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後遺障害4級とは?後遺障害等級認定のメリットと慰謝料を増やす方法

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交通事故によるケガが原因で後遺障害が認定された場合、加害者に対して慰謝料などの賠償金を請求することができます。この記事では、後遺障害4級について、

  • 後遺障害の等級の概要
  • 後遺障害4級の内容
  • 後遺障害4級で請求できる賠償金
  • 慰謝料などを増額させるポイント

を弁護士が解説します。

この記事の監修弁護士
弁護士 村松 優子

愛知大学、及び愛知大学法科大学院卒。2010年弁護士登録。岡﨑支店長、家事部門の統括者を経て、2018年より交通部門の統括者。同年よりアディーレの全部門を統括する弁護士部の部長を兼任。アディーレが身近な存在となり、依頼者の方に、水準の高いリーガルサービスを提供できるよう、日々奮闘している。現在、愛知県弁護士会所属。

後遺障害の等級とは?4級になる後遺症の内容

交通事故に遭い後遺症が残った場合、その症状の重さを認定する基準があります。
交通事故の場合、自動車損害賠償保障法(自賠法)施行令別表第1及び第2が定める後遺障害等級がそれにあたります。
そこでまず、

  • 後遺障害の等級の概要
  • 4級と認められる後遺症の内容

について説明します。

(1)後遺障害の等級は16種類

交通事故によりケガをした場合、医学的にこれ以上回復できない後遺症が残ることがあります。
この後遺症について、自賠責保険の基準で障害の等級を認定されたものを後遺障害といいます。
医師の治療および症状固定の診断を受けた後、所定の審査を経て後遺障害の等級が決められます。
後遺障害は、症状の部位と程度・深刻度によって、

  • 「要介護」の1~2級
  • 「介護不要」の1~14級

の等級に分類されます。

「要介護」とは、神経機能や精神の障害により、日常生活に介護が必要な状態のことをいいます。大まかにいうと、要介護1級は日常生活の全てに介護が必要な状態、要介護2級は日常生活のほとんどに介護が必要な状態を指します。
「介護不要」については、1級の症状がもっとも重く、症状が軽くなるに従って2級、3級……と等級が下がっていきます。

参考:後遺障害等級表|国土交通省

(2)後遺障害4級の分類

後遺障害4級は、最も重い1級から数えて4番目の等級です。後遺障害の中ではかなり重い障害といえます。
後遺障害4級は、症状の部位ごとにさらに1~7号に分かれています。
以下、各号の内容を見ていきます。

(2-1)【1号】両眼の視力が0.06以下になったもの

交通事故で眼を強打するなどにより、両眼の視力が0.06以下になった状態です。
裸眼ではなく、メガネやコンタクトを付けたときの矯正視力が0.06以下になった場合を指します。
0.06以下とありますが、正確にいうと0.02を超えて0.06までの範囲を指します。0.02以下になると等級は2級に上がります(失明した場合は1級)。

(2-2)【2号】咀嚼及び言語の機能に著しい障害を残すもの

「咀嚼」とは、口の中で食べ物をかみ砕くことです。
アゴ周りのケガや、脳や神経の損傷により、柔らかいものしか食べられなくなった状態がこれにあたります。
言語障害については、子音を発音する「口唇音」・「歯舌音」・「口蓋音」・「咽頭音」という4種類の発音方法のうち、2種類の発音方法ができなくなった状態を指します。
これら咀嚼機能と言語機能の両方に障害が残った場合に、4級2号と認定されます。

(2-3)【3号】両耳の聴力を全く失ったもの

「両耳の聴力を全く失った」とは、以下のいずれかの状態を指します。

  • 両耳の平均純音聴力レベルが90dB以上
  • 両耳の平均純音聴力レベルが80dB以上で、かつ最高明瞭度が30%以下

聴力検査には、「ピー」といった単純な音を聴き取れるかを調べる純音検査と、言葉を聴き取れるかを調べる明瞭度検査があります。
これらの検査の結果、上記のいずれかにあたると4級3号と認定されます。

(2-4)【4号】一上肢をひじ関節以上で失ったもの

片腕をひじ関節より上の部分から失った場合を指します。
利き腕かどうかにかかわらず認定されます。

(2-5)【5号】一下肢をひざ関節以上で失ったもの

片足をひざ関節より上の部分から失った場合を指します。
利き足がどうかにかかわらず認定されます。

(2-6)【6号】両手の手指の全部の用を廃したもの

両手の手指すべての用を廃した状態です。
「用を廃した」とは、親指は第1関節から根もと、他の指では第2関節から根もとの可動域が2分の1以下になった場合を指します。
の一部切断に加え、神経が切れて指が動かない麻痺状態の場合も含まれます。
なお、片手のみの場合は等級が下がります(7級)。

(2-7)【7号】両足をリスフラン関節以上で失つたもの

リスフラン関節とは、かかととつま先の中央にある関節、つまり足の甲の部分を指します。
両足のリスフラン関節からつま先までの部分を失った場合がこれにあたります。
なお、片足のみの場合は等級が下がります(7級)。

後遺障害4級の認定を受けるメリット

交通事故で後遺症が残っても、それだけで賠償金が請求できるわけではありません。所定の機関(通常は、損害保険料率算出機構)に申請し、等級認定を受けることによって、さまざまな賠償金を請求することが可能になります。
そこで次に、後遺障害4級の等級認定を受けるメリットを説明します。

(1)後遺障害慰謝料を請求できる

交通事故でケガをした場合、加害者(通常は、事故の相手方が加入している保険会社)に対して、治療費や入通院慰謝料を請求できます。
後遺障害の等級認定を受ければ、これらとは別に後遺障害慰謝料(=後遺障害により被った精神的苦痛に対する賠償)を請求できます。
これが、後遺障害の等級認定を受けるメリットの1つ目です。
なお、後遺障害慰謝料の金額を算出する基準としては、

  • 自賠責の基準
  • 任意保険の基準
  • 弁護士の基準(裁判所の基準ともいいます)

の3つがありますが、どの基準を用いるかによって慰謝料の額が変わります。

3つの基準を金額の大きい順に並べると、多くの場合、

弁護士の基準>任意保険の基準>自賠責の基準

となります。

例えば後遺障害4級の場合、後遺障害慰謝料の目安は、

  • 自賠責の基準:737万円
  • 任意保険の基準:各保険会社による(自賠責の基準よりやや高い程度)
  • 弁護士の基準:1670万円

となります(いずれも、2020年4月1日以降に起きた事故による場合)。

被害者が、自分自身(または加入している保険会社の示談代行サービス)で示談交渉を行うと、相手方の保険会社は、自賠責の基準や任意保険の基準を用いた金額を提示し、話をまとめようとしてきます。
これに対し、被害者に代わって弁護士が示談交渉を行う場合は、より高額な弁護士の基準が用いられます。
弁護士が交渉することで、相手方の保険会社に対し「訴訟を起こされるかもしれない」というプレッシャーを与えることができ、弁護士の基準に沿った高額な慰謝料で合意する流れを作りやすいのです。
この点から、交通事故にあった際には示談交渉を弁護士に依頼するのがおすすめです。

(2)逸失利益を請求できる

後遺障害等級の認定を受けるメリットの2つ目は、逸失利益を請求できるようになることです。
逸失利益とは、後遺障害によって得られなくなった将来の利益のことをいいます。
例えば、ピアニストとして生計を立てている人が、交通事故により指にケガをし、後遺障害のためピアノを弾くことができなくなってしまった場合、ピアノの演奏により将来得られるはずだったのに得られなくなってしまった収入をいいます。

逸失利益の金額は、

基礎収入×後遺障害による労働能力喪失率×労働能力喪失期間に対応するライプニッツ係数

という計算式で算出します。

「基礎収入」は、原則として交通事故以前の収入の金額が採用されます。
「労働能力喪失率」とは、後遺障害により労働能力がどの程度失われたのか、その割合をいいます。後遺障害等級ごとに定められており、4級の場合の労働能力喪失率は92%とされています(つまり、100%のうち、残された労働能力が8%しかない状態)。もっとも、これは目安の側面があり、裁判等では実際の喪失率が何%であるかをめぐって争われることが多いです。
「ライプニッツ係数」とは、被害者が将来得られたはずの利益を前もって受け取ったことで得られた利益(利息など)を控除するための数値です。

(3)自身が加入している保険会社にも保険金を請求できる

後遺障害等級認定を受けるメリットの3つ目は、被害者ご自身が加入している傷害保険や自動車保険などからも保険金が受け取れることです。
具体的には、傷害保険の後遺障害保険金、自動車保険の搭乗者傷害保険金などです。

後遺障害4級の認定を受けるときのポイント

後遺障害の等級認定を受ける際のポイントは次のとおりです。

(1)病院の通院を継続する

等級認定を受けるには、医師から症状固定と認められなければなりません。
途中で通院をやめると、症状固定の診断が受けられず、等級認定が受けられない可能性があります。治療は、最後まできちんと受けるようにしましょう。

(2)被害者請求で申請する

後遺障害等級認定の申請方法には、

  • 事前認定
  • 被害者請求

の2つがあります。

このうち、事前認定は加害者側の保険会社に手続きを任せるもので、不利な結果になることもあります。
これに対し、被害者請求は医師の意見書や障害の状態を伝える陳述書など、提出書類を自分で用意できます。また、書類の内容も自分自身で把握できるので、認定結果に納得できる可能性が高くなります。

後遺障害認定の申請について詳しくはこちらをご覧ください。

(3)慰謝料などを増やすには弁護士に依頼

加害者との示談交渉を弁護士に依頼するメリットとしては、

  • 最も金額の高い弁護士の基準の金額を受け取れる可能性が高くなる
  • 逸失利益でも増額が期待できる上に、金額に納得がいかない場合は相手方の保険会社と交渉してくれる
  • 後遺障害等級認定の申請において、書類を揃える作業なども任せられる

などが挙げられます。

後遺障害4級で総額8600万円以上の賠償金を獲得した事例

ここで、実際のケースをご紹介します。
駐車場内で歩行中に車に衝突されたOさん(女性・34歳)は、自分自身で後遺障害の等級認定を申請中、今後に不安を感じてアディーレ法律事務所に相談されました。
その後、等級についての結果が出たものの、一部認められていない障害がありました。弁護士が調査すると、必要な検査を受けられていなかったことが判明しました。
その後、適切な検査を経て症状が認められ、4級を獲得することに成功。
さらに、自身の過失割合についても争われましたが、20%から15%に引き下げることにも成功し、結果、8600万円以上の賠償金を獲得し示談が成立しました。

【まとめ】後遺障害4級の慰謝料請求でお悩みならアディーレ法律事務所にご相談ください

後遺障害4級は、重い障害の部類に入るといえます。
後遺障害等級認定を受けると、慰謝料や逸失利益、保険金の請求など金銭面のメリットがあります。
加害者側の保険会社が申請する事前認定より、被害者請求で申請したほうが、納得できる結果を得やすくなります。
後遺障害診断書の作成や慰謝料の交渉などを弁護士に依頼すると、被害者側にとって納得のいく結果を得られる可能性が高くなります。
交通事故被害による後遺障害にお悩みの方は、アディーレ法律事務所にご相談ください。

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弁護士 村松 優子

愛知大学、及び愛知大学法科大学院卒。2010年弁護士登録。岡﨑支店長、家事部門の統括者を経て、2018年より交通部門の統括者。同年よりアディーレの全部門を統括する弁護士部の部長を兼任。アディーレが身近な存在となり、依頼者の方に、水準の高いリーガルサービスを提供できるよう、日々奮闘している。現在、愛知県弁護士会所属。

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