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「大阪で残業代請求をしたいなら|弁護士が教える6つのステップ」

作成日:
LA_Ishii

※この記事は、一般的な法律知識の理解を深めていただくためのものです。アディーレ法律事務所では、具体的なご事情によってはご相談を承れない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

残業代が支払われていない。そんな思いを抱えながら、毎日長時間労働を続けていませんか?
大阪で働く皆さん、我慢する必要はありません。残業代はしっかり支払ってもらいましょう。本記事では、残業代請求の具体的な方法を6つのステップで、弁護士がわかりやすく解説します。
未払い残業代の請求は、単なる金銭の問題ではありません。それは、あなたの労働環境を改善し、労働力の搾取を許さずに豊かな人生を送るための第一歩です。

アディーレ法律事務所は、大阪に4つの支店があります(大阪、なんば、堺、枚方)。お電話での相談も可能ですので、残業代請求でお悩みの方は一度ご相談ください。

この記事を読んでわかること

  • 残業代請求をするための6つのステップ
  • 残業代請求の相談先

ここを押さえればOK!

この記事は、大阪で働く人々に向けて、未払い残業代の請求方法を6つのステップで解説しています。

1. 請求可能額の正確な計算:残業代の計算式、割増率、残業時間の把握方法を説明
2. 残業代請求の時効確認:支払日から3年で消滅時効となるため、早めの請求が重要
3. 証拠の効果的な収集:雇用契約書、就業規則、給与明細書、タイムカードなどの証拠収集が重要
4. 大阪での相談先:大阪労働局総合労働相談コーナー、労働基準監督署、弁護士などの相談先を紹介
5. 請求の流れの把握:初回弁護士相談から解決までのタイムラインを説明
6. 請求時の心構えと注意点:在職中か退職後かのタイミング検討、証拠収集、時効への注意などを解説

大阪で残業代請求についてお悩みの方は、一度アディーレ法律事務所にご相談ください。

残業代請求・退職代行・不当解雇に関するご相談は何度でも無料

会社とのやり取りは弁護士におまかせ!

些細な疑問や不安、お気軽にご相談ください!

この記事の監修弁護士
弁護士 山内 涼太

東京大学法学部・東京大学法科大学院卒。アディーレ入所後は未払残業代請求事件をメインに担当し、2022年より労働部門の統括者。「自身も同じ労働者だからこそ、労働者の方々に寄り添える」との信念のもと、より多くのご依頼者様を、より良い解決へ導くことを目標に尽力している。東京弁護士会所属。

ステップ1:請求可能額を正確に計算しよう

残業代の正確な計算は、請求の基礎となります。
以下の3つのポイントを押さえることで、適切な請求額を算出できます。

(1)残業代を求める計算式

残業代は、次の計算式で求めます。

【残業代の額 = 1時間当たりの基礎賃金 × 割増率 × 残業時間】

1時間あたりの基礎賃金は、一定の手当(通勤手当、家族手当など)を除いた月の給与(基礎賃金)を、月の所定労働時間で割って計算します。

時間外労働(1日8時間以上、週40時間以上の労働)、休日労働(法定休日の労働)、深夜労働(22時~5時の労働)をした場合には、法令で定められた割増率の賃金を受け取ることができます。基本的な割増率は下記の通りです。

  • 時間外労働(月60時間以下):25%以上
  • 時間外労働(月60時間超え):50%以上
  • 休日労働:35%以上
  • 深夜労働:25%以上

時間外労働(月60時間以下)かつ、深夜労働の場合には、各割増率を足した率である50%以上の割増率となります。

(2)残業時間の正確な把握

正確な残業時間を把握し、残業代を請求するためには、証拠が必要です。
労働時間については、正確に記録されるように、タイムカードなどでしっかりと管理します。
残業代請求の証拠については、あとで詳しく説明します。

(3)具体的な計算例

1時間当たりの基礎賃金が1500円として、次のケースの残業代の計算をしてみます。

【20時間の平日残業をした場合(深夜帯の労働はない)】
1500円 × 1.25 × 20時間 = 37500円

【60時間の平日残業(うち深夜帯20時間)をした場合】
1500円 × 1.25 × 40時間 = 7万5000円
1500円 × 1.5 × 20時間 = 4万5000円
合計:12万円

ステップ2:残業代請求の時効を確認しよう

残業代請求には時効があるため、早めに請求することが重要です。

残業代を請求する権利は、支払日から3年で消滅時効にかかります(今後5年に延長される可能性があります)。
月払いで給与が支払われている場合には、毎月支払日が来ることに、3年以上前の残業代請求権は消滅時効にかかって請求することが難しくなります。

残業代は、なるべく早く請求するようにしましょう。

ステップ3:証拠を効果的に収集しよう

残業代請求の成否は証拠の質と量に大きく左右されます。
効果的な証拠収集が請求成功の鍵となります。
以下のような証拠を集めましょう。

  • 雇用契約書
  • 就業規則
  • 賃金規程
  • 給与明細書
  • タイムカードの写し
  • Web打刻のスクリーンショット
  • 日報などの写し

自分で集められるだけの証拠を集めましょう。
集めた証拠は紛失しないよう、紙媒体だけでなく、デジタルデータなどでも保存しておきます。
手元に証拠がなくても、弁護士に依頼して弁護士から会社に証拠の開示を求めることで、証拠が得られることがあります。
証拠がなくてもあきらめずに、一度残業代請求を扱っている弁護士に相談してみるとよいでしょう。

ステップ4:大阪での相談先を知ろう

大阪には様々な相談窓口があり、状況に応じて適切な相談先を選ぶことが重要です。

(1)大阪労働局総合労働相談コーナーの活用法

大阪労働局総合労働相談コーナーは、労働問題全般の相談に対応する無料の窓口です。

  • 場所:大阪市中央区大手前4-1-67 大阪合同庁舎第2号館8階
  • 電話:06‐7660‐0072
  • 相談時間:平日 9:00〜17:00(火曜日のみ18時まで)

利用のポイント

  1. 事前に相談内容をまとめておく
  2. 関連する資料(タイムカード、給与明細など)を用意する
  3. 相談内容をメモし、アドバイスを記録する

参考:「総合労働相談コーナー」のご案内|大阪労働局

(2)大阪府内の労働基準監督署の役割と連絡先

労働基準監督署は、労働基準法など労働関連の法律違反の申告を受け付け、調査を行う機関です。

主な役割

  1. 労働条件に関する監督指導
  2. 労働基準関係法令の違反に対する是正指導
  3. 労働災害の調査と再発防止指導

大阪には、複数の労働基準監督署があります。使用者である会社の所在地が管轄となりますので、管轄の労働基準監督署を調べたうえで、相談してみるとよいでしょう。

労働基準監督署は、法令違反について会社に対して指導などを行いますが、個別的な紛争解決をサポートしてくれるわけではありません。労働基準監督署に相談しても解決に繋がらないときは、弁護士への相談も検討ください。

参考:労働基準監督署管轄地域と所在地一覧|大阪労働局

(3)弁護士に相談して解決を目指す

残業代は発生するのか、発生するとして具体的にいくらになるのか、残業代請求するのに証拠は十分かなどは、個別具体的な状況により異なります。
ご自身の状況に応じた法的な見解を聞きたい場合や、実際に残業代請求をしてほしい場合には、弁護士への相談をお勧めします。

【選び方のポイント】

  1. 残業代請求を積極的に扱っている法律事務所かどうか
  2. 費用体系が明確か
  3. 相談時の対応や説明の分かりやすさ

ステップ5:請求の流れを把握しよう

残業代請求の流れを理解することで、見通しを持って行動できます。一般的な流れと、解決方法の選択基準を押さえましょう。

【初回相談から解決までの具体的なタイムライン】

  1. 初回相談(1日):弁護士に状況を説明し、方針を決定
  2. 依頼(1日~数日):弁護士と残業代請求について委任契約を結ぶ
  3. 証拠収集・整理(1か月)):タイムカード、メール等の証拠を整理
  4. 請求額の算定(1か月):弁護士と共に正確な請求額を計算
  5. 実際に残業代を請求する(数週間):会社に対して正式に書面で請求
  6. 会社からの回答待ち(2週間〜1ヶ月):会社の対応を確認
  7. 交渉(1〜3ヶ月):会社と直接交渉または弁護士を通じて交渉
  8. 労働審判または訴訟(3〜12ヶ月以上):合意に至らない場合
    交渉で解決する場合でも、最低でも3ヶ月程度かかることが一般的です。

ステップ6:請求時の心構えと注意点を押さえよう

残業代は、仕事をやめなくても請求することができます。しかし、多くの人が退職のタイミングで残業代を請求します。
次の注意点を抑えて、どのように残業代を請求すればいいか、事前に計画を立てるようにしましょう。

【注意点】

  1. タイミングの検討:
    • 在職中の請求:証拠収集が容易だが、職場環境悪化のリスクあり
    • 退職後の請求:心理的負担は軽いが、証拠収集が困難になる可能性あり
  2. 退職前の準備:
    • 必要な証拠を確実に収集(タイムカード、日報、就業規則など)
    • 退職理由を整理(残業代未払いが原因の場合は記録を残す)
  3. 退職後の行動:
    • 速やかに弁護士に相談
    • 退職金や未払い賃金の清算を確認
  4. 時効への注意:消滅時効にかかる前に請求する必要があるので、早めの行動が重要

【まとめ】大阪での残業代請求はアディーレ法律事務所へご相談を

残業代請求は、正確な計算、適切な証拠収集、時効の理解が鍵となります。
大阪で残業代請求についてお悩みの方、労働局や弁護士など、頼れる相談先が複数あります。
1人で悩むことはやめて、一度相談だけでもしてみませんか。
まずは、残業時間を正確に記録し、集められる証拠を集めたうえで、相談してみてください。

アディーレ法律事務所は、残業代請求に関し、相談料、着手金ともにいただかず、原則として成果があった場合のみ報酬をいただくという成功報酬制です。
そして、原則として、この報酬は獲得した残業代からのお支払いとなり、あらかじめ弁護士費用をご用意いただく必要はありません。

また、当該事件につき、原則として、成果を超える弁護士費用の負担はないため費用倒れの心配がありません。

残業代請求でお悩みの方は、残業代請求に詳しいアディーレ法律事務所へご相談ください。

この記事の監修弁護士
弁護士 山内 涼太

東京大学法学部・東京大学法科大学院卒。アディーレ入所後は未払残業代請求事件をメインに担当し、2022年より労働部門の統括者。「自身も同じ労働者だからこそ、労働者の方々に寄り添える」との信念のもと、より多くのご依頼者様を、より良い解決へ導くことを目標に尽力している。東京弁護士会所属。

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