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勤務の記録がなくとも、アスベスト(石綿)訴訟で和解成立

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2020年2月10日、「勤務していたことを証する記録がない」という事例において、アスベスト(石綿)訴訟で和解が成立しました。
勤務記録なしで和解が成立することは珍しく、今後の和解への影響の有無が注視されるところです。
本件和解について弁護士が解説します。

本事件の概要

報道によれば、本事件の概要は以下の通りです。

  • 1966年 原告の母親は、アスベスト(石綿)を扱う建材メーカーの工場で6ヶ月間勤務
  • 2005年 原告の母親は、「じん肺」と診断され、一昨年死亡。

原告は、母親が肺の病気になって亡くなったのは、勤務先の工場でアスベスト(石綿)の粉塵を吸い込んだためであると主張して、国に対して、損害賠償請求をしていました。

上記メーカー側からの説明では、「1966年に原告の母親が上記工場で働いていたという記録が残っていない」ということで、勤務記録を入手できませんでしたが、

  • 生前の原告の母親から聴取した勤務状況
  • 原告の話

を踏まえて、国が1430万円を払うことで、和解が成立しました。

参考:アスベスト訴訟で男性が国と和解|NHK NEWS WEB

勤務記録なしに和解が成立するのは珍しい

工場型アスベスト(石綿)訴訟において、国と和解して賠償金を受け取るためには、一定の要件を満たす必要があります。

その要件の一つとして、次のものがあります。

1958年5月26日~1971年4月28日までの間に、局所排気装置を設置すべき石綿工場内において、アスベスト(石綿)粉じんにばく露する作業に従事したこと

厚生労働省によれば、上記を含む各要件を満たすことについて、

証拠によって確認できることを条件として、和解手続きを進める

引用:アスベスト(石綿)訴訟の和解手続について|厚生労働省

としています。
そのため、上記の勤務の記録を客観的に証明する書類が必要となってくるのが原則です。

日本年金機構の「被保険者記録照会回答票」があれば、勤務の記録を客観的に証明するのに役立ちますが、これも入手できず、他に客観的な証拠がない場合は、原則として和解が困難となる傾向にあります。

この点、今回の事件では、勤務の記録の客観的記録なしに和解が成立しており、珍しいケースといえます。

どのような場合に、客観的記録なしに和解が成立するかは明らかではありませんが、
「勤務の客観的記録が全くない」場合でも、「例外的に和解できることがある」
という点において、アスベスト(石綿)の被害者の方には朗報といえます。

参考・引用:アスベスト(石綿)訴訟の和解手続について|厚生労働省

【まとめ】アスベスト(石綿)被害に関してのご相談はアディーレ法律事務所へ

今回の事件は、勤務の記録の客観的記録がなくとも、

  • アスベスト(石綿)被害で亡くなった方からの勤務状況の聴取、
  • 亡くなった方の子の話から、

国が責任を認めて和解したという点で特筆すべき点があります。

アディーレ法律事務所では、アスベスト(石綿)訴訟の賠償金請求をお取り扱いしております。
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