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デザイナーはなぜ残業が多い?長時間労働と残業代未払いの実態とは

作成日:更新日:
kiriu_sakura

「デザイナーとして働いているけれど、残業がとても多い。
デザイナーは残業が多い職種だから仕方ないとは思っているけれど、残業代がきちんと支払われていないのが気掛かりだな……。
デザイナーでも残業代を支払ってほしい!」

デザイナーは残業が多い職種です。
その理由には、残業が当たり前という風潮があるなどのことがあります。
また、裁量労働制などの契約形態を理由に残業代を支払ってもらえないケースもあります。

しかし、そのような理由にかかわらず、残業代を支払ってもらえるケースはあります。

この記事では、次のことについて弁護士が解説します。

  • デザイナーの残業時間の実態
  • デザイナーに残業が多い独自の理由
  • デザイナーにおける残業代未払いの実態
  • 未払い残業代問題を弁護士に相談・依頼するメリット
この記事の監修弁護士
弁護士 髙野 文幸

中央大学卒、アディーレ入所後は残業代未払いの案件をメインに担当し、2018年より労働部門の統括者。「労働問題でお悩みの方々に有益な解決方法を提案し実現すること」こそアディーレ労働部門の存在意義であるとの信念のもと、日々ご依頼者様のため奮闘している。東京弁護士会所属。

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デザイナーの残業時間の実態

デザイナーの残業時間や、残業が多いデザイナーの職種についてご説明します。

(1)デザイナー職の残業時間はどれくらい?

ある大手転職サイトが調査した職種別の残業時間ランキングによると、出版、広告、Web、映像関連のデザイナーの月平均残業時間は、「19.2時間」という結果でした。

この調査における平均残業時間は「20.6時間」でした。
このため、デザイナーの残業時間はほぼ平均的といえます。

(2)残業が多いデザイナーの職種

先ほどご紹介したデータはあくまでも平均の残業時間です。
実際にデザイナーが働く現場では、残業時間が多い職種や時期があります。

「デザイナー」と一言で言っても、広告、ファッション、Web、出版、工業、インテリア、グラフィックなど、さまざまなデザイナーがあります。
この中でも、特に残業が多いという声が大きいのは、Web制作会社に勤めるWebデザイナーや、広告代理店勤務のデザイナーです。

Webデザイナーは少なくとも1日1時間、多いときは1日4~5時間ほど残業することもあります。
納期に間に合わない場合や忙しい時期は、仕事を終えて会社を出るのが24時を回ることも珍しくありません。

また、広告代理店では、広告やCMの制作に携わるということもあり、締切は厳守するのが基本です。
それにもかかわらず、タイトなスケジュールや急な変更・修正依頼が入ることもあります。
そうなれば、残業してでも対応せざるを得ません

デザイナーに残業が多い独自の理由

このように、デザイナーは残業が多い仕事ですが、デザイナーに残業が多いことには他の職種にはない独自の理由もあります。
デザイナーが残業せざるを得ない理由を、労働環境と職業の性質に分けて解説します。

(1)残業せざるを得ない労働環境

デザイナーの残業理由のひとつには、残業せざるを得ない労働環境があります。
具体的には次のようなものです。

  • 納期が短い
  • クライアントに対応しなければならない
  • 下請けの案件が多い
  • 残業が当たり前という風潮がある

(1-1)納期が短い

デザイナーの仕事は、一般的には納期が決められているものです。
このため、納期に間に合うよう業務を進めることが基本となります。

デザイナーの仕事が関わる商品やサービスの発表日が決まっていたり、キャンペーンの時期などが決まっている場合などは、納期のスケジュールが短くなりやすいです。
これらは、公開日が決まっている以上、残業してでも間に合わせる必要があります。

このように、納期が短い仕事が立て込んだ場合には、残業が増えることにつながりやすいです。

(1-2)クライアントに対応しなければならない

デザイナーの仕事は、クライアントにも影響されます。
例えば、納期内にデザインが完成したとしても、クライアントのチェックでOKをもらわなければなりません。
クライアントの対応が遅いこともありますし、クライアントからの修正依頼などの対応に追われることもあります。
このように、クライアントへの対応などによって残業が増えることもあります。

(1-3)下請けの案件が多い

デザイナーの仕事には、次の2つのパターンがあります。

  • クライアントから直接依頼される「直請け」
  • 広告代理店などを通す「下請け」

デザイナーの仕事には、下請けの仕事も多くあります。
下請けの場合には、広告代理店のチェックが入るため、直請けよりも業務の進み方が遅くなります。
また、クライアントからの戻りが遅い場合もあります。
このようなこともあり、下請けで行うデザイナーの業務については残業が発生しやすくなります。

(1-4)残業が当たり前という風潮がある

デザイナーの業界には「残業が当たり前」という風潮があるということも、残業が多い理由のひとつです。

デザイナーの業界には、「デザイナーだから残業が多いのは仕方ない」という風潮が定着している傾向があります。
「残業が多いと思う人はデザイナーに向かない」という意見を持つ人もいるほどです。
特に、がむしゃらに働くのが当たり前だったバブル景気を経験した年代のデザイナーは、残業を肯定する傾向にあるといえます。

(2)職業の性質による影響

デザイナーの職業の性質によって残業が増えるということもあります。

(2-1)実務経験の不足

デザイナーの中には、実務経験が十分にはないという方もそれなりの数います。
実務経験が少ない新人は、ベテランと比べて制作に時間がかかります。

デザインは経験がものをいうため、仕事に慣れるまでは残業をするのもやむを得ないという事情があるのです。

(2-2)クオリティの追求

クリエイティブ職であるデザイナーは、「クオリティを徹底的に追求するべき」という現場の雰囲気があると言えます。
また、制作物を満足できるようなクオリティにするには、ひたすらにデザインに取り組むのが良いという考え方もあります。

いいものを作るには時間が必要であることは確かです。
しかし、そのような考え方は、労働時間についての意識が欠けてしまうことにもつながります。
このことも、残業が多い要因のひとつです。

デザイナーにおける残業代未払いの実態

デザイナーには、通常の契約形態の下で残業代が支払われていないという方も多くいます。

このほか、デザイナーには、契約形態に応じて残業代が未払いになっている実態があります。
残業代未払いの問題を生じやすい契約形態には、次の2つがあります。

  • 裁量労働制
  • 固定残業代制

(1)裁量労働制の問題点

企業に勤めるデザイナーは、「裁量労働制」という契約形態で働いているケースがあります。

「裁量労働制」とは、いつからいつまで何時間働くかを労働者の自由な裁量に委ねて、一定の時間を働いたものとみなす労働時間の制度です。
例えば、どれだけ働いたかに関わらず1日8時間働いたものとみなすという場合には、実際には10時間働いたとしても、8時間しか働いたものとみなされません。

このような裁量労働制の下では、労働時間が労働者の裁量に委ねられることもあって、長時間労働になりやすい傾向にあります。

裁量労働制の問題は、長時間労働だけではありません。
裁量労働制の問題として、「裁量労働制の場合には一切残業代が出ない」と取り扱われるというものがあります。
しかし、裁量労働制の場合であっても残業代がもらえる可能性はあります。

例えば、裁量労働制が採用されていたとしても、深夜労働(原則22~5時の労働)に対する残業代は支払われます。
このような残業代が支払われていない場合には、会社に対して残業代を請求することができます。

裁量労働制について、詳しくはこちらをご覧ください。

裁量労働制とはどのような制度?残業代や休日手当などを解説

(2)固定残業制の問題点

「固定残業代制」とは、あらかじめ一定時間残業したものとみなしたうえで、固定額の残業代を支払う契約形態のことです。

固定残業代制を採用している場合、「すでに一定時間分の残業代を支給しているのだから、追加で残業代を支払う必要はない」と主張する企業も多いです。
しかし、このような考え方は誤りです。

固定残業制の下では、あらかじめみなされた残業時間を超えた場合、会社は労働者に対して追加で残業代を支払わなければなりません。

例えば、月10時間のみなし残業時間に対して固定残業代が支払われている場合に、月20時間残業したのであれば、その差の10時間分の残業に対する残業代を追加で支払ってもらうことができます。
この分の残業代が支払われていない場合には、会社に対して残業代を請求することができます。

固定残業代制について、詳しくはこちらをご覧ください。

固定残業代とは?みなし残業の違法性や残業代の請求方法も解説!

長時間労働や未払い残業代の問題は弁護士に相談・依頼しよう

通常の契約形態で残業代が支払われていない場合はもちろん、裁量労働制や固定残業代制で本来支払われるべき残業代が未払いの場合には、会社に対して残業代を請求するべきです。

残業代請求は、労働者本人が会社と交渉することもできます。
しかし、残業が多く残業代請求の準備や交渉をする時間がないという方も多くいます。
そのような場合には、残業代請求を弁護士に依頼するのがおすすめです。

弁護士に残業代請求を依頼することには、次のようなメリットがあります。

  • あなたに代わって会社に対して残業代を請求してくれるので、あなたが会社と直接交渉をしなければならない手間や負担が軽減される
  • どのような証拠を集めればいいのか適切に判断してアドバイスしてくれる
  • 複雑な残業代の計算を代わりに行ってくれる
  • 裁量労働制や固定残業代制の場合であっても、残業代請求ができるケースかどうか、豊富な知見に基づいて判断してくれる

お忙しい方はもちろん、少しでも「自分でやるのは負担かな」と思ったら、遠慮なく弁護士に依頼してみてください。
弁護士であればもっとも適切な解決方法をあなたのためにご提案できます!

【まとめ】デザイナーの残業が多い主な理由は「納期の短さ」や「クオリティの追求」

この記事のまとめは次のとおりです。

  • デザイナーは、職種や時期によって残業の多さが異なる。
    Webデザイナーや広告代理店勤務のデザイナーは特に残業が多い。
  • デザイナーは、残業せざるを得ない労働環境にあったり、職業の性質による影響があったりして、残業が多くなりやすい。
  • デザイナーは、通常の労働形態の場合はもちろん、裁量労働制や固定残業代制が採用されている場合にも、適切に残業代が支払われていないケースがある。
  • 長時間労働や未払い残業代の問題は弁護士に相談・依頼するのがおすすめ。
    弁護士に残業代請求を依頼すれば、あなたに代わって会社に対して残業代を請求してくれるので、あなたが会社と直接交渉をしなければならない手間や負担が軽減されるなどのメリットがある。

デザイナーは忙しい仕事。
そのような現実があるのも事実です。
しかし、そのことは本来もらうことができるはずの残業代をもらわないまま済ませてよい理由にはなりません
もらえたはずの残業代をもらわないままにしておくことは、もったいないことです。

ぜひ未払いになっている残業代を請求してみましょう。

アディーレ法律事務所は、残業代請求に関し、相談料、着手金ともにいただかず、原則として成果があった場合のみを報酬をいただくという成功報酬制です。
そして、原則として、この報酬は獲得した残業代からお支払いとなり、あらかじめ弁護士費用をご用意いただく必要はありません
また、当該事件につき、原則として、成果を超える弁護士費用の負担はないため費用倒れの心配がありません。
※以上につき、2022年8月時点

残業代請求でお悩みの方は、残業代請求を得意とするアディーレ法律事務所へご相談ください。

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