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交通事故で同乗者がケガをしたらどうなる?慰謝料の請求先や補償の範囲を確認

作成日:
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週末、Aさんは仕事仲間4人とキャンプに出かけました。現地へは、Bさんの運転する車に同乗させてもらうことに。大自然の中バーベキューを満喫し、すっかりリフレッシュした4人は、帰りもBさんの運転で家路につくことにしました。
ところが、そろそろ4人の住む町が近づいてきたそのとき、脇道から飛び出してきた軽自動車がBさんの車に接触。急ブレーキをかけた際、助手席に座っていたAさんは膝を強打し、2週間通院する羽目になってしまいました。
こんなとき、Aさんは誰に慰謝料を請求できるのでしょうか?
今回は、交通事故で同乗者がケガをした場合の

  • 慰謝料の請求先
  • 保険で補償される範囲

について弁護士が解説します。

車に同乗者がいるときに交通事故が起きたら慰謝料は誰に請求できるか?

車に家族や友人等の同乗者がいるときに交通事故にあい、同乗者がケガをすることがあります。こうした場合、同乗者の受けた精神的損害(=痛い・つらいといった苦痛)について、慰謝料が発生します。
では、この慰謝料は誰に対して請求できるのでしょうか。

(1)同乗者は運転者と事故の相手方に慰謝料を請求できる

車の同乗者として交通事故で死傷すると、同乗者(またはその遺族)は、

  • 運転者
  • 交通事故の相手方

に対して慰謝料請求ができます。
交通事故は、運転者が単独で起こした事故等を除き、運転者と相手方の双方によって引き起こされるものだからです。

(2)運転者と相手方には不法行為について共に損害賠償責任が生じる

同乗者が交通事故で運転者に慰謝料を請求できるのは、運転者に不法行為の責任が発生するためです。
不法行為とは、故意(=わざと)または過失(=ついうっかり)による違法行為から被害者に損害を与えることをいい、交通事故もそのひとつです。
交通事故は、車を運転する人間どうしによって引き起こされるものなので、事故を起こした車両の運転者双方に共同不法行為(=2人以上で1つの不法行為を行うこと)が成立します。
加害者、つまり運転者と相手方には、被害者である同乗者に対し、自らが与えた損害について同等の賠償責任が生じることになるのです。
その際、同乗者は、運転者と相手方いずれに対しても、損害賠償としての慰謝料を請求できます(ただし、二重取りはできません)。

運転者に過失がない場合

上に述べたように、不法行為とは故意または過失による違法行為をいいます。交通事故は、運転者と相手方双方の過失によって起こる場合がほとんどです。
もっとも、同乗していた車の運転者に過失が全くないこともあります。例えば、信号待ちで停車中に後ろから追突される、いわゆるもらい事故などです。
ではこの場合、同乗者は誰に慰謝料を請求できるのでしょうか。

交通事故の相手方にのみ慰謝料を請求できる

運転者に過失がないときは、運転者に不法行為は成立しません。そのため、損害賠償責任は相手方にのみ生じることになります。通常は、相手方が加入している自賠責保険や、任意で加入している対人賠償責任保険等から慰謝料が支払われることになります。
相手方が保険に加入していないなどの理由で慰謝料を支払えない場合は、運転者が加入する人身傷害保険や搭乗者傷害保険などを活用しましょう。

自動車保険の人身傷害保険と搭乗者傷害保険

人身傷害保険や搭乗者傷害保険といった耳慣れない言葉が出てきました。そこで、これらの保険のしくみを簡単に説明します。

  1. 人身傷害保険
    • 運転者(被保険者)とその家族が、契約中の車もしくは他の車(一定の条件あり)に搭乗中、あるいは歩行中等に自動車事故にあったときに補償される。
    • 家族以外でも契約車に搭乗中であれば補償され、契約している保険金額(例:3000万円)を上限に、慰謝料や治療費など実際の損害額が支払われる。
  2. 搭乗者傷害保険
    • 契約中の車に搭乗中の全員が補償される。
    • あらかじめ決められた一定の金額(例:30万円)が、入通院日数や後遺障害の程度に応じて支払われる。

相手方に過失がない場合

では逆に、相手方に過失がない場合はどうでしょうか。例えば、同乗車の運転者が一方的に他の車に追突したケースや、運転者の運転ミスで電柱に衝突したようなケースです。この場合、同乗者は誰に慰謝料を請求できるのでしょうか。

運転者にのみ慰謝料を請求できる

相手方に過失がない場合には、相手方に不法行為は成立しません。そこで、自分(同乗者)を乗せてくれていた運転者に対してのみ損害賠償請求ができます。
この場合、基本的には、運転者が加入している自賠責保険や任意保険の対人賠償保険から慰謝料の支払いを受けることができます。
また、運転者が人身傷害保険や搭乗者障害保険に加入していれば、これらの保険から支払われることもあります。

相手方に過失がなく、運転者が家族だった場合

では、相手方に過失がない場合で、同乗者と運転者が家族であったとき、ケガをした同乗者は誰に慰謝料を請求できるのでしょうか。

(1)家族には対人賠償責任保険を使えない

同乗者が、運転者の配偶者や子どもといった家族だった場合は、少し扱いが異なってきます。というのも、運転者の家族に対しては、任意保険の対人賠償責任は免責となります。つまり、運転者の任意保険から対人賠償保険金が支払われることはありません。
これはなぜかというと、夫婦や親子は密接な関係にあるため、家族間で相手に損害を与えたとしても、通常はお互いに損害賠償請求をしないだろうと考えられているからです。
もっとも、運転者が人身傷害保険や搭乗者傷害保険に加入していれば、家族かどうかにかかわらず同乗者が補償対象となり、一定の保険金を受け取れます。そこで、通常はこれらの保険や、運転者の加入する自賠責保険から慰謝料が支払われることになります。
ただし、これらの補償だけでは実際の損害額に満たないこともあります。

(2)家族であっても不法行為の責任は免除されない

運転者と同乗者が家族の場合、運転者の加入する任意保険から対人賠償保険金は支払われないと述べました。しかし、運転者は不法行為についての法的責任まで免除されるわけではありません。
そのため、家族であっても運転者に慰謝料を請求すること自体は可能です。
もっとも、上で述べた保険から支払われる金額を超えて、あえて別に慰謝料を請求することは実際にはまれでしょう。

同乗者に過失がある場合

では次に、ケガをした同乗者に過失がある場合、請求できる金額はどう変わるのかを見ていきましょう。
同乗しているだけの者に、交通事故についての過失があるってどういうこと?と不思議に思われた方もいるかも知れません。
たしかに、同乗者が事故の責任を問われることは基本的にはありません。
しかし、状況によっては同乗者も責任を問われることがあり、その場合には相手方からの慰謝料が減額されてしまいます。
代表的には、次の3つの場合です。
これらの場合には、個別の事情により異なりますが、同乗者が請求できる慰謝料は、10~30%程度減額されることがあります。

(1)運転者の飲酒運転を黙認していた

第一に、事故の際、

  • 運転者の飲酒運転を黙認しながら同乗していた
  • 運転者と同乗者が飲酒していた

というケースです。

(2)運転者の危険運転を容認していた

第二に、事故の際、同乗者が

  • 運転者の危険運転、例えばスピード違反や暴走行為、蛇行運転、信号無視等を容認していた
  • 運転者の上記行為をあおっていた

というケースです。

(3)運転者の無免許運転を黙認していた

第三に、事故の際、同乗者が運転者の無免許を黙認していたケースです。
ここにいう無免許とは、例えば

  • オートマ限定免許しか持たないのにマニュアル車を運転すること
  • 免停中や免許の有効期限切れ中に運転すること

などを指します。

【まとめ】交通事故については弁護士へご相談することをおすすめします

これまで述べてきたように、他者が運転する車に同乗し事故が起きた場合には、

  • 運転者
  • 交通事故の相手方

に対して慰謝料を請求できます。
そして、

  • 運転者に過失がないとき……相手方にのみ
  • 相手方に過失がないとき……運転者にのみ

慰謝料を請求することになります。
通常この慰謝料は、運転者または相手方が加入している自動車保険から支払われることが多いです。もっとも、保険会社は常にこちらが想定する金額を支払ってくれるわけではありません。保険会社が提示する金額に納得がいかないときは、保険会社と交渉したり、場合によっては裁判等で争う必要も生じてきます。
そこで、交通事故の被害にあってしまった場合には、弁護士に相談することをおすすめします。
交通事故の被害でお悩みの方は、アディーレ法律事務所へご相談ください。

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