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【弁護士が解説】浮気を許して復縁するときに注意したい5つのこと

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リーガライフラボ

※アディーレ法律事務所では様々な法律相談を承っておりますが、具体的な事情によってはご相談を承れない場合もございます。予め、ご了承ください。

「浮気されてしまったけど、離婚はしたくない!でも、復縁してもまた浮気されたらどうしよう…」

浮気が原因で離婚をしてしまうケースはよくあることです。
一方で、仮に浮気をされたとしても、離婚することなく、婚姻を継続するケースも実は多いのです。離婚には、相当の費用やエネルギーがかかることを見込まないといけないですし、子どもの問題が関連してくる場合もあるからです。
この記事が、配偶者の浮気を許して復縁するか迷われている方の参考になれば幸いです。

今回の記事では、浮気を許して復縁するときに注意したい次の5つのことについて弁護士が解説します。

  • まずは自分の気持ちを見つめ直す
  • 浮気を許して復縁するメリット・デメリット
  • 復縁するか迷った場合のチェックポイント
  • 復縁すると決めたら守るべきポイント
  • 浮気の再発防止策
この記事の監修弁護士
弁護士 池田 貴之

法政大学、及び学習院大学法科大学院卒。アディーレ法律事務所では、家事事件ドメイン(現:慰謝料請求部)にて、不貞の慰謝料請求、離婚、貞操権侵害その他の男女トラブルを一貫して担当。その後、慰謝料請求部門の統括者として広く男女問題に携わっており、日々ご依頼者様のお気持ちに寄り添えるよう心掛けている。第一東京弁護士会所属。

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浮気されたけれど復縁すべき?まずは自分の気持ちを見つめ直す

配偶者の浮気が発覚した直後は、誰しも大きなショックを受けて頭が真っ白になってしまいます。
ですから、すぐに復縁するか離婚するかを決めずに、じっくり自分の気持ちを見つめ直す時間をとる方がよいでしょう。
「復縁か離婚か」という二択で考えるよりも、「自分がこれからどういった生活をしていきたいか」「数年後にどういう気持ちで過ごしていきたいか」という観点で考えることをお勧めします。
そうすると、おのずと選ぶべき道が見えてくるでしょう。

浮気を許して復縁することのメリット・デメリット

ご自身の判断に後悔しないためには、浮気を許して復縁するメリットとデメリットを知っておくことが大切です。
では、それぞれに関して解説していきます。

(1)浮気を許して復縁することのメリット

浮気が起こった原因をよく検証して、お互いが努力し、浮気問題を乗り越えることで、以前よりも強い信頼関係が築けることがあります。
そうすれば、離婚や引っ越しなどの煩雑な手続きを取らなくて済むことになりますし、子どもへの影響も防げることになります。
離婚をすると、シングルマザー・シングルファーザーとして子どもを養育することになりますので、人によっては経済的に苦しくなってしまうことがあります。
離婚をしてしまうと経済的に不安な場合、復縁を選ぶことで生活を維持できることにもなるでしょう。

(2)浮気を許して復縁することのデメリット

浮気された側は、また浮気されるのでは?という不安につきまとわれることが考えられます。
以前に浮気された際の状況が、何度も頭の中をよぎってしまうといったフラッシュバックに悩まされるかもしれない、という不安もあるでしょう。
さらに、形式的な復縁に終わり、夫婦間の不和が続けば、かえって子どもに悪影響を与えてしまうケースもあります。

浮気から復縁しても大丈夫?判断に迷う場合のチェックポイント

たとえば、DVがある場合など、復縁について特に慎重に判断すべきケースもあります。
復縁を検討する方がチェックしておきたいポイントを紹介します。

(1)DVの有無

DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、夫婦や恋人など親密な関係にある(あった)者からの身体に対する暴力、またはこれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動をいいます。

また、子どものいる前で自分に暴力を振るうのは、DVにあたるだけではなく、子どもの心を傷つけるため、たとえ子どもに直接暴力を振るっていなくても児童虐待にあたります。
そのため、DVがある場合は、容易に復縁を決めるべきではないでしょう。
DVは決して愛情の裏返しではありません。身の危険を感じた場合には、すぐに警察や専門機関の相談窓口、弁護士などに相談しましょう。

(2)浮気の回数

浮気を繰り返されている場合にも、復縁には慎重になった方がよいでしょう。浮気性な人は、いつまでたっても治らないケースも多いからです。
今回は許しても、万が一また浮気されたらどうするか、などということも考えてみてください。
「この人はもう浮気しない」と判断したのであれば、その具体的根拠は何か、あるいは、具体的な浮気防止策はあるのか、といった点も考えてみると良いでしょう。

浮気性を治す方法について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

(3)浮気相手が妊娠していないか

もし夫が浮気して、その浮気相手が妊娠し、夫が浮気相手との子どもを認知した場合、その子どもは夫の財産を相続する権利を持つことになります。
その場合、法律上は、夫婦間の子どもも、浮気相手との子どもも、同じだけ相続分を持つことになっています。
また、子どもを認知した場合、認知した父親は養育費を払わなければなりません。
したがって、離婚しないのであれば、浮気相手との子どもに支払う養育費が、その子どもが経済的に自立するまで家計を圧迫し続けることにもなりかねません。

浮気相手が妊娠している場合は、この点も含めてよく考えておくべきでしょう。

養育費について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

養育費とは?支払期間や不払いへの対処法などを弁護士が解説

(4)配偶者に反省の色が見られるか

そもそも、配偶者に復縁するつもりはあるのでしょうか。
浮気がバレたにもかかわらず、反省もせずに浮気にのめり込んで浮気相手と同棲を始めてしまったり、生活費も払ってもらえなくなったりしたら、離婚を考えざるを得なくなってしまうこともあります。
一方で、配偶者が浮気を反省して、「自分を許して復縁してほしい」と言ってきたり、早く帰宅する、スマホのパスワードを共有するなど、態度でも反省の姿勢が伺えるのであれば、しばらくの間は様子を見てみても良いかもしれません。あなたの気持ちを気遣い、過去の浮気を心から反省している姿勢が感じられれば、復縁に前向きになっても良いかもしれません。

浮気を許して復縁すると決めたら守りたいポイント

浮気を許して復縁すると決めたら、次の内容に気をつけることが大切です。

(1)浮気の原因について冷静に話し合う

まずは、どうして浮気をしてしまったのか、根本的な問題を探るのがよいでしょう。
コミュニケーションが不足して寂しかった、性生活のあり方に満足できなかった、配偶者の愛情を感じ取れずに不安だった、自分の存在価値を認めてほしかったなど、さまざまな理由で人は浮気に走ります。
浮気した側が悪いのはもちろんですが、浮気された側が改善できることもあります。浮気の原因について話し合って、その原因を解消する努力をしていくことが大切になります。

(2)次はないことをはっきり伝える

自分が浮気されて感じたこと(傷ついた、悲しかった、怒りに震えた、など)を説明し、「今回は許すけれどもう次はない」という旨をはっきりと伝えましょう。

(3)一度許したら浮気のことを蒸し返さない

浮気問題がすべて片付いたら、そのあとは浮気の話を蒸し返さないことが重要です。
浮気を発見したときの気持ちなどがよみがえってつらい気持ちになることがあるかもしれませんが、何度も浮気の話を蒸し返され、ことあるごとに責められたら、配偶者はあなたと夫婦関係を継続していく自信を失ってしまうかもしれません。
復縁することを決意したのであれば、今後は浮気の話を蒸し返して、配偶者を必要以上に責めてしまわないように心掛けるとよいでしょう。

復縁後に二度と浮気をさせないためにやっておきたいこと

復縁後にもう二度と浮気をさせないようにするには、やはりしっかりとけじめをつけておくことが大切です。
そこで、次では、浮気の再発防止策をご紹介します。

(1)浮気相手との接触をやめさせる

同じ相手との浮気を再発させないように、浮気相手と配偶者の接触を禁止しておきましょう
そうした接触禁止の約束については、違反した場合には違約金を支払うよう約束させられる場合もあります。
したがってこの場合は、浮気相手も交えて話し合った方が良いでしょう。
接触禁止について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

(2)けじめとして慰謝料を請求する

不貞行為(自由な意思で配偶者以外の人と肉体関係を持つこと)の事実があれば、原則として配偶者の浮気は民法709条の不法行為に該当し、不法行為の被害者は、加害者に対して損害賠償を請求することができます。つまり、被害者である浮気された側の配偶者は、加害者である浮気した側の配偶者及びその浮気相手に対し、損害賠償として慰謝料を請求できることになるのです。

慰謝料といえば離婚のときに請求するものというイメージがあるかもしれませんが、婚姻を継続する場合でも、請求することはできます。
浮気発覚後も婚姻を継続する場合、浮気相手にのみ慰謝料を請求することが多いです。
浮気をした配偶者に請求しても、今後も婚姻を継続して家計を共有するわけですから、結局自分が自分の家庭に請求するような形になってしまうからです。
けじめとして浮気相手に慰謝料を支払ってもらうことは、浮気の再発防止としての効果も期待できる可能性があります。

浮気相手への慰謝料請求について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

浮気相手だけに慰謝料請求したい場合に知っておくべきリスクや請求方法についてくわしく解説

(3)示談書を作成しておく

接触禁止の要求や慰謝料の請求を行う場合は、示談書を作成し、取り決めの内容をしっかりと書面に残しておくことが大切です。
示談書は、あとで「そんな内容の約束はしていない」などといったトラブルが起こらないよう、論理的かつ明確に記載されている必要があります。
これらを検討している方は、トラブルを避けるため、まずは弁護士に相談するのがおすすめです。

示談書作成について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

不倫示談書に書くべき7つの項目とトラブル回避のための4つの注意点

【まとめ】浮気を許して復縁するなら二度と浮気されないように対策しておきましょう!

今回の記事のまとめは次のとおりです。

  • 浮気されても復縁すべきか迷う場合のチェックポイント
    1. DVの有無
    2. 浮気の回数
    3. 浮気相手が妊娠していないか
    4. 配偶者がどこまで本気か
  • 浮気の原因を冷静に話し合い、次はないことをはっきり伝えて許すことにしたのなら、蒸し返さないようにしましょう
  • 復縁後に二度と浮気をさせないためにやっておきたいこと
    1. 浮気相手との接触をやめさせる
    2. けじめとして慰謝料を請求する
    3. 示談書を作成しておく

配偶者の浮気を許し、関係を継続するのには、かなりの寛容さと覚悟が必要なはずでしょう。
浮気をした側にも、しっかり覚悟を持って改心してもらうことが大切です。
復縁後の生活を安心して送るためのけじめとして、浮気相手への慰謝料の請求を検討してみてはいかがでしょうか。

アディーレ法律事務所では、浮気の慰謝料請求につき、相談料、着手金をいただかず、原則として成果があった場合のみ報酬をいただくという成功報酬制です。
原則として、この報酬は獲得した賠償金等からのお支払いとなりますので、あらかじめ弁護士費用をご用意いただく必要がありません。
また、当該事件につき、原則として、成果を超える弁護士費用の負担はないため費用倒れの心配がありません。

(以上につき、2022年12月時点)

浮気の慰謝料請求でお悩みの方は、浮気の慰謝料請求を得意とするアディーレ法律事務所へご相談ください。

この記事の監修弁護士
弁護士 池田 貴之

法政大学、及び学習院大学法科大学院卒。アディーレ法律事務所では、家事事件ドメイン(現:慰謝料請求部)にて、不貞の慰謝料請求、離婚、貞操権侵害その他の男女トラブルを一貫して担当。その後、慰謝料請求部門の統括者として広く男女問題に携わっており、日々ご依頼者様のお気持ちに寄り添えるよう心掛けている。第一東京弁護士会所属。

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※本記事の内容に関しては執筆時点の情報となります。

※¹:2024年4月時点。拠点数は、弁護士法人アディーレ法律事務所と弁護士法人AdIre法律事務所の合計です。

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