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【最新版】交通事故のむちうち慰謝料相場ガイド|弁護士が解説

作成日:
LA_Ishii

※この記事は、一般的な法律知識の理解を深めていただくためのものです。アディーレ法律事務所では、具体的なご事情によってはご相談を承れない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

「むちうちの慰謝料っていくらぐらいもらえるの?」 「保険会社から提示された金額が適正なのかわからない…」 「慰謝料を少しでも増やす方法はないの?」

このような疑問や不安を抱えている方は少なくありません。

むちうちの入通院慰謝料の相場は症状や通院期間の長短などによって数万~数十万が一般的ですが、場合によっては100万円を超えるケースもあります。同じようなむちうちの症状でも、これから紹介する増額のポイントを知っているどうかで慰謝料額が大きく変わってくる可能性があります。

このコラムでは、弁護士の視点から、むちうちの慰謝料相場や増額のポイントなどを詳しく解説します。ぜひ最後までお読みください。

ここを押さえればOK!

むちうちの入通院慰謝料は通院期間によって異なり、例えば他覚所見のあるむちうちで1か月通院の場合は、弁護士基準で最大28万円とされています。後遺障害慰謝料は後遺障害等級により異なり、12級の場合は自賠責基準で94万円、弁護士基準で290万円、14級の場合は自賠責基準で32万円、弁護士基準で110万円です。

慰謝料を増やすためには弁護士が使う基準(弁護士基準)を用いることが効果的です。弁護士に依頼することで、当初の保険会社の提案よりも大幅に慰謝料が増額されるケースもあります。少しでも多くの慰謝料を受け取りたい方は、アディーレへご相談ください。

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むちうちの慰謝料相場はいくら?

むちうちの慰謝料は、入通院慰謝料と後遺障害慰謝料に分けられます。
ここでは、入通院慰謝料と後遺障害慰謝料それぞれの慰謝料相場を簡単に説明しましょう。

(1)入通院慰謝料の相場(1か月・3か月・6か月通院した場合)

交通事故でむちうちになり、後遺症が残らなかった場合の慰謝料相場は、実際の通院日数や入通院期間によって決まります。ただし、症状の程度も考慮されます。

(1-1)むちうちで1か月通院した場合

総治療日数が30日(1か月)、実際の通院日数が8日(週2回程度)である場合の相場は次のとおりです(被害者側に過失がない場合)。

自賠責の基準弁護士の基準
入通院慰謝料6万8800円他覚所見あり:28万円
他覚所見なし:19万円

(1-2)むちうちで3か月通院した場合

総治療日数が90日(3か月)、実際の通院日数が24日(週2回程度)である場合の相場は次のとおりです(被害者側に過失がない場合)。

自賠責の基準弁護士の基準
入通院慰謝料20万6400円他覚所見あり:73万円
他覚所見なし:53万円

(1-3)むちうちで6か月通院した場合

総治療日数が180日(6か月)、実際の通院日数が48日(週2回程度)である場合の相場は次のとおりです(被害者側に過失がない場合)。

自賠責の基準弁護士の基準
入通院慰謝料41万2800円他覚所見あり:116万円
他覚所見なし:89万円
交通事故の慰謝料とは|種類や相場、いつもらえるのかなど弁護士が徹底解説

(2)後遺障害慰謝料の相場

むちうちで後遺症が残った場合には、後遺症慰謝料が支払われることになります。むちうちによる後遺症の程度次第で金額が大きく変わってきます(被害者側に過失がない場合)。

自賠責の基準弁護士の基準
後遺障害12級94万円290万円
後遺障害14級32万円110万円

後遺障害等級とは、後遺症の症状の程度を表したものです。交通事故のむちうちの場合には後遺障害14級が認定されることが多いです。後遺障害14級について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

後遺障害14級9号とは?認定されるための4つのポイントと慰謝料の相場

交通事故によるむちうちの慰謝料を少しでも増やす5つのポイント

ここまで交通事故によるむちうちの慰謝料の相場を紹介してきましたが、実は同じむちうちでも人によって慰謝料額が全然違ってくることがあります。ここでは、むちうちの慰謝料額を少しでも多くもらうための5つのポイントを紹介します。

<交通事故の慰謝料額を少しでも増やすための5つのポイント>

  • 弁護士基準を使って慰謝料を請求する
  • 医師の指示に従って継続的に通院する
  • 症状をしっかりと医師に伝える
  • 後遺症が残ったら後遺障害等級認定の申請をする
  • 加害者側の主張・提案を鵜呑みにしない

それぞれ見ていきましょう。

(1)少しでも多くの慰謝料を受け取るには弁護士基準を使う

少しでも多くの慰謝料を受け取りたいと考えている場合には、弁護士の基準を使うのがおすすめです。

交通事故による慰謝料などの計算基準は低いほうから「自賠責保険の基準」「任意保険の基準」「弁護士の基準(裁判所の基準)」の3つがあり、保険会社が提示してくる金額は一番低い「自賠責保険の基準」で計算している場合が多いです。

弁護士が示談交渉に介入すれば、通常では一番高い「弁護士の基準」で慰謝料額などを計算するため、結果として適切な賠償金額で示談することが期待できます。当初、保険会社から提示された賠償金額と比べると、2倍、場合によっては3倍近くまで増額されるケースもあります。

(2)医師の指示に従って継続的に通院する

医師の指示に従って継続的に通院するようにしましょう。

入通院慰謝料は、基本的には入通院期間や入通院日数に応じて慰謝料が算定されます。
そのため、入通院慰謝料を増額させるためには、通院頻度を増やし、少しでも長い期間通院した方がいいのではないかと勘違いされる方がいます。

しかし、医師の指示のない必要以上の通院かせぎは、加害者側の保険会社から不必要な通院との指摘を受け、入通院慰謝料や治療費などが(必要な通院だったものも含めて)減額されてしまう可能性があります。

【弁護士が解説】追突事故によるむち打ち治療の通院頻度と慰謝料の関係

(3)整骨院や接骨院への通院は医師の指示に従う

整骨院や接骨院への通院は、医師の指示に従うようにしましょう。

医師の指示や許可なく整骨院や接骨院に通うと、保険会社から「整骨院や接骨院への通院は治療に必要のない行為だった」とみなされ、治療費や慰謝料が減額される可能性があります。整形外科の医師に整骨院や接骨院に通いたい理由を伝え、指示・許可を受けたうえでそれを保険会社に伝えるようにしましょう。

また、整骨院や接骨院に通っているからと言って、病院への通院をやめてしまうことはNGです。整形外科に通うのをやめれば治療を続ける必要性がないのではないかと保険会社に疑われ、治療費や慰謝料が減額されてしまうるおそれがあります。

交通事故で整骨院に通院していい?整形外科との違いと賠償金の注意点

(4)後遺症が残ったら後遺障害等級認定の申請をする

後遺症が残ったら、後遺障害等級認定の申請を行うようにしましょう。

残った症状が後遺障害であると認められると、その障害に関する損害を加害者側へ請求することができます。そのため、適切な後遺障害等級の認定を受けることが重要です。

交通事故のむち打ちで腰痛が残った場合に後遺障害に認定されるケースとは?

(5)加害者側の保険会社の主張・提案を鵜呑みにしない

加害者側の保険会社の主張・提案を鵜呑みにしないようにしましょう。保険会社の言うことであれば正しいということはありません。実際、弁護士が交渉すると保険会社が提示した過失割合や示談金額が変わることはよくあることです。

例えば、加害者側の保険会社の提案する示談額は弁護士が適正と考える額よりも低い金額である可能性があります。弁護士が交渉したことで当初加害者側の保険会社の提案していた金額よりも増額したケースが多くあります。

加害者側の提示する示談額に納得がいかなければ、すぐに弁護士に相談するようにしましょう。

交通事故で保険会社が嫌がることとは?想定されるトラブルと解決法

交通事故でむちうちになった方が慰謝料を獲得した事例を紹介

ここでは、交通事故でむちうちになった方が慰謝料を獲得した実際の事例について紹介します。

(1)弁護士が交渉したことで約24万円➡約71万円に増額に成功

信号待ちで停止中の普通乗用車の助手席に乗車していたYさんは、後方から来た普通乗用車に追突されるという交通事故にあってしまいました。この事故により、Yさんは頸椎捻挫のケガを負いました(後遺障害なし)。

その後、加害者側の保険会社から示談金額が提示されましたが、示談金額が低く感じ、弁護士へ依頼することにしました。

依頼を受けた弁護士は早速示談交渉を開始しました。当初、保険会社は、Yさんの通院回数が少ないことから入通院慰謝料の増額に消極的でした。そこで、弁護士は Yさんの精神的苦痛の大きさを主張し、粘り強く交渉しました。その結果、賠償金の総額として、当初保険会社から提案されていた賠償金の約3倍にあたる金額の獲得に成功しました。

また、早期解決を目指して交渉したところ、ご依頼いただいてから2ヵ月足らずで解決することができました。

(2)むちうちで後遺症が残った!弁護士が交渉したことで約190万円増額

Sさんは乗用車を運転中、信号待ちのため停止していました。そこへ後方から来た加害者車両に追突されるという交通事故にあい、Sさんは頸椎捻挫(むちうち)、右肩打撲のケガを負いました。その後、約6ヵ月間の通院期間を経たものの、頸部の痛みと右肩痛、右肩の可動域制限が残ってしまいました(後遺障害14級9号認定)。

しばらくすると、保険会社から示談の提案がありましたが、Sさんは適正な金額なのか不安になり、弁護士に依頼することにしました。

依頼を受けた弁護士は保険会社との交渉を開始しました。保険会社は当初、示談金額の引き上げに難色を示していましたが、弁護士の粘り強い交渉でトータル約190万円以上の増額に成功しました。

むちうちの慰謝料に関するよくある質問(Q&A)

最後に、むちうちの慰謝料に関するよくある質問に答えます。ぜひ参考にしてください。

(1)むちうちの治療費が打ち切られたら、どうすればいい?

被害者を治療しているのは医師であって、保険会社ではありません。保険会社が治療の必要性を決める立場ではないのです。

ケガが完治したのか、症状固定に至っているのか、治療を終了してもよいのか、まずは医師の指示に従いましょう。

交通事故の治療期間はいつまで?保険会社の治療費打ち切りの対処法

(2)むちうちの慰謝料はいつもらえる?

慰謝料などの賠償金の受けとりは、原則として、示談が成立してから2週間程度経ってから加害者側の保険会社から振り込まれることが多いです。

ただ、「示談が成立するまで待てない」「少しでも早くお金を受けとりたい」という方には、示談より前にお金を受けとる方法として、「仮渡金」や「被害者請求」、「内払い」などの制度もあります。

交通事故の慰謝料はいつもらえる?支払を早める方法や注意点も解説

【まとめ】むちうちの入通院慰謝料の相場は数万~数十万が一般的ですが、場合によっては100万円を超えるケースも|弁護士へ相談がおすすめ

むちうちの入通院慰謝料相場は症状や通院期間により数万~数十万が一般的ですが、場合によっては100万円を超えるケースもあります。

適切な慰謝料を受け取るには、医師の指示に従った継続的な通院、症状の正確な伝達、後遺障害認定の申請が重要です。特に、弁護士基準での請求や弁護士による交渉が慰謝料増額の鍵となります。

不安や疑問がある場合は、早めに弁護士に相談することをおすすめします。交通事故の被害による賠償金請求をアディーレ法律事務所にご相談・ご依頼いただいた場合、弁護士費用をあらかじめご用意いただく必要はありません。

弁護士費用特約が利用できない方の場合、相談料0円、着手金0円、報酬は、獲得できた賠償金からいただくという成功報酬制です(途中解約の場合など一部例外はあります)。

弁護士費用特約を利用する方の場合、基本的に保険会社から弁護士費用が支払われますので、やはりご相談者様・ご依頼者様にあらかじめご用意いただく弁護士費用は原則ありません。

※なお、法律相談は1名につき10万円程度、その他の弁護士費用は300万円を上限にするケースが多いです。実際のケースでは、弁護士費用は、この上限内に収まることが多いため、ご相談者様、ご依頼者様は実質無料で弁護士に相談・依頼できることが多いです。

(以上につき、2025年6月時点)

交通事故の被害にあって賠償金請求のことでお悩みの場合は、交通事故の賠償金請求を得意とするアディーレ法律事務所にご相談ください。

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