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右直事故とは?車やバイクによる過失割合の違いや慰謝料を増やす方法について解説

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自動車やバイクを運転していて、無理に右折しようとする車に危険を感じたことがある方もいるかもしれません。
警察庁統計局発表の「令和元年中交通事故の発生状況」によると、車対車の交通事故の類型では、追突事故、出会い頭の事故に次いで、右折時に発生する事故が3番目に多い事故類型となっており、2019年で約6万4000件発生しています。
そこで、今回の記事では、右直事故や、過失割合の違い、慰謝料などの賠償金を増やす方法などについて、弁護士が解説します。

右直事故とは右折車と直進車の事故のこと

右直事故とは、一般的に、交差点で右折する車や道路外に出るために右折しようとする車両と直進しようとする車両が衝突する事故のことをいいます。
右直事故は、事故の当事者双方に過失が認められるケースが多く、自分の過失割合が多ければ多いほど受け取ることのできる賠償金額が減少してしまいます。

右直事故の過失割合はどう判断される?

車両は、交差点で右折するときは、交差点で直進し、または左折しようとする車両の進行妨害をしてはなりません(道路交通法37条)。
具体的には、直進車が右折車との衝突の危険を感じて、危険を避けるために急に速度や方向を変更しなければならないような状態では、右折車は右折をすることはできません。
つまり、このような場合、右折車は直進車の通過を待たなければならず、直進車が優先されます。
しかし、直進車優先といっても、直進車にも交差点に進入するときには安全な速度と方法で進行する義務がありし(道交法36条4項)、ハンドル・ブレーキを確実に操作するなどの安全運転義務もあります(道交法70条)。

右直事故は、基本的に直進車優先ルールのなかで発生する事故ですので、原則として右折車の過失割合が大きくなりますが、直進車の側にもハンドル・ブレーキの操作ミスなど類型的に一定の過失が認められることがほとんどです。

「制限速度を守り、青信号に従って直進中のどこに過失があるのか」「そもそも気づいたときには回避不可能だった」と感じる直進車のドライバーは少なくないと思われます。しかし、まったく回避不可能とまで証明することは難しく、また、他の交通事故類型との比較や全国一律の公平な処理の必要性などから、一定の過失があるものとして扱われています。
ドライブレコーダーの普及により直進車が「まったく回避不可能だった」と証明できるような場合に、裁判所が直進車の過失についてどう判断するのかは少し悩ましい問題です。

過去の裁判例の積み重ねにより、事故の客観的な態様別に、事故当事者の基本的な過失割合が決まっています。実務では、別冊判例タイムズ38「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準(全訂5版)」(東京地裁民事交通訴訟研究会編)が、裁判例に基づく過失割合が記載されたものとして広く利用されていますので、これに沿って説明します。

右直事故の過失割合―四輪車同士の事故

まず、車(四輪車)同士の右直事故の一例について、過失割合を解説します。
バイク(二輪車)同士の右直事故の過失割合も同様です。

(1)どちらの信号も青信号だったときの過失割合

例えば、信号機のある交差点で、直進車・右折車とも青信号で交差点に進入し、事故が発生した場合には、右折車が8割、直進車が2割の過失割合が基本とされています(双方四輪車のケース)。

(2)どちらの信号も黄信号だったときの過失割合

信号機のある交差点で、直進車・右折車とも黄信号で交差点に進入し、事故が発生した場合には、右折車が6割、直進車が4割の過失割合が基本とされています。
双方青信号の場合よりも、直進車の過失が2割も重くなっています。
これは、双方とも信号違反であること、青信号で侵入した場合より直進車の優先性の程度は低いと考えられるため、過失割合が重くなったと考えられます。

(3)直進車が黄信号、右折車が青信号で進入後に黄信号で右折した場合の過失割合

信号機のある交差点で、直進車が黄信号で交差点に進入、右折車が青信号で交差点に進入後黄信号で右折し、事故が発生した場合、右折車が3割、直進車が7割の過失が基本とされ、直進車の過失割合の方が大きくなります。
これは、右折車に信号違反がない一方で、直進車に信号違反があることから、直進車の過失割合が増えたものと考えられます。

(4)直進車は赤信号で、右折車は青信号で進入後に赤信号で右折した場合の過失割合

信号機のある交差点で、直進車が黄信号で交差点に侵入し、右折車が青信号で交差点に進入後赤信号で右折し、事故が発生した場合、右折車が1割、直進車が9割の過失が基本とされ、ほぼ直進車の責任となります。
右折するために青信号で交差点に進入したけれども、対向車線が混んでいてなかなか右折できず、赤信号となってやっと右折できたという経験は、多くの方がしているものと思われます。
直進車の信号違反と、右折車が赤信号で右折せざるを得ない実情を考慮し、直進車の過失割合を高くしたものと考えられます。

(5)直進車が赤信号で、右折車は右折の矢印信号で右折した場合の過失割合

右折の青矢印信号のある交差点で、直進車が赤信号で交差点に進入し、右折車が右折の青矢印信号で交差点に進入して事故が発生した場合には、基本的に右折車の過失はゼロとされています。
直進車は赤信号で交差点での進入が禁止されており、右折のみが許されていることから、赤信号を無視した直進車の一方的な過失で事故が発生したと考えられるためです。

(6)信号機がない交差点の右直事故の過失割合

信号機のない交差点において右直事故が発生した場合には、右折車が8割、直進車が2割の過失割合が基本となります。

右直事故の過失割合―車対バイクの事故

四輪車同士の右直事故の過失割合と、車対バイク(自動二輪車及び原動機付自転車)の右直事故の過失割合は、同じではありません。
右折しようとするバイクにも、四輪車と同様に、直進車の進行を妨害してはならない義務があり、直進車優先ルールがあることには変わりがありません。
しかし、事故が発生すると、車よりバイクの運転手・同乗者の方がより被害が大きくなりやすいため、車の運転手の方がより運転に注意すべきとも考えられ、車同士の右直事故と比べると、バイク側の過失割合が少し小さくなる傾向があります。

(1)どちらの信号も青だった場合の過失割合

信号機のある交差点で、直進、右折のどちらの信号も青だった場合の過失割合を2パターンにわけて説明します。

直進車がバイクで右折車が車の場合の過失割合は、バイク1.5割、右折車8.5割が基本となります。

また、直進車が車で右折車がバイクの場合の過失割合は、バイク7割、直進車3割が基本となります。

(2)直進車もバイクも黄信号だった場合の過失割合

信号機のある交差点で、直進車、右折車ともに黄信号で交差点に進入して事故が発生合の過失割合を2パターンにわけて説明します。

直進車がバイクで右折車が車の場合の過失割合は、バイク3割、右折車7割が基本となります。

また、直進車が車で右折車がバイクの場合の過失割合は、バイク5割、直進車5割が基本となります。

(3)信号機がない交差点での過失割合

信号機のない交差点で、直進車、右折車が交差点に進入して事故が発生した場合の過失割合を2パターンにわけて説明します。

直進車がバイクで右折車が車の場合の過失割合は、バイク1.5割、右折車8.5割が基本となります。

また、直進車が車で右折車がバイクの場合の過失割合は、バイク7割、直進車3割が基本となります。

基本的な過失割合が修正されるのはどのような場合か

事故の態様別の基本的な過失割合について解説しましたが、事故が発生した個別具体的な事情や天候や見通しなどの状況を考慮することで、基本的な過失割合が修正され、過失割合が増えたり減ったりすることがあります。
また、事故が発生した場所が、交差点か直進道路かなどの認定によっても、基本となる過失割合が異なってきます。
このように、事故の場所の認定や事故の発生状況によって、過失割合が異なりますので、事故の当事者間で、過失割合について争いが生じることがあります。
相手方の保険会社から、「この過失割合が妥当で、この割合でなければ示談しません」などと言われるかもしれませんが、保険会社の言い分が正しいとは限りません。
適切な賠償金を受け取るためには、すぐに示談に応じることはせず、過失割合について弁護士に相談するようにしましょう。

(1)直進車の過失割合が修正されて増える例

右直事故において、直進車の過失割合が増える事情の例を紹介します。
基本の過失割合への修正がどの程度になるかは、二輪車同士の事故なのか、車対バイクの事故なのか、信号機のある交差点での事故なのか、交差点進入時の信号機の色などの事情によって異なります。

  • 直進車に15km以上の速度違反がある場合
  • 直進車に30km以上の速度違反がある場合
  • 右折車がすでに右折を開始していた場合 など

(2)右折車の過失割合が修正されて増える例

右直事故において、右折車の過失割合が増える事情の例を紹介します。これも同じように、基本の過失割合への修正がどの程度になるかは、二輪車同士の事故なのか、車対バイクの事故なのか、信号機のある交差点での事故なのか、交差点進入時の信号機の色などの事情によって異なります。

  • 右折車が交差点進入時に徐行していない場合
  • 右折車が右折の合図をしていない場合
  • 右折車が直進車の至近距離で右折した場合 など

右直事故の過失割合の見直しは可能!その理由は?

交通事故が発生した具体的状況によって、基本的な過失割合が複雑に修正されるケースもあり、過失割合の判断が難しいこともあります。
相手方の保険会社から過失割合の提案があっても、その過失割合が正しいとは限りません。自分に有利となる事情や事故の状況が見落とされて、過失割合できちんと考慮されていないかもしれませんので、過失割合について弁護士に相談してみることをお勧めします。

右直事故で過失割合を弁護士に相談するメリットは?

交通事故の被害に遭ったとき、過失割合など不明な点について弁護士に相談・依頼して解決を目指すことには、様々なメリットがあります。
ここではメリットについて簡単に説明しますが、より詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

交通事故は弁護士に依頼しないと損?弁護士への依頼でもらえる示談金が増える可能性も

(1)慰謝料などの増額が期待できる

交通事故により、被害者は加害者に対して、不法行為に基づく損害賠償の支払いを請求することができます。
損害賠償の金額には、加害者側と被害者側での言い分が対立することが多くあります。
言い分が異なっても、双方の早期解決のメリットから、当事者の話し合いにより円満に解決し、損害賠償額の合意をする「示談」が成立することが多いのですが、弁護士に依頼をして弁護士が交渉することで、受け取ることのできる示談金が増額するケースがあります。

増額される理由はケースバイケースですが、主に次のような理由から増額されます。

  • 弁護士による交渉により過失割合が有利な方に修正される。
  • 弁護士が交渉する場合には、基本的に被害者にとって一番有利となる裁判基準(弁護士基準)で慰謝料などの損害額を計算する。
  • 弁護士による確認により、請求から漏れていた損害を見つけてきちんと請求する。

加害者側の示談金の提案額が適切かどうか、増額の可能性があるのかなどについて弁護士に相談し、増額可能性がある場合には交渉を依頼することをお勧めします。

(2)保険会社の対応や手続きを一任できる

交通事故の被害者は、ケガの痛みや苦痛、ケガの治療、仕事への影響、収入減少や完治するかどうかの不安など、通常多大なストレスを感じています。
ケガの治療をしながら、いつも通りの生活を取り戻そうと必死で努力している中で、さらに保険会社との交渉もしなければならないとなると、心身への負担となることが少なくありません。
また、保険会社から示談金を提示され、漠然と納得できない気持ちがあっても、説得的に「この金額は低すぎる」と反論するためには、知識や経験が必要です。
弁護士に示談交渉を依頼すれば、弁護士が窓口となって保険会社と話し合いますので、依頼者は自分で交渉することによるストレスを感じることはありません。また、弁護士は依頼者に有利な方法で賠償額を計算し、毅然と保険会社と適切な賠償額について交渉することができます。

【まとめ】右直事故に関する相談はアディーレ法律事務所へ

右直事故においては、直進車優先ルールにより、原則として右折車の過失が多くなりますが、具体的事情によって過失割合は修正され、右折車の過失割合の方が低くなる場合もあります。
弁護士に相談して事情を説明することで、弁護士が見落とされていた自分に有利な事情を見つけ出して、過失割合が修正され、結果として受け取ることのできた賠償金が増額するケースもあります。
右直事故の過失割合について、加害者側の保険会社の判断について納得できない場合や、提案された示談金が適切かどうかの判断に悩んだ場合には、示談を成立させる前に、一度弁護士にご相談ください。
弁護士は、事情を詳しく伺ったうえで、過失割合が修正される事情がないかどうか、損害賠償額が増額できる余地はないかどうかについて、専門的に検討し、見通しを説明することができます。
アディーレ法律事務所では、交通事故の被害者が行う損害賠償請求について、数多くの相談をお受けして、解決実績も豊富にあります。
右直事故の被害にお悩みの方は、お気軽にアディーレ法律事務所にご相談ください。

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