだまだ大丈夫だと思わず、早めに請求に動きだすことを強くおすすめします。

過払い金が時効で消滅してしまうリスク

その他にも、過払い金の請求には、法律の壁とも言える消滅時効があります。最高裁判所の判例により、取引が終了してから10年が経過すると、過払い金を請求する権利が時効で消滅するとされています。一般的には、最後に返済をしたときが取引の終了とされるため、最後の返済から10年が経つと請求ができなくなります。
ならば、完済したのが去年という方がまだまだ時間があるから大丈夫かと言うと、決してそうとも言いきれないのが、過払い金請求の難しいところです。途中で完済したことがあったり、契約の切替えがあったり、貸金業者が合併などをしていたりすると、そこが取引の終了と判断されることもあるのです。やはり、どんな場合でも早めに動きだすことが大切なのです。

それでもまだ請求するのが不安な方へ

それでもまだ、「昔困っていたときにお金を貸して助けてもらったから、今更お金返してというのはちょっと悪いかな…」と請求をためらっている方や、「思いがけないリスクが出てきたらどうしよう…」と不安がぬぐえない方は次のように考えてください。

過払い金は元々あなたのお金です

過払い金は元々、貸金業者があなたから「違法に」取り立てていたお金です!取り返すのは違法部分だけなので、適法利息分は貸金業者の収益のまま残ります。つまり過払い金の請求は、あなたが返済しすぎたお金を返してもらうための、法的に認められた手続きなのです。ですから、ためらうことも、過度に不安に思う必要もないのではないでしょうか。

 

不安ならば、一度無料相談で話を聞いてみよう

自分にはどんなリスクがありえるのか、弁護士にさらに詳しく聞いてからにしたいと言う方は、ぜひ一度、弁護士による無料相談を利用してみてください。完済していても、返済中でも、弁護士ならば適切なアドバイスができます。

過払い金を試算して、金額しだいで請求を考えても良い

「過払い金が数十万とか数百万なら請求してみようと思うけど、数万円だけなら請求までしたくない」
と思っていらっしゃる方は、相談だけでなく引き直し計算も無料の事務所を利用しましょう。試算金額が分かってから、本格的に請求するかどうか決めるという方法もあります。

まとめ

過払い金を請求すること自体は、生活に大きな影響を及ぼすリスクはほとんど無いと言えるでしょう。
ただし先に述べたように過払い金は、時間が経つと回収が困難になる可能性があります。
返済中の方でも、返済が終っている方でも、もし過払い金があるかも…と心当たりがある場合は、なるべく早く弁護士などの法律知識がある専門家に相談するべきでしょう。

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