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B型肝炎給付金|B型肝炎ウイルスによる肝硬変とは?

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kiriu_sakura

「B型肝炎から、肝硬変になるって本当?」

B型肝炎ウイルスの持続感染者(キャリア)のうち約10%の方が慢性肝炎を発症するといわれています。
慢性肝炎が長期化すると、肝臓が線維化し、肝硬変となる可能性があります。

本記事では、

  • B型肝炎ウイルスとは?
  • B型肝炎ウイルスによる肝硬変とは?
  • B型肝炎給付金とは?

について、弁護士が解説します。

この記事の監修弁護士
弁護士 大西 亜希子

香川大学、早稲田大学大学院、及び広島修道大学法科大学院卒。2017年よりB型肝炎部門の統括者。また、2019年よりアスベスト(石綿)訴訟の統括者も兼任。被害を受けた方々に寄り添うことを第一とし、「身近な」法律事務所であり続けられるよう奮闘している。東京弁護士会所属。

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B型肝炎ウイルスとは?

B型肝炎ウイルスは、B型肝炎という肝臓の炎症の原因となるウイルスです。
B型肝炎ウイルスに感染した場合、短期間の感染におわる一過性感染と長期間にわたって感染した状態が継続する持続感染に分けられます。
B型肝炎ウイルスに感染した場合のほとんどは一過性感染となりますが、免疫機能が未発達な幼少期に感染すると持続感染となることがあります。

一過性感染の場合、何らの自覚症状がなくそのまま治癒する場合(不顕性感染)もあれば、全身倦怠感や黄疸を伴う急性肝炎を発症する場合もあります。急性肝炎の発症者のうち1~2%の方は、死亡率の高い劇症肝炎を起こすことがあります。

持続感染の場合、約10%の方が慢性肝障害を発症しますが、多くの方は、慢性肝障害を発症することなく生涯を過ごします。

B型肝炎ウイルスによる肝硬変とは?

B型肝炎ウイルスに感染することによって発症する肝硬変とはどのようなものなのでしょうか?

(1)肝硬変とは?

肝硬変とは、肝臓が線維化し、硬くなる病気をいいます。
肝硬変は、肝不全症状の有無により、「代償性肝硬変」と「非代償性肝硬変」に分けられます。

代償性肝硬変とは、初期肝硬変であり、肝不全症状がみられない肝硬変です。この段階では、正常な肝細胞がある程度残っており、この正常な肝細胞が破壊された肝細胞の働きを補うため、多くの場合、自覚症状がありません。

これに対して、非代償性肝硬変とは、黄疸、腹水、下腿浮腫、肝性脳症といった肝不全症状がみられる肝硬変です。この段階に至ると、残された正常な肝細胞では、破壊された肝細胞の働きを補うことができないため、様々な自覚症状がでてくることになります。

肝硬変の重症度の判定には、「Child-Pugh(チャイルド・ピュー)分類」という評価指標が用いられます。このChild-Pugh分類では、肝硬変の重症度が分類A~Cの3段階に分けられており、分類Aが代償性肝硬変、分類Bと分類Cが非代償性肝硬変に該当します。

次の表は、Child-Pugh分類による計算表になります。

項目\点数1点2点3点
脳症なしⅠ~Ⅱ度Ⅲ度以上
腹水なし治療効果あり治療効果なし
血清ビリルビン値(mg/dL)2.0未満2.0~3.03.0超
血清アルブミン値(g/dL)3.5超2.8~3.52.8未満
プロトロンビン活性値(%)70超40~7040未満
Child-Pugh分類A:スコア合計5~6点
Child-Pugh分類B:スコア合計7~9点
Child-Pugh分類C:スコア合計10~15点

(2)B型肝炎ウイルスによって肝硬変を発症する理由は?

肝硬変は、肝細胞の破壊と再生が長期間にわたって繰り返されることによって発症します。

肝臓は、高い再生力を持っており、一部の肝細胞が破壊されても、他の肝細胞が細胞分裂をして増殖することによって短期間のうちに元の状態まで回復します。
そのため、肝炎を発症して肝細胞が破壊されても、肝炎が短期間にとどまれば、すぐに回復します。

しかし、肝臓の再生力にも限界があり、肝炎が長期化して、肝細胞の多くが壊死・線維化してしまうと、元の状態まで回復させることができなくなり、肝硬変に進展してしまいます。

B型肝炎ウイルスの持続感染者のうち、約10%がB型慢性肝炎を発症すると言われています。B型慢性肝炎は、B型肝炎ウイルスを原因として肝炎が6ヶ月以上継続する慢性肝疾患です。

B型慢性肝炎を発症すれば必ず肝硬変に進展するというわけではありませんが、B型慢性肝炎が長期間継続してしまうと、肝細胞の破壊と再生が長期間にわたって繰り返されることになります。そして、肝細胞の多くが壊死・線維化してしまい、B型肝硬変に進展しまうことがあります。

(3)B型肝硬変の治療は?

肝硬変そのものを治療できる薬剤は現在のところはないといわれています。通常は、それ以上の進展を防止することに主眼が置かれます。

B型肝硬変の場合には、核酸アナログ製剤(エンテカビル(バラクルード)、ベムリディ、テノゼット等)の長期継続治療が行われます。核酸アナログ製剤はB型肝炎ウイルスの増殖を抑制する薬です。B型肝炎ウイルスの増殖が抑制されれば、肝炎が鎮静化するため、肝細胞の線維化の進行を止めることになります。

また、Child-Pugh分類Cまで肝硬変が進展してしまった場合には、予後に貢献できる治療は肝移植のみであると考えられています。

B型肝炎給付金とは?

B型肝炎給付金とは、集団予防接種等を原因としてB型肝炎ウイルスに持続感染してしまった方に対して、国から支払われる給付金です。
日本国内のB型肝炎ウイルス持続感染者は110万人以上いるとされており、そのうち40万人以上が幼少期に受けた集団予防接種等が原因であると考えられています。

B型肝炎ウイルスによって肝硬変を発症した方は、B型肝炎給付金の受給対象者として、300万~3600万円の給付金を受給することができるかもしれません。
B型肝炎給付金の受給要件等について、詳しくは次の記事をご覧ください。

B型肝炎給付金とは?もらえる条件や金額について弁護士が詳しく解説
B型肝炎訴訟の対象者に必要な検査・書類とは?対象外となるケース

参考:B型肝炎訴訟について(救済対象の方に給付金をお支払いします)|厚生労働省

B型肝炎訴訟の手続きは弁護士に依頼することなく、自分だけで行うことも可能です。自分だけで手続きを進めることができれば、弁護士費用の節約にもなります。

ただし、証拠集めには、専門知識が必要になりますし、多大な労力や時間をかけなければならないケースも少なくありません。
また、国を相手に国家賠償請求訴訟という裁判を提起した上で、期日には出廷し、国との和解協議に対応する等の必要もあります。

想像していた以上に手続きを進めることが難しく、時間がかかることから、自分だけで手続きを進めてみたものの、結局請求を断念してしまったというケースもあります。
B型肝炎訴訟を自分だけで行うか、弁護士に依頼するか迷っている方については、次の記事をご覧ください。

B型肝炎訴訟を自分でやってみようと考えている方へ向けた2つの判断ポイント

【まとめ】慢性肝炎を発症している方は、肝硬変を発症する可能性がある

本記事をまとめると次のようになります。

  • 肝硬変とは、肝臓が線維化し、硬くなる病気をいう
  • B型肝炎ウイルスの持続感染者のうち約10%は、慢性肝炎を発症するといわれている。慢性肝炎が長期化すると、肝臓が線維化し、肝硬変を発症することがある
  • B型肝炎ウイルスによって肝硬変を発症した方は、B型肝炎給付金の受給対象者として、300万~3600万円の給付金を受給することができる可能性がある

アディーレ法律事務所はB型肝炎訴訟の資料収集の代行(※)から、B型肝炎訴訟、同給付金の申請まで全て代わりに行います。
(※)母子手帳など、弁護士では収集できない一部資料を除きます。

また、アディーレ法律事務所では、B型肝炎訴訟・給付金請求に関し、着手金、相談料はいただいておらず、原則として報酬は給付金受け取り後の後払いとなっております。

そのため、当該事件についてアディーレ法律事務所にご依頼いただく場合、原則としてあらかじめ弁護士費用をご用意いただく必要はありません。

さらに、弁護士に依頼して、B型肝炎訴訟で和解した場合には、国から弁護士費用の一部として、訴訟手当金(給付金の4%)が支給されます。

※以上につき、2022年3月時点

B型肝炎訴訟・給付金請求に関しては、B型肝炎訴訟・給付金請求を得意とするアディーレ法律事務所にご相談ください。

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