あなたは今、夫の不倫に悩み、「サレ妻」という現実に直面しているかもしれません。または、友人や家族がこの状況に置かれ、どう支援すべきか迷っているかもしれません。
「サレ妻」とは、不倫をされた妻のことをいうネット言葉です。「サレ妻」と聞くと軽く聞こえますが、不倫をされた妻には不倫をされたことによる葛藤や悩みを抱えています。
この記事では、「サレ妻」の意味からその特徴、またサレ妻が知っておきたい慰謝料や離婚のキホンについて弁護士がわかりやすく解説します。
夫の裏切りに傷つき、将来への不安を抱えているあなたへ。この記事が、新たな一歩を踏み出すための力となることを願っています。
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サレ妻となり、慰謝料請求や離婚するかどうかを考える方もいるかもしれません。慰謝料請求や離婚は弁護士へご相談ください。後悔のない未来にするために一度アディーレへご相談ください。
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サレ妻の意味とは?
サレ妻とは、夫に不倫をされた妻のことを指すネット言葉です。「サレ妻」に対して不倫をした夫を「シタ夫」ということもあるようです。
サレ妻になりやすい妻の特徴とは?
次に、サレ妻になりやすい妻の7つの特徴を見てきましょう。
これら特徴にあなたが当てはまったとしても夫が浮気した原因があなたにあるというわけではありません。これらの特徴に当てはまっても不倫をしない夫も当然いますので、不倫をされたからと言ってあなた自身を責めないようにしましょう。
(1)仕事や育児にかかりきりで夫をないがしろにしている
仕事や育児に忙しく、夫をないがしろに妻は、サレ妻になってしまう可能性があります。
特に、妊娠中や子どもが小さい間は仕事や育児だけで精一杯で、妊娠・出産前とは違い夫と恋人のときのような関係ではいられなくなります。このような関係の変化に夫は寂しさを感じ、浮気に走ってしまうことがあるようです。
(2)夫からのセックスの誘いを断っている
夫からのセックスの誘いを断っている妻は、サレ妻になってしまう可能性があります。
性的欲求の不満から他の女性に目が向いてしまうことがあるようです。このような理由での浮気は性的欲求の不満を満たすためだけの浮気なので、本気の浮気というより遊びでの浮気が多い傾向にあります。
(3)夫との会話が少なくなっている
夫との会話が少なくなっている妻は、サレ妻になってしまう可能性があります。
会話の少なさは夫婦関係が冷めてきている状態といえます。他に夫の話を聞いてくれる女性や夫婦関係の溝を埋めてくれる女性が現れると、夫もその女性と不倫関係に走ってしまうことがあるようです。
(4)夫への感謝や愛情表現が少なくなっている
夫への感謝や愛情表現が少なくなっている妻は、サレ妻になってしまう可能性があります。
夫への感謝や愛情表現が少なくなると、夫はあなたに必要にされなくなっていると感じます。他に夫を必要としてくれる女性や愛情表現をしてくれる女性が現れると、夫もその女性と不倫関係に走ってしまうことがあるようです。
(5)女性らしさがなくなってきた
自己ケアや身だしなみへの配慮がなくなり、女性らしさがなくなってきた妻は、サレ妻になってしまう可能性があります。
妻の女性らしさがなくなってくると、夫も妻への愛情をなくしてしまい、他の女性へ目が向いてしまうことがあるようです。
(6)夫の行動を束縛している
夫の行動を束縛する妻は、サレ妻になってしまう可能性があります。
夫の行動を束縛する理由は、「過去に不倫をされたから不安」「愛情を確かめたい」などいろいろだと思います。しかし、夫の自由を奪いすぎると、夫もさらなる自由を求めて不倫をしてしまうことがあるようです。
(7)夫にとって都合のいい女になっている
夫の要求を一方的に受け入れ、自分の意見を言わないなど夫にとって都合のいい妻は、サレ妻になってしまう可能性があります。
夫の指示や要求に何でも従い、自分の意見をいわない妻は、夫にとっても理想の妻かもしれません。しかし、そのような妻は夫からすると「不倫をしても許してくれる妻」と見られてしまい、夫も自由に不倫をしてしまうことがあるようです。
シタ夫の特徴や不倫に走る原因・理由とは?
次に、シタ夫の特徴やシタ夫が不倫に走る原因・理由を簡単に見ていきましょう。
(1)シタ夫の特徴とは
シタ夫は、不倫をする前後で次のような特徴の変化が現れることがあります。
- 飲み会や残業が増えた
- スマホを手放さくなった
- 身だしなみに気を遣うようになった
- 急に優しくなった
- 妻の予定を気にするようになった
夫にこれら特徴の変化がみられる場合には、不倫をしている可能性があります。
(2)シタ夫が不倫に走る原因・理由とは
シタ夫が不倫に走る原因・理由は、夫婦関係の冷え込みや欲求不満など様々です。
たとえ夫婦関係は円満でも、刺激や楽しさを求めて遊びの不倫をしているケースもあります。不倫に対して本気になりやすい女性とは違い、男性は妻や家族を心から愛しているにもかかわらず、実は不倫をしているということもあるのです。
サレ妻が知っておきたい慰謝料のこと
次に、サレ妻が知っておきたい不倫慰謝料の相場や慰謝料請求のやり方など不倫慰謝料のキホンを解説します。不倫慰謝料請求するかどうか悩んでいる方も必見です。
(1)不倫慰謝料請求の相場とは
不倫の慰謝料の金額や相場が法律で定められているわけではないものの、不倫の慰謝料の裁判上の相場は、およそ数十万~300万円程度といわれています。
(2)不倫慰謝料請求の流れとは
シタ夫や不倫相手に対して、どのようにして慰謝料請求をすればよいのでしょうか。
まずは、話し合いのなかで請求することになるでしょう。ここで慰謝料の支払いについて合意がまとまれば、裁判や調停を行う必要はありません。
話し合いをすることが難しい場合や、話し合いをしても合意に至らなかった場合には、調停や裁判の中で慰謝料を請求するという流れになります。
(2-1)話し合いをする
「不倫していた事実はない」などと言い逃れされてしまうことを防ぐため、まずは証拠を収集し、その後慰謝料請求をすると良いでしょう。
話し合いによって、慰謝料の支払いについて合意がまとまった場合には、合意事項について細かく明確にし、示談書を作成するようにしましょう。示談書を作成しておくことで、示談後に「気が変わったから支払わない」「そんな約束なんてしてない」といったトラブルが生じることをできる限り防ぐことができます。
(2-2)調停もしくは裁判をする
話し合いをすることが難しい場合や、話し合いをしても解決しなかった場合には、調停もしくは裁判の中で請求することができます。
- 調停:家庭裁判所で行われる話し合いの場です。調停委員が仲介役となり、合意を目指します。当事者双方が顔をあわせたくないとの希望があれば、当事者双方が顔をあわせないように配慮してもらえることもあります。
- 裁判:不倫の慰謝料請求は調停だけでなく裁判でも行えます。和解の可能性がある場合には、裁判官から和解をすすめられることもあります。
話し合いとは違い、調停や裁判は通常、月に一度程度しか開かれませんので、解決まで長期化してしまうというデメリットがあります。
サレ妻が知っておきたい離婚のこと
次に、サレ妻が知っておきたい離婚の流れや財産分与・親権など離婚のキホンを解説します。
不倫されて離婚するかどうか悩んでいるかもしれません。離婚するにはどういう流れになるのかを知っておきましょう。
(1)離婚の流れとは
離婚の流れは主に次の3つがあります。
- 協議離婚:夫婦間の話し合いで合意し、離婚届を提出する最も一般的な方法です。
- 調停離婚:家庭裁判所の調停で合意に至り離婚する方法です。
- 裁判離婚:調停で合意できない場合、裁判所の判断で離婚が成立します。
離婚に合わせて慰謝料や財産分与・親権などについても話し合う必要があります。不利な条件で離婚して後悔しないように、離婚をする前に弁護士のアドバイスをもらうのがおすすめです。
(2)財産分与・親権とは
離婚するにあたっては、財産分与・親権のキホンについても知っておく必要があります。
(2-1)離婚における財産分与とは
財産分与とは、婚姻生活中に夫婦で協力して築き上げた財産を、離婚の際にそれぞれの貢献度に応じて分配することをいいます。
財産分与の対象になる財産には名義は関係ありません。夫名義の車や不動産、預貯金であっても婚姻生活中に夫婦で協力して築き上げた財産であれば財産分与の対象になります。
一方、借金も財産分与の対象になります。夫名義のローンであっても夫婦の共同生活を営むために生じた借金であれば財産分与の対象です。
(2-2)離婚における親権とは
親権とは、未成年の子どもを成人まで育て上げるために親が負っている一切の権利・義務のことです。母親だからといって当然親権は母親になるというわけではありません。
夫婦の話し合いで親権者が決まらない場合には、調停や裁判で親権者を決めることになります。
「サレ妻と慰謝料」に関してよくある質問(Q&A)
最後に、サレ妻と慰謝料に関するよくある質問をまとめています。ぜひ参考にしてください。
(1)不倫の慰謝料を請求できる期間に期限(時効)はありますか?
はい、不倫の慰謝料請求権には時効があります。
不倫相手に対する慰謝料請求は、あなたが不倫の事実と不倫相手を知った時から3年、または不倫行為があった時から20年のいずれか早い方で時効によって消滅します。
夫に対する慰謝料請求も、不倫の事実を知った時から3年が原則ですが、婚姻期間中は時効は成立しません。離婚に伴う慰謝料は、離婚成立時から3年の時効にかかります。
時効期間が迫っている場合は、内容証明郵便で請求を行う(催告する)ことで時効の完成を6ヶ月間猶予できますが、その期間に交渉が成立しない場合、裁判を起こすことが必要です。
個別の状況により時効の起算点や期間が異なる場合もあるため、早めに弁護士に相談し、適切な対応をとることが重要です。
(2)離婚は考えていません。不倫相手にだけ慰謝料を請求することはできますか?
はい、離婚せずに不倫相手にだけ慰謝料を請求することは可能です。
注意点としては、不倫相手が慰謝料を支払った後、不倫の共同責任者であるあなたの夫に対し、負担割合に応じた金額を請求(求償)する可能性があります。その結果、夫婦の家計からお金が出ていくことになる場合も考慮しておく必要があります。交渉により、この求償権を放棄してもらえば、後で夫に請求されることはないでしょう。
夫婦関係の再構築を目指すのであれば、これらの点を踏まえて、弁護士に相談・依頼するなどして慎重に判断することが大切です。
(3)夫の不倫相手に慰謝料を請求しましたが、「お金がない」の一点張りです。もう諦めるしかないのでしょうか?
すぐに諦める必要はありません。
まず、相手の資力を確認することが重要です。資料の提出を求め、相手が本当に支払い能力がないのか、単なる言い逃れなのかを見極める必要があります。
資力がなく一括払いが難しいとしても、分割払い、保証人を立ててもらうなどの交渉が可能です。
【まとめ】「サレ妻」は不倫された妻のこと|慰謝料請求・離婚は弁護士へ
サレ妻とは夫に不倫をされた妻のことを指す言葉です。
慰謝料請求や離婚を考える際は、弁護士のアドバイスを受けるのがおすすめです。慰謝料請求や離婚はもちろん弁護士に頼らなくてもできますが、弁護士に相談することで少しでも多くの慰謝料を獲得できたり、いい条件で離婚できたりする可能性を高めることができます。
弁護士のサポートを受けることで、この困難な状況を乗り越え、新たな人生のスタートを切ることができるでしょう。
アディーレ法律事務所では、不倫の慰謝料請求につき、相談料、着手金をいただかず、原則として成果があった場合のみ報酬をいただくという成功報酬制です。原則として、この報酬は獲得した賠償金等からのお支払いとなりますので、あらかじめ弁護士費用をご用意いただく必要がありません。
また、当該事件につき、原則として、成果を超える弁護士費用の負担はないため費用倒れの心配がありません。(以上につき、2025年7月時点)
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