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夫が不倫してる?離婚したくない方が知っておくべき対処法4つを解説

作成日:更新日:
kiriu_sakura

夫が不倫しているかもしれない。
けれど、離婚すると経済的に不安、まだ気持ちが残っているなどの理由から、離婚する決心がつかないと思う方は多くいらっしゃいます。

そのような方は、結局離婚はしないのだから、不倫はあやふやにしておいた方が、夫婦関係は維持できるのではないかと思ってしまいがちです。
しかしながら、 不倫の疑いがあるのであれば、不倫の有無をはっきりさせておいた方がよいでしょう。

というのも、 はっきりしない状態で何も問題がないかのように夫婦関係を維持するのは、精神的に大変つらいものだからです。

この記事では、

  • 不倫をはっきりさせるメリット3つ
  • 不倫=離婚ではないこと
  • 離婚を避ける対処法4つ

について説明します。

この記事の監修弁護士
弁護士 池田 貴之

法政大学、及び学習院大学法科大学院卒。アディーレ法律事務所では、家事事件ドメイン(現:慰謝料請求部)にて、不貞の慰謝料請求、離婚、貞操権侵害その他の男女トラブルを一貫して担当。その後、慰謝料請求部門の統括者として広く男女問題に携わっており、日々ご依頼者様のお気持ちに寄り添えるよう心掛けている。東京弁護士会所属。

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夫が不倫しているかも!?確認するのがこわい

次のようなことをきっかけに、夫の不倫を疑うことがあります。

  • 残業や飲み会などを理由に、帰宅時間が遅くなることが増えた。
  • 身だしなみ(髪型や服装など)に気をつかうようになる。
  • スマホを四六時中(トイレやお風呂も)離さなくなった。
  • スマホにロックをするようになった。
  • 自分や子どものことに興味を示さなくなった。
  • 逆に、やけに自分や子どもに優しくなった。
  • 会話やスキンシップを拒否されるようになった。

法律上問題となる不倫は、婚姻中に配偶者以外の第三者と自由な意思で肉体関係や性交類似行為(愛撫行為など)を持つことをいいます。これを、 「不貞行為」と呼んでいます。先ほどご紹介したきっかけだけでは、不貞行為があったかどうかまではわかりません。

しかしながら、 このようなきっかけから、不貞行為が発覚するケースは多くあります。

不倫されても離婚しなくていい

でも、もし本当に不倫していることが分かったら、離婚するしかないのでは?知るのが怖いです。

しかしながら、不倫されたとしても離婚する必要はありません。
実際に、不倫されても、離婚しない方は大勢います。

(1)不倫されても離婚しない理由

不倫されても離婚したくない理由として、例えば次のような理由があります。

  • 子どもがいる
  • 経済的に不安
  • まだ気持ちが残っている
  • 夫だけ幸せになるのは許せない

これらにつきご紹介します。

(1-1)子どもがいる

子どもへの影響を気にして、離婚しないという方もいます。
例えば次の通りです。

  • まだ幼い子どもがおり、父親を慕っている。
  • 親の事情で、子どもから父親を奪ってしまうことは不憫。
  • 不倫しているかもしれないが、父親として子どもに愛情は持っている。

(1-2)離婚後の生活が不安

経済的に不安なので、離婚しないという方もいます。
例えば次の通りです。

  • 子どもが幼く、専業主婦をしているため離婚後の生活が不安。
  • 長い間仕事をしていないので、離婚後仕事を見つけられるか不安。
  • 仕事はパートなどの非正規雇用で、離婚後安定的な収入が得られるか不安。

(1-3)まだ気持ちが残っている

まだ、夫への気持ちが残っているので離婚しないという方もいます。
例えば次の通りです。

  • 不倫しているかもしれないが、夫を好きなことは変わらない。
  • 不倫しているかもしれないが、夫は仕事をして生活費を入れてくれる。
  • 夫が家族を大切にしていることは変わらない。

(1-4)夫だけ幸せになるのは許せない

また、離婚により、夫だけが幸せになるのは許せないという方もいます。
具体的には次の通りです。

  • 経済的にも気持ち的にも離婚に問題はないが、夫だけ不倫相手と幸せになるのは許せない。
  • 離婚後仕事と子どもの世話で忙しいのに、夫だけ自由な時間を使って不倫相手と付き合い続けるのは許せない。

不倫をはっきりさせるメリット3つ

このような理由から、不倫されても、離婚せずに夫婦関係を継続する人は少なくありません。
ただし、不倫されたかどうかわからないまま、うやむやにして婚姻関係を継続することはおすすめしません。

なぜなら、不倫の疑惑を抱えたまま日常生活を送るストレスから、自分の健康や家族の生活に悪影響が出ることがあり、さらに夫婦仲に亀裂が入りかねないためです。
自分では隠しているつもりでも、ストレスから夫に対してつらくあたってしまい、かえって夫を家から遠ざけてしまうかもしれません。

また、 不倫が事実だったとしても離婚する必要はありません。

むしろ不倫の事実をはっきりさせることによって、次のような3つのメリットがあります。

  • 夫婦関係を維持できる可能性が高まる
  • 夫からの離婚請求が原則認められなくなる
  • 不倫相手と夫に対して慰謝料を請求できる

(1)夫婦関係を維持できる可能性が高まる

不倫が事実だとわかれば、不倫相手に別れるよう請求したり、慰謝料を請求したりすることで、不倫関係を断って夫婦関係を維持できる可能性が高まります。

(2)夫からの離婚請求が原則認められなくなる

主な離婚原因を作った配偶者のことを、 「有責配偶者」といいます。
夫が不倫していた場合、夫は「有責配偶者」になります。
そのため、あなたが「離婚しない」と離婚を拒否すれば、有責配偶者である夫から一方的に離婚することは原則できません。

というのも、不倫して主な離婚原因を作った側からの一方的な離婚を認めてしまっては、他方の配偶者に酷だからです。
したがって、離婚したくない場合には、「離婚はしない」と拒否すればよいことになります。

不倫している夫から離婚したいと言われた場合の対処法について、詳しくはこちらの記事をお読みください。

(3)不倫相手に対して慰謝料を請求できる

さらに、不倫の証拠があれば、不倫相手に対して、不倫の慰謝料を請求することができます。
そして、 不倫相手に対する慰謝料請求は、離婚しなくともすることができます。
不倫で受けた精神的苦痛は、お金で癒せるものではありません。

しかし、不倫相手に慰謝料を請求することで、不倫相手に対して事の重大性を認識させることができます。また慰謝料請求する際に、不倫関係の解消を求めたり、今後会わないよう求めたりすることもできます。

なお、夫に対しても不倫の慰謝料請求をすることができます。
しかし、離婚したくない場合、夫に慰謝料請求をすると、夫との仲が険悪になってしまう可能性があります。
そのため、 離婚したくない場合は、夫に対しては慰謝料を請求せず、不倫相手にのみ慰謝料を請求するケースが多いです。

ここで、 離婚はせずに弁護士に依頼して、不倫相手に対して慰謝料を請求した事例を紹介します。

不倫の慰謝料請求を不倫相手にだけする方法などについて、詳しくはこちらの記事をお読みください。

浮気相手だけに慰謝料請求したい場合に知っておくべきリスクや請求方法についてくわしく解説

離婚を避ける対処法4つ

不倫が事実だったと分かったけど、離婚を避けたい。どうしたらいい?

離婚を避けるためには、次の4つの対処法があります。

  • 夫の言い分にも耳を傾けて冷静に話し合う
  • 誓約書の作成
  • 不倫相手に慰謝料を請求する
  • 一人で抱え込まず信頼できる第三者に相談する

具体的にどのように対処すればよいかについて解説します。

(1)夫の言い分にも耳を傾けて冷静に話し合う

離婚したくない場合、夫を感情的に責め続けることは避けましょう。
不倫発覚当初、感情的になってしまうのは当然のことですが、いつまでも感情的に責め続けると、夫の気持ちが離れて行ってしまうかもしれません。
夫にも言い分があるかもしれませんので、納得できないにしても、耳を傾ける努力をしましょう。
そのうえで、次のようなことについて、冷静に伝えて理解を求めるとよいでしょう。

  • 不倫されて自分がどのように感じたのか、どれだけ傷ついたのか
  • 具体的にどんな場合に不倫を思い出してつらいのか
  • つらくても離婚せずに夫婦関係を修復したい理由
  • 今後不倫しないでほしいこと

(2)誓約書の作成

二度と不倫をしないよう、夫や不倫相手との間で、誓約書を作成することも効果的です。
誓約書には、一般的に次のような内容を記載します。

  • 不倫当事者の氏名
  • 不倫した事実を認めること
  • 慰謝料額、慰謝料の支払い方法
  • 別れること、今後会わないこと、連絡を取らないこと
  • 約束に反した場合の違約金など

ただし、誓約書を作成すれば、どんな内容であっても、有効になるわけではないので注意が必要です。

例えば、約束に反して連絡を取ったときは違約金1000万円という内容の誓約書を作成したとします。しかし違約金が高額すぎるとして、適当な金額(例えば100万円)以上については無効とされる可能性があります。

自分で、有効な誓約書を書くのは難しそうですね。

誓約書は、不倫問題を取り扱っている弁護士に依頼して、作成してもらうこともできます。

誓約書について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

(3)不倫相手に慰謝料請求をする

先ほどご説明した通り、不倫相手に慰謝料請求をすることも、離婚を避けるために有効な対処法です。
お金を請求されることにより、不倫相手が事の重大さに気づき、交際を止める可能性もあるからです。
慰謝料の合意をする際に、今後会わないことなどを約束させることも可能です。

(4)一人で抱え込まず信頼できる第三者に相談する

夫は毎日帰宅が遅く、不倫相手と会っているかと思うと、おかしくなりそうだ。
不倫相手を触った手で、家の中のものを触られると思うと、汚らしい。

夫の不倫で悩む方は、このように、一人で様々な感情と戦っている方も少なくありません。
信頼できる友人、両親、義両親などに相談することで、ストレスが軽減したり解決策がみつかったりすることがあります。

また、次のような疑問については、弁護士に相談するとよいでしょう。

  • 不倫の証拠について詳しく知りたい。
  • 手持ちの証拠で不倫を証明できるか知りたい。
  • 手持ちの証拠で不倫相手に慰謝料を請求できるのか。
  • 不倫相手が、夫と今後会わないようにしてほしい。

弁護士は、依頼人の希望を叶えるために、最適な方法はないか、法的な知識や経験を踏まえて回答します。弁護士に相談して大事にはしたくない、と思われるかもしれませんが、 弁護士に相談=離婚ではありませんので、お気軽にご相談いただければと思います。

【まとめ】不倫されても離婚したくない人は、慰謝料請求や誓約書作成の検討を!

今回の記事のまとめは次のとおりです。

  • 不倫が明らかになっても、必ずしも離婚になるわけではない。
  • 不倫した夫から離婚したいと言われても、離婚を拒否すれば離婚を回避できる可能性がある。
  • 今後のためにも、不倫があったかどうか、事実を確認することがお勧め。
  • 離婚を避けたいのであれば、冷静に話し合う、誓約書を作成する、不倫相手に慰謝料請求をする、第三者に相談する、といった対処法がある。
  • 不倫の証拠や、不倫相手への慰謝料請求、誓約書作成については、弁護士に相談することもできる。

不倫をされても、様々な理由から、離婚せずに夫婦関係を継続する人は多いです。

その場合でも、不倫相手ときちんと分かれさせて、不倫相手に自分の責任をと自覚させ、自分の気持ちに一定のけじめをつけるためにも、不倫相手への慰謝料請求を検討するとよいでしょう。

アディーレ法律事務所では、不倫の慰謝料請求につき、相談料、着手金をいただかず、原則として成果があった場合のみ報酬をいただくという成功報酬制です。
原則として、この報酬は獲得した賠償金等からのお支払いとなりますので、あらかじめ弁護士費用をご用意いただく必要がありません。
また、ご依頼いただいた案件につき、原則として、成果を超える弁護士費用の負担はないため費用倒れの心配がありません。

(以上につき、2022年8月時点)

不倫の慰謝料請求でお悩みの方は、不倫の慰謝料請求を得意とするアディーレ法律事務所へご相談ください。

この記事の監修弁護士
弁護士 池田 貴之

法政大学、及び学習院大学法科大学院卒。アディーレ法律事務所では、家事事件ドメイン(現:慰謝料請求部)にて、不貞の慰謝料請求、離婚、貞操権侵害その他の男女トラブルを一貫して担当。その後、慰謝料請求部門の統括者として広く男女問題に携わっており、日々ご依頼者様のお気持ちに寄り添えるよう心掛けている。東京弁護士会所属。

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※本記事の内容に関しては執筆時点の情報となります。

※¹:2024年3月時点。拠点数は、弁護士法人アディーレ法律事務所と弁護士法人AdIre法律事務所の合計です。

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