「同窓会に参加してから、夫の様子が何かおかしい…」
同窓会は、懐かしい友人たちとの再会や楽しい思い出を共有する場ですが、同時に不倫のキッカケとなることも少なくありません。
旧友との再会により過去の思い出がよみがえり、現在の生活に対する不満やストレスを忘れて気持ちが舞い上がってしまった結果、不倫に発展することもあるようです。
本記事では、同窓会が不倫のキッカケになる理由や、不倫が疑われる場合の対処法、慰謝料請求のポイントについて解説します。
パートナーが同窓会に参加する前に不倫を防止したい方や、パートナーの不倫に悩む方の参考になれば幸いです。
この記事を読んでわかること
- 同窓会が不倫のキッカケになる理由
- 同窓会から不倫が始まった兆候
- 事前にできる不倫防止策 など
ここを押さえればOK!
特に、かつての恋人や片思いの相手と再会することで、当時の感情が再び芽生え、不倫に発展するリスクが高まることがあります。
同窓会後にパートナーの行動や態度が変わった場合、不倫の兆候かもしれません。
具体的には、急に外出が増えたり、帰宅時間が遅くなったり、スマートフォンやSNSの使用頻度が増加したりすることが挙げられます。
不倫を防止するためには、同窓会に行く前に対策を講じることが効果的です。
元恋人が参加するかどうかを確認し、その事実を伝えさせることで、不倫を始める際の心理的なハードルを高くすることができる場合があります。
また、パートナーに対して「不倫をしないように」と明確に注意し、不倫が発覚した場合の具体的なデメリットを示しておくことも有効です。
配偶者が不倫している場合、配偶者やその不倫相手に慰謝料を請求できる可能性があります。
慰謝料の相場は、離婚しない場合は数十万~100万円程度、離婚に至った場合は100万~300万円程度です。慰謝料を請求する際には、弁護士に相談することをおすすめします。
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法政大学、及び学習院大学法科大学院卒。アディーレ法律事務所では、家事事件部にて、不貞の慰謝料請求、離婚、貞操権侵害その他の男女トラブルを一貫して担当。その後、慰謝料請求部門の統括者として広く男女問題に携わっており、日々ご依頼者様のお気持ちに寄り添えるよう心掛けている。第一東京弁護士会所属。
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@ikeda_adire_law
同窓会が不倫のキッカケになる理由
まずは、同窓会が不倫のキッカケになりがちな理由をご紹介します。
(1)同窓会で再会する旧友との感情的なつながり
同窓会は、長い年月を経て再会する旧友との感情的なつながりを再燃させる場です。学生時代の思い出や共通の経験がよみがえり、自然と親近感が生まれます。
特に、かつての恋人や片思いの相手と再会することで、当時の感情が再び芽生えることがあります。これが不倫のキッカケとなることも少なくありません。
(2)過去の思い出がよみがえることで生まれる親近感
同窓会では、学生時代の思い出が自然とよみがえり、参加者同士の親近感が強まります。共に過ごした時間や経験が話題となり、昔の感情が再び浮かび上がることがあります。
特に、楽しかった思い出や苦楽を共にした経験は、現在の生活では得られない特別な絆を感じさせます。このような感情の高まりが、旧友との関係を深める要因となり、結果として不倫に発展するリスクを高めることもあります。
過去の思い出が持つ力は、時として非常に強力です。
(3)現在の生活に対する不満やストレスの発散
同窓会は、日常生活の中で抱える不満やストレスを一時的に忘れさせる場でもあります。仕事や家庭でのプレッシャーから解放され、昔の友人たちと楽しい時間を過ごすことで、心のリフレッシュが図れます。
しかし、このリフレッシュが過度になると、現実逃避の手段として旧友との関係が深まり、不倫に発展するリスクが高まります。
特に、現在の生活に強い不満を抱えている場合、同窓会で再会した人がより魅力的に映ることがあるのです。
同窓会から不倫が始まった兆候
次に、同窓会から不倫が始まった兆候について解説します。
パートナーの不倫を疑っている場合には、参考にしてください。
(1)行動や態度の変化
同窓会後にパートナーの行動や態度が変わったと感じたら、不倫の兆候かもしれません。例えば、急に外出が増えたり、帰宅時間が遅くなったりすることがあります。
また、家庭内での会話が減り、無関心な態度が見られるようになる場合もあります。
これらの変化は、同窓会で再会した旧友との関係が深まった結果である可能性があるため、慎重に観察することが重要です。
(2)スマートフォンやSNSの使用頻度の増加
同窓会後にパートナーのスマートフォンやSNSの使用頻度が急増した場合、不倫の兆候である可能性があります。
特に、メッセージの通知音が頻繁に鳴る、スマートフォンを手放さない、またはトイレや風呂場にまで持ち込むようになった場合は注意が必要です。
また、特定の人物とのやり取りが増えることも疑わしいサインです。
これらの行動は、同窓会で再会した旧友との連絡が密になっていることを示しているかもしれません。冷静に観察し、必要ならば対話を試みることが重要です。
(3)外出の増加
同窓会後にパートナーの外出が増えた場合、不倫の兆候である可能性があります。特に、理由を明確にしないまま外出が増えたり、急な予定変更が頻繁に起こったりする場合は注意が必要です。
また、仕事や友人との約束と称して外出することが多くなることや、以前に比べて帰宅時間が遅くなることも疑わしいといえるでしょう。
これらの行動は、同窓会で再会した旧友との関係が深まっている可能性を示唆しています。外出の頻度や理由に不自然さを感じたら、冷静に状況を観察するようにしてください。
同窓会に行く前にできる不倫防止策
不倫を防止するためには、同窓会に行く前に対策を講じることが効果的です。
まず、元恋人が同窓会に参加するかどうかを確認しましょう。元恋人が参加する場合、その事実をパートナーから聞いておくことで、事情を把握されていること意識させ、不倫を始める際の心理的なハードルを高くすることができます。
次に、パートナーに対して「不倫をしないように」と明確に注意しておくことも重要です。
直接的な言葉で伝えることで、パートナーに対する期待や信頼を示すと同時に、不倫行為が許されないことを強調できます。
さらに、不倫が発覚した場合の具体的なデメリットを示しておくことも有効です。
例えば、「不倫をしたら離婚する」「あなたの親に報告する」といった具体的な措置を事前に伝えておくことで、パートナーにとってのリスクを明確にします。
これにより、不倫がもたらす結果についてパートナーが真剣に考えるようになり、それが不倫の抑止力となるでしょう。
同窓会キッカケで不倫?疑わしい場合の対処法
同窓会に参加してから、パートナーの様子がおかしい場合には、次のような対処法があります。
(1)冷静に状況を観察する
まずは冷静に状況を観察することが重要です。
感情的にならず、パートナーの行動や態度の変化を注意深く見守りましょう。
例えば、外出の頻度や帰宅時間の変化、スマートフォンの使用状況などを観察します。急に秘密主義になったり、以前とは異なる行動パターンが見られたりする場合は、慎重な対応が必要です。冷静になって観察を続けることが、確実に証拠を集めるための第一歩となるでしょう。
(2)証拠を集める
パートナーの不倫が疑われる場合、確実な証拠を集めることが重要です。まずは、スマートフォンやパソコンのメッセージ履歴、通話履歴、SNSのやり取りを確認しましょう。
また、クレジットカードの明細やレシートなどの金銭的な記録も有力な証拠となり得ます。
さらに、探偵を雇って専門的な調査を依頼することも検討してください。
ただし、証拠を集める際は、法律に抵触しないよう注意し、冷静かつ慎重に行動することが大切です。 プライバシーの侵害など、証拠集めの際に違法な行為をしてしまうリスクには注意しましょう。特に勝手に他人のスマートフォンを見る行為には注意が必要です。
不倫の証拠集めの際に気を付けたい点について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
(3)パートナーと対話する
不倫の疑いが強まった場合には、パートナーと対話を試みることも重要です。
冷静な態度を保ち、感情的にならずに話し合いの場を設けましょう。具体的な疑念や証拠を示しつつ、パートナーの言い分を聞くことも大切です。
対話の目的は、真実を明らかにし、今後の関係をどうするかを話し合うことです。
対話を通じて、パートナーの本音や状況を理解し、適切な対応を考えるための第一歩としましょう。信頼関係を再構築するためにも、誠実なコミュニケーションは欠かせません。
慰謝料請求のポイント
パートナー(原則として結婚している場合に限る)が肉体関係をともなう不倫している場合、慰謝料を請求できる可能性があります。
(1)請求する相手
不倫の慰謝料は、不倫をした配偶者とその不倫相手の双方に請求することができます。 2人ともに請求しても、どちらか一方だけに請求してもかまいません。
また、離婚してもしなくても慰謝料の請求は可能ですが、離婚しないのであれば、不倫相手だけに請求することが多いです。
ただし、不倫相手に請求する場合、不倫相手があなたの配偶者が既婚者であることを落ち度なく知らなかった場合には、慰謝料請求は認められません。
そのため、配偶者が不倫相手を言葉巧みにだまし、独身だと思い込ませていた場合には、不倫相手に慰謝料を請求することは難しいでしょう。
(2)慰謝料の相場や考慮要素
不倫の慰謝料の相場は、次のとおりです。
【不倫の慰謝料の相場(裁判になった場合)】
離婚しない場合 | 数十万~100万円程度 |
不倫が原因で離婚に至った場合 | 100万~300万円程度 |
まず、婚姻期間の長さが重要な要素です。長期間の結婚生活が破綻した場合、慰謝料は高額になる傾向があります。
また、不倫の期間や頻度も考慮されます。長期間にわたる不倫や複数回の不貞行為があった場合、慰謝料の増額要素とされることが多いです。夫婦の間にまだ小さな子供がいる場合も、慰謝料の増額要素として考慮される傾向があります。
これらの要素を総合的に考慮し、適切な慰謝料を請求するためには、弁護士に相談することが重要です。
弁護士は、具体的な状況に応じたアドバイスを提供し、よりよい解決策を見つける手助けをしてくれます。
【まとめ】同窓会への参加が不倫のキッカケになることもある
同窓会が不倫のキッカケになることは少なくありません。旧友との再会や過去の思い出がよみがえることで、感情的なつながりが強まるからです。
同窓会から不倫が始まったのではないかと疑わしい場合であっても、冷静に状況を観察し、着実に証拠を集め、パートナーと対話することが重要です。
また、適切な金額の慰謝料を請求するためにも、まずは弁護士に相談することをおすすめします。弁護士は、具体的な状況に応じたアドバイスを提供し、よりよい解決策を見つける手助けをしてくれるでしょう。
アディーレ法律事務所では、不倫の慰謝料請求につき、相談料、着手金をいただかず、原則として成果があった場合のみ報酬をいただくという成功報酬制です。
原則として、この報酬は獲得した賠償金等からのお支払いとなりますので、あらかじめ弁護士費用をご用意いただく必要がありません。
また、当該事件につき、原則として、成果を超える弁護士費用の負担はないため費用倒れの心配がありません(以上につき、2025年2月時点)。
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