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スメハラとは?具体例・職場での影響・効果的な対策と伝え方を徹底解説! 

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a.aihara

※この記事は、一般的な法律知識の理解を深めていただくためのものです。アディーレ法律事務所では、具体的なご事情によってはご相談を承れない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

職場での「スメハラ」という言葉を耳にしたことがありますか? 

スメルハラスメント、通称「スメハラ」は、においで周囲に不快感を与える行為を指します。体臭だけでなく、香水、たばこ、柔軟剤など、日常生活で当たり前に使っているもののにおいが、実は他人にとっては大きなストレスとなることも。 

この記事では、スメハラの具体例や職場での影響、そして効果的な対策方法について詳しく解説します。職場環境を改善し、円滑な人間関係を築くためのヒントとなれば幸いです。 

この記事を読んでわかること 

  • スメハラとは 
  • スメハラの具体例 
  • 職場でできるスメハラの対処法 
  • スメハラが問題になる原因 

ここを押さえればOK!

職場での「スメハラ」とは、においで周囲に不快感を与える行為を指します。具体例として、汗や皮脂による体臭、強すぎる香水、喫煙後のたばこのにおい、柔軟剤の香りなどが挙げられます。これらのにおいは、特に敏感な人にとっては健康を害することもあります。
 
職場でのスメハラ対策としては、全体への注意喚起、消臭対策、本人への慎重な伝え方が重要です。全社員に対してにおいに関するマナーを周知し、消臭スプレーや空気清浄機を設置することで、においの問題を軽減できるでしょう。また、個別に問題を指摘する際は、プライバシーに配慮し、丁寧に伝えることが求められます。
 
スメハラが問題になる原因として、においの感じ方が人それぞれであることや、本人が自覚していないことが挙げられます。においの感じ方は個人差があり、全員が納得する対策を講じるのは難しいです。また、体臭やたばこのにおいは自分では気づきにくいため、周囲からの指摘が必要になることもあります。
この記事の監修弁護士
弁護士 山内 涼太

東京大学法学部・東京大学法科大学院卒。アディーレ入所後は未払残業代請求事件をメインに担当し、2022年より労働部門の統括者。「自身も同じ労働者だからこそ、労働者の方々に寄り添える」との信念のもと、より多くのご依頼者様を、より良い解決へ導くことを目標に尽力している。東京弁護士会所属。

スメハラとは 

スメルハラスメント(通称:スメハラ)とは、においで周囲に不快感を与える行為を指します。 

職場でのスメハラは、体臭や香水、たばこ、柔軟剤などが原因となり、においが届く範囲で働く同僚や上司に不快感を与えることがあります。おなじ空間で働く以上、においからは逃れるすべがありません。そのため職場環境が悪化し、健康を害したり、人間関係のトラブルや精神的ストレスを引き起こすことがあるようです。 

スメハラの具体例とは 

スメハラの具体例としては、以下のようなものがあります。 

(1)体臭 

体臭は、汗や皮脂が原因で発生するにおいです。特に夏場や運動後汗をかいた後に強くなることが多く、周囲に不快感を与えることがあります。 

オフィスで靴を脱ぐことで、足からにおう、という事もあります。 

体臭は、食べ物によっても変わりますし、加齢や病気が原因のケースもあるようです。 

(2)香水 

香水のにおいが強すぎると、他人にとって不快に感じられることがあります。 

特に、香水の香りが苦手な人にとっては、頭痛や気分の悪化を引き起こすことがあります。オフィスでは適量を守ることが重要です。 

(3)たばこ 

喫煙後のにおいや服に染みついたたばこのにおいは、多くの人にとって不快です。特に、禁煙者やたばこのにおいに敏感な人にとっては、強いストレスとなります。 

喫煙後は、消臭スプレーを使用する、ガムを噛むなどの対策をとりましょう。 

(4)柔軟剤 

最近は、様々な種類の香りがする柔軟剤が販売されています。 

しかし、柔軟剤の香りは乾いた後の洋服にも残ります。このにおいが強すぎると、他人にとって不快に感じられることがあります。特に、香りに敏感な人にとっては、体調不良を引き起こすこともあるようです。 

柔軟剤の使用量を守って、適切な量を使用するようにしましょう。 

職場でできるスメハラの対処法とは 

スメハラにより、ストレスが生じて従業員の仕事の能率が下がってしまうのは、会社としても避けたいところです。 

職場でできるスメハラの対処法としては、以下のような方法があります。 

(1)全体への注意喚起 

全社員に対して、においに関する注意喚起を行う方法があります。 

例えば、社内メールや掲示板を利用して、においに関するマナーや注意点を周知することが効果的です。 

これにより、スメハラについて全体的な意識向上を図ることができます。 

(2)消臭対策 

職場に消臭スプレーや空気清浄機を設置することで、においの問題を軽減することができます。特に、喫煙室や休憩室など、人が集まりにおいが発生しやすい場所には、消臭対策を徹底することが重要です。 

また、定期的な換気も効果的です。 

(3)慎重に本人に伝える 

個別に問題を指摘する際は、プライバシーに配慮し、丁寧に伝えることが重要です。 

例えば、上司や人事担当者が個別に面談を行い、においの問題を指摘する際には、相手の感情を傷つけないように注意しながら、具体的な対策を提案することが求められます。 

体臭が原因の場合、生来的なもので本人も悩んでいるかもしれません。 

同じ空間で働く社会人のマナーとして、どうしたらお互い気持ちよく働くことができるのかどうか、一緒に方法を考えましょう。 

スメハラが問題になる原因とは 

どんなに長く一緒に働いていて信頼関係があったとしても、におう相手に対して、「ちょっと今日におうから気を付けて」とはなかなか言いにくいと思います。 

スメハラの対応は難しく、対応できないうちに問題が大きくなってしまうケースも少なくありません。 

スメハラが問題になる理由としては、次の2つがあります。 

(1)においの感じ方は人それぞれ 

同じにおいでも、人によって感じ方が異なるため、全員が納得する対策を講じるのが難しいです。ある人にとっては心地よい香りでも、別の人にとっては不快に感じることもあります。 

そのため、においで実際に悩んでいる人に合わせて、個別の対応が求められることが多いです。 

(2)自分では気づかないことも 

においの発生源となっている本人が自覚していない場合が多いです。特に、体臭やたばこのにおいは、自分では気づきにくいことが多く、問題を認識するためには周囲からの指摘が必要となることがあります。 

しかし、体臭は本来その人に備わったものともいえ、非常にデリケートかつ繊細な話題で、指摘すること自体が難しいことがあります。 

【まとめ】 

スメハラは、放置していると職場環境や人間関係に深刻な影響を与える問題です。 

具体的な対策として、全体への注意喚起、消臭対策、本人との慎重なコミュニケーションが重要です。 

スメハラ対策は、職場環境の改善と人間関係の円滑化にもつながります。一つ一つできる対策を行っていきましょう。 

この記事の監修弁護士
弁護士 山内 涼太

東京大学法学部・東京大学法科大学院卒。アディーレ入所後は未払残業代請求事件をメインに担当し、2022年より労働部門の統括者。「自身も同じ労働者だからこそ、労働者の方々に寄り添える」との信念のもと、より多くのご依頼者様を、より良い解決へ導くことを目標に尽力している。東京弁護士会所属。

※本記事の内容に関しては執筆時点の情報となります。

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