「アスベスト(石綿)訴訟の手続きを弁護士に依頼したいんだけれど、費用ってどれくらいになるの?生活が苦しく弁護士費用を用意できない……」
弁護士に依頼する場合の費用は、大別すると、1.相談料、2.着手金、3.報酬、4.実費に分かれます。
実は、アスベスト訴訟に関しては、1.相談料、2.着手金を無料としている事務所が多くあります。また、報酬についても、賠償金や給付金が支給された後に、お支払いいただくいう仕組みがとられている事務所も多くあります(支給されない場合は、報酬ゼロ)。
そのため、法律事務所によっては、手持ちのお金に余裕がなくとも、安心して、賠償金や給付金の受給手続を弁護士に依頼することが可能となります。
この記事を読んでわかること
- アスベスト訴訟にかかる弁護士費用
- アスベスト訴訟の手続きを弁護士に依頼した場合の費用の相場
アディーレ法律事務所
同志社大学、及び、同志社大学法科大学院卒。2009年弁護士登録。アディーレに入所後、福岡支店長、大阪なんば支店長を経て、2022年4月より商品開発部門の統括者。アディーレがより「身近な法律事務所」となれるよう、新たなリーガルサービスを開発すべく、日々奮闘している。現在、神奈川県弁護士会所属
そもそも弁護士費用ってどういう仕組みになってるの?
そもそも弁護士に依頼する場合の費用の仕組みはどのようになっているのでしょうか?
弁護士に依頼する場合の費用は、一般的に、1.相談料、2.着手金、3.報酬、4.実費に分かれます。
(1)相談料
相談料とは、弁護士に対して法律相談をする際にかかる費用です。弁護士に依頼する場合、通常、まず最初に法律相談をして、弁護士から法的見解やアドバイス等を受けつつ、その弁護士に依頼するかどうかを決めます。
(2)着手金
着手金とは、弁護士に事件を依頼した段階で支払う費用です。この着手金は、事件の結果に関係なく、原則として成功・不成功を問わず返金はされません。
(3)報酬
報酬とは、弁護士に依頼した事件が成功に終わった場合に、事件終了の段階で支払う費用です。着手金とは異なり、報酬の支払いが必要になるのは事件が成功に終わった場合だけであり、事件が不成功に終わった場合には、報酬を支払う必要はありません。
(4)実費
実費とは、事件処理のために実際に出費される費用のことで、資料収集等に必要となる費用や、訴訟を提起する場合に必要となる印紙代等です。この実費については、依頼者が負担するのが通常です。
(5)まとめ

アスベスト訴訟を弁護士に依頼した場合の費用の相場は?
アスベスト訴訟の手続きを弁護士に依頼した場合の費用の相場は次のようになっています。
相談料 | 無料のところが多い |
着手金 | 無料のところが多い |
報酬 | 賠償金ないしは給付金額の20%前後を報酬とするところが多いが、手続きによって異なる。また、賠償金や給付金支給後にその中から支払えばよいとする後払い制が多い。 |
実費 | 印紙代や外部機関への資料請求にかかる費用は依頼者負担 |
※2025年5月時点での情報となります
アスベスト訴訟をアディーレ法律事務所に依頼した場合の費用は?
ここで、アスベスト訴訟の手続きをアディーレ法律事務所に依頼した場合の費用についてご説明します。
(1)相談料・着手金は無料
アディーレ法律事務所では、アスベスト訴訟に関する法律相談は、何度行っていただいても無料です。
また、アスベスト訴訟の手続きを弁護士に依頼する場合、着手金も無料となっています。
そのため、手持ちのお金に余裕がない方であっても安心して弁護士に依頼することができます。
(2)報酬
報酬については、原則として(※)、賠償金や給付金を受給した後に、その中からお支払いしていただくという仕組みをとっています。
報酬は後払い制なので、賠償金や給付金の受給まで原則として弁護士費用の心配をすることなく受給手続を進めることができます。
報酬額は、工場労働者型アスベスト訴訟の場合、賠償金(損害賠償金+遅延損害金)の22%(税込)となります。
また、建設労働者型アスベストの給付金申請の場合の報酬額は、支払われた金額の19.8%(税込)となります。
(3)事務手数料・実費
事務手数料は2万2000円(税込)です。また、ご依頼いただいた手続きの内容によっては、印紙代など訴訟をする際の実費がかかります。
ただし、報酬と同じく、事務手数料と実費も、原則として(※)賠償金や給付金を受給できた場合に、その中からお支払いただくという仕組みをとっています。
その他、外部機関への資料収集費用は、都度、依頼者の方の自己負担となります。
※委任事務を終了するまでは契約を解除できます。この場合には、例外として成果がない場合にも解除までの費用として事案の進行状況に応じた弁護士費用をお支払いいただく可能性もございます。
(4)労災保険、石綿健康被害救済制度への申請手続の代行も可能
アディーレ法律事務所では、労災保険のへ申請手続、及び石綿健康被害救済制度への申請、異議申立手続の代行も行っています。
こちらの報酬額は、給付総額の16.5%(税込)です。
(5)報酬は安心の後払い制
相談料・着手金が無料で、原則として報酬も支給された給付金の中から支払えばよいので、あらかじめ経済的な余裕がなくても、アスベスト訴訟の手続きを弁護士に依頼することが可能です。

※委任事務を終了するまでは契約を解除できます。この場合には、例外として成果がない場合にも解除までの費用として事案の進行状況に応じた弁護士費用をお支払いいただく可能性もございます。
【まとめ】弁護士費用は依頼する事務所によって異なる
今回の記事をまとめると次のとおりです。
- 弁護士費用の内訳は、大別すると、1.相談料、2.着手金、3.報酬、4.実費に分けられる
- 事務所によって弁護士費用は異なるが、相談料や着手金は無料、報酬は後払い制というところも多い
- アディーレ法律事務所にアスベスト訴訟の手続きを依頼する場合、相談料と着手金は無料で、報酬は安心の後払い制
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