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上司との不倫関係はバレやすい?リスクや対処法を弁護士が解説

作成日:更新日:
LA_Ishii

※この記事は、一般的な法律知識の理解を深めていただくためのものです。アディーレ法律事務所では、具体的なご事情によってはご相談を承れない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

「もし、既婚者の上司との不倫がバレたらどうなるの?」
上司と部下の社内不倫は、秘密にしておくのが難しいだけでなく、職場の人間関係やキャリアに深刻な影響を及ぼす可能性があります。
さらに、あなたも既婚者の場合は、上司の奥さんだけでなく、自分の夫から慰謝料や離婚を請求されるリスクがあります。
この記事では、上司との不倫がどのように始まり、なぜバレやすいのか、そして不倫が発覚した際に生じ得るリスクについて詳しく解説します。
不倫のリスクを理解し、最悪の事態を避けるための知識を身につけておきましょう。

この記事を読んでわかること

  • 上司との不倫が始まるきっかけ
  • 上司との不倫がバレやすい理由
  • 不倫がバレたときに生じるリスクと対処法

ここを押さえればOK!

上司と部下が不倫関係に陥るきっかけは次のとおりです。
・職場で毎日顔を合わせる
・仕事を通じて信頼関係が深まる
・飲み会で意気投合する
・上司への憧れや尊敬が恋愛感情に変わる
・2人きりで仕事をする機会が増える
・どちらかが積極的にアプローチする

既婚者の上司との不倫が発覚した場合のリスクとしては、職場内の信頼を失うことや、仕事を続けられなくなる可能性、上司の奥さんから慰謝料を請求されるリスクなどが挙げられます。
特に職場内での不倫は周囲に気づかれやすく、信頼を失うだけでなく、異動や退職に追い込まれることもあります。

不倫が発覚した場合は、早めに弁護士に相談することが重要です。弁護士は慰謝料の減額交渉や不当な要求を防ぐための対応を行います。

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この記事の監修弁護士
弁護士 池田 貴之

法政大学、及び学習院大学法科大学院卒。アディーレ法律事務所では、家事事件部にて、不貞の慰謝料請求、離婚、貞操権侵害その他の男女トラブルを一貫して担当。その後、慰謝料請求部門の統括者として広く男女問題に携わっており、日々ご依頼者様のお気持ちに寄り添えるよう心掛けている。第一東京弁護士会所属。

【Xアカウント】
@ikeda_adire_law

上司と不倫関係に陥る6つのきっかけ

上司と部下で不倫関係になるきっかけには、どのようなものがあるのでしょうか。
代表的なきっかけを6つご紹介します。

(1)職場で毎日顔を合わせる

職場は仕事をする場所ですから、最初から職場の人間と不倫したいと思っている人は少ないはずです。
しかし、自分は不倫なんてするはずがないと思っていても、毎日顔を合わせているうちに、だんだんと親密になり、不倫に至ってしまうケースがあります。
上司と部下の関係であれば、1日のうち長時間を一緒の空間で過ごすことが多いでしょうから、親近感がわき、親密になりやすい状況にあるといえるでしょう。
また、長期間同じ職場で働くうちに徐々に気心が知れるようになり、プライベートの話をするようになったことがきっかけで、恋愛感情を抱くこともあるようです。

(2)仕事を通じて信頼関係が深まる

一緒に仕事をするうえで、上司と部下の信頼関係は必要であり、仕事についての悩みがあれば、部下が上司に相談するのは当然のことです。
しかし、初めのうちは仕事に関する相談であったとしても、同じ時間や問題を共有することでより信頼関係が強まり、なんらかのきっかけでプライベートの時間も共有するケースがあります。
たとえば、2人で飲みに行ったり、出かけたりすることで、不倫に発展することがあるのです。

(3)飲み会で意気投合する

会社の飲み会で会話したことがきっかけで、意気投合することもあります。
同じ職場で顔は知っていても、業務で関わることはなく、どんな人なのかあまり知らない人はいるものです。
会社の飲み会は、そういった人とも交流し、社内での人脈作りに役立ったり、円滑な業務遂行につながったりすることもありますが、場合によっては、お酒の影響もあり、不倫のきっかけになってしまうこともあるようです。
特に、以前から好みのタイプの異性であると認識しており、「どんな人なのかな…」と興味を持っていたような場合にはなおさら不倫のきっかけになりやすいでしょう。

(4)上司への憧れや尊敬が恋愛感情に変わる

切れ者で、仕事ができるタイプの上司であれば、尊敬や憧れが恋愛感情に変化していくこともあります。
特に、部下が新卒などで社会経験が少ない場合、トラブルをそつなく解決する姿は、とても格好よく見えます。
また、自分のミスをフォローしてもらったような場合には、上司にとても感謝し、頼もしく感じることでしょう。

(5)上司と2人きりで仕事をする機会が増える

2人きりで深夜まで残業することや、外出や出張をする機会が多いと、急接近するきっかけになります。
特に宿泊を伴う出張の場合、終電を気にすることもありませんし、周囲の目もありませんので、浮ついた気持ちになりやすく、不倫に発展しやすいといえます。
さらに、どちらかが恋愛感情を抱いていた場合には、この機会を逃すまいとする心理も手伝って、その傾向は顕著になるでしょう。

(6)どちらかが積極的にアプローチする

上司か部下のどちらかが、積極的に口説くことで不倫関係が始まるケースもあります。
既婚男性の上司が女性部下を誘った場合、誘われた側は、既婚者との交際に乗り気ではないことも多いでしょう。
しかし、猛アタックされたことにより、「不倫というリスクを冒しても、私のことを選んでくれた」と感じ、恋愛感情を抱くようになることもあります。
一方、部下の方が先に上司を好きになり、既婚者と知りながら誘うケースもあるようです。
既婚者を本気で好きになった場合についてはこちらの記事もご覧ください。

既婚者の男性を本気で好きになったら?本気の不倫の特徴やリスクを解説


上司と不倫した場合のリスク

上司との不倫には、職場内での特有のリスクと、不倫一般に生じるリスクの両方が存在します。

(1)社内不倫がバレやすい理由

上司と部下が不倫していると、当事者たちは隠しているつもりでも、同僚などの周囲の人たちにバレていることが多いです。
恋愛中は自分たちだけしか見えなくなりがちですが、周囲は冷静に違和感を感じ取ります。
たとえば、次のような違和感です。

  • 他の社員に接するときと態度が違う
  • 会話の際の距離感がやたらと近い
  • 同じ日に有給休暇を取得することが重なる
  • ひそひそ会議室で話していることがある
  • 他の社員よりも、上司とシフトが同じ日になることが多い

一つ一つは、偶然と片づけられるような小さなことであっても、少しの違和感も重なれば、周囲に感じ取られてしまう可能性が高いです。
また、不倫関係について同僚に内緒で相談したはずが、いつの間にか噂になってしまうこともあります。
特に、職場内での不倫のような、身近な人間同士のゴシップは興味をひきやすく、噂が広まるのも比較的はやいと考えられます。

(2)職場内の信頼が失われる

上司との不倫が職場で発覚すると、今まで職場内で築いてきた信頼を失ってしまうことになりかねません。
仮に、職場以外の人との不倫が職場に発覚した場合であれば、「既婚者と知らずに付き合っており、相手にだまされたのでは?」などと思ってもらえることもあるでしょう。
しかし、同じ職場にいる上司と不倫していたのであれば、既婚者と知りながら不倫関係になったと思われる可能性が高いからです。

(3)仕事を続けられなくなる

信頼を失うだけにとどまらず、同じ職場で仕事を続けられなくなるおそれもあります。
不倫関係が職場に知れ渡ってしまうと、その当事者同士が同じ職場にいづらくなることは容易に想像できます。
望まぬ部署へと異動になってしまうリスクがあるだけでなく、最悪の場合はどちらか、あるいは双方ともに退職に追い込まれてしまうこともあり得るでしょう。
退職した場合、キャリアだけでなく生活の基盤まで失うことになるため、経済的に困窮することも考えられます。

(4)離婚を請求される

不倫相手の上司だけでなく、あなたも既婚者である場合、不倫を知った夫から離婚を請求されるリスクがあります。
肉体関係を伴う不倫は、基本的に法定離婚事由の一つである「不貞行為」に該当するため、たとえあなたが離婚を拒否しても、裁判になれば離婚が認められてしまう可能性が高いでしょう。
また、不倫が原因で離婚に至ったのであれば、離婚時に夫から慰謝料を請求されるリスクもあります。

(5)上司の奥さんから慰謝料を請求される

職場での不倫にかぎらず、不倫の代表的なリスクは慰謝料を請求されることですので、上司の奥さんに不倫が知られてしまった場合、慰謝料を請求される可能性があります。
先述のとおり、肉体関係を伴う不倫は基本的に「不貞行為」に該当するため、上司の奥さんは、法律上あなたに慰謝料を請求できるのが原則です。
不貞行為の慰謝料の相場は、不倫が原因で離婚に至った場合にはおよそ100万~300万円程度、離婚しない場合には数十万~100万円程度となっています(裁判上の相場)。
ただし、不貞行為の慰謝料請求が認められるには、一定の条件を満たす必要があります。

次のような場合には、慰謝料の請求が認められない可能性があります。

  • 不倫関係が始まった時点で、すでに不倫相手である上司の夫婦関係が破綻していた
  • 上司が既婚者であることを知らず、既婚者だと気付かなかったことに落ち度もない
  • 奥さんが、すでに自分の夫(あなたの不倫相手である上司)から十分な慰謝料を受け取っている

同じ職場で働く上司との不倫であれば、既婚者とは知らなかったという言い分は通用しない可能性が高いでしょう。

また、不貞行為の慰謝料を請求するには、原則として肉体関係を示す証拠が必要です。
そのため、不倫相手である上司が、自分の奥さんに対し不倫を認めておらず、奥さんの握っている証拠が不十分なのであれば、慰謝料の支払いを免れる可能性があります。

上司との不倫がバレてしまった場合の対処法

上司との不倫が発覚し、奥さんから慰謝料を請求されるなどのトラブルが発生したら、弁護士に相談することをおすすめします。
既婚者と知りながら自分の意思で肉体関係を持ったのであれば、基本的に不倫相手の奥さんに慰謝料を支払う法的義務があります。
しかし、裏を返せば、不倫によって生じる法的義務は基本的に慰謝料の支払いのみです。
激怒した上司の奥さんから、土下座や退職を求められたとしても、言うとおりにする義務はありません。

弁護士に相談・依頼する重要性

早めに弁護士に相談し、対応を依頼すると、慰謝料の額を最小限にするよう交渉したり、脅迫や恐喝まがいの行為を注意してもらえたりするため、トラブルの悪化を防ぐことにつながります。

慰謝料の金額を下げてもらえることはあるのですか?

請求する側は、裁判上の相場を超える金額を請求してくることが少なくないため、最初に請求された金額よりも低い金額で示談できることはよくあります。

また、不貞行為の慰謝料は、不倫していた期間の長短や、不倫相手の夫婦に幼い子どもがいるかどうかなどによって増減することがあります。

交渉の際には、裁判例を持ち出して相手を説得することもあります。裁判上の相場を大きく超える金額を請求された場合、相場や減額事由に詳しい弁護士に減額交渉を依頼すれば、支払う慰謝料の減額を期待できるでしょう。

たとえば、次のような事情があれば、慰謝料の減額要素として考慮される可能性があります。

  • 不倫していた期間が短い
  • (不倫相手の)夫婦の婚姻期間が短い
  • 夫婦の間に幼い子どもがいない
  • 積極的に誘ってきたのは不倫相手のほうだった
不倫期間が長いと慰謝料は高くなる?金額に影響を与える7つの要素

また、慰謝料を支払ったとしても、 不倫相手の奥さんが、職場に不倫の事実を暴露しないか不安に感じる方もいるでしょう。
その際には、 口外禁止を約束してもらえるよう交渉し、慰謝料の内容を記載した示談書に、口外禁止条項についても記載しておくことをおすすめします。

弁護士に依頼すれば、示談書の作成まで任せられます。

不倫がバレて慰謝料を請求された!弁護士との相談の流れとは?

【まとめ】上司との不倫はリスクが大きいため、発覚したら早めに弁護士に相談を

今回の記事のまとめは次のとおりです。

  • 上司と部下は一緒に仕事するため、不倫関係に陥るきっかけが多数ある
  • 社内不倫は周囲にバレやすく、一度発覚すれば人間関係や仕事に大きな支障が生じかねない
  • 上司の奥さんに不倫が発覚すると、慰謝料を請求されるリスクもある
  • 不倫発覚によりトラブルが生じたら、弁護士に相談するとよい

職場の上司とは一緒に過ごす時間や機会が多いため、既婚者と知りながら惹かれてしまうこともあるでしょう。
しかし、不倫にはさまざまなリスクや影響が生じ得るため、のめり込んで抜け出せなくなってしまう前に関係を清算しておくことをおすすめします。
そして、いざ慰謝料を請求されるといったトラブルが生じた場合には、弁護士への相談・依頼を検討するとよいでしょう。

アディーレ法律事務所では、不倫慰謝料を請求された事件の相談料は何度でも無料です。
また、当該事件につき、原則として、成果を超える弁護士費用の負担はないため、費用倒れの心配はありません。
(以上につき、2024年6月時点)

不倫の慰謝料請求をされてお悩みの方は、不倫の慰謝料請求への対応を得意とするアディーレ法律事務所へご相談ください。

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