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興信所や探偵に浮気調査を依頼する際のポイントを弁護士が解説

作成日:
LA_Ishii

※この記事は、一般的な法律知識の理解を深めていただくためのものです。アディーレ法律事務所では、具体的なご事情によってはご相談を承れない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

配偶者の浮気に悩み、興信所などへの調査依頼を検討している方へ。
浮気調査は、浮気の証拠を得るために有効な手段ですが、調査費用の負担も伴います。
また、調査の結果浮気が発覚し、慰謝料を請求する際には弁護士のサポートが重要です。
この記事が、適切な行動の一助となれば幸いです。

ここを押さえればOK!

興信所と探偵は法的にはほぼ同じで、どちらも探偵業法の規制を受け、都道府県公安委員会への届出が必要です。違いは、興信所は企業の信用調査を、探偵は個人調査を主に行う傾向がある点です。

浮気調査を依頼するメリットは、有効な証拠をプロが収集してくれる点と、客観的な判断材料を提供してくれる点です。デメリットは費用がかかる点です。
浮気相手への慰謝料請求には、配偶者と浮気相手の「不貞行為」の証明が必要です。有効な証拠は、ラブホテルの出入り写真や動画、肉体関係を示唆するメールなどです。証拠の有効性については弁護士に相談しましょう。

浮気の慰謝料の裁判上の相場は、離婚する場合は100万~300万円程度、離婚しない場合は数十万~100万円程度です。
興信所や探偵事務所は法律事務所と提携していることも多く、弁護士を紹介してくれる事務所もあります。
ただし、紹介された弁護士に依頼する義務はありませんので、自身で選ぶこともできます。
浮気の慰謝料請求でお悩みの方は、アディーレ法律事務所にご相談ください。

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浮気調査を依頼する前に

まず、興信所などに浮気調査を依頼する前に知っておきたい基礎知識をご紹介します。

(1)興信所とは?探偵との違い

興信所と探偵(事務所)は、法的な観点からみると大きな違いはなく、両者とも基本的に探偵業法(正式名称:探偵業の業務の適正化に関する法律)という法律の規制下にあります。
営業するためには都道府県公安委員会への届出が義務付けられている点においても共通しています。
つまり、法的には両者に大きな違いはありません。

もっとも、探偵事務所は調査対象者に身分を明かさず、主な取扱業務が浮気調査など個人についての調査である場合に、興信所は企業の信用調査などを主な取扱業務としている場合に名乗っていることが多いといえます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

興信所とは?探偵との違いから選び方まで解説

(2)調査を依頼するメリット・デメリット

浮気調査を依頼する主なメリットは、強い証拠を収集できる点にあります。
自分で証拠を集めるのは時間や労力がかかり、裁判になった場合にも効果的な証拠を掴むのは困難なことも多いです。
興信所や探偵事務所に依頼すればプロの調査員が証拠を収集します。
また、感情的になりがちな状況において、客観的な立場で状況を把握し、冷静な判断材料を提供してくれる点もメリットです。

一方で、デメリットとしては費用がかかる点が挙げられます。
調査内容や期間によって費用は変動しますが、決して安い金額ではありません。
依頼前にメリット・デメリットを理解し、本当に調査が必要かどうか、冷静に判断することを心がけましょう。

(3)調査を成功させるための準備

浮気調査を成功させるためには、事前の準備が不可欠です。
まず、配偶者の行動パターンを把握しておきましょう。
普段の帰宅時間や休日の過ごし方、よく行く場所などをリストアップしておくと、調査員との打ち合わせがスムーズに進みます。
また、浮気の疑いを持ったきっかけや具体的なエピソード、配偶者の車両情報(車種、ナンバープレート)、浮気相手の情報(名前、勤務先、容姿など)など、少しでも多くの情報を提供すれば、調査の効率が向上するでしょう。

写真やメール、LINEのやり取りなど、浮気を示す資料があれば、それも準備しておきましょう。これらの情報は、調査方針を決める上で重要な手がかりとなり得ます。
ただし、違法な方法で入手した情報は証拠として認められない可能性があるので注意が必要です。

浮気調査の流れと結果報告について

次に、一般的な浮気調査の流れや報告書の内容・活用法について説明します。

(1)依頼から報告まで

浮気調査の流れは、調査員に相談することから始まります。
相談は電話やメール、面談などで行われ、相談だけなら無料である場合もあります。
相談時には、調査の目的や予算、配偶者の情報などを伝え、具体的な調査プランを検討します。その後、正式に依頼する場合は契約を結び、調査開始となります。

調査期間は、数日から数週間程度が一般的です。
調査中は、定期的に進捗状況の報告を受けられます。
調査が完了すると報告書が作成され、報告書には調査で判明した事実や証拠写真などが記録されています。

(2)報告書の内容と活用法

興信所から受け取る調査報告書には、調査期間中の行動記録や撮影された写真などが記載されていることが一般的です。
具体的には、日時、場所、行動内容、接触した人物などが時系列でまとめられています。
浮気相手との接触が確認された場合は、その人物の特定情報(氏名、住所、勤務先など)も含まれることがあります。

報告書の内容が事実であれば、報告書は浮気の証拠として慰謝料請求や離婚調停、裁判などにおいて重要な役割を果たすでしょう。
ただし、報告書の内容をそのまま鵜呑みにせず、自身で内容を確認し、不明点があれば確認することが大切です。報告内容について不明点があれば、担当者に確認し、しっかりと理解しておきましょう。

依頼時に気を付けたいポイントについてはこちらの記事をご覧ください。

不倫の証拠を集めたい!探偵に依頼するときに気を付けるべきこと

浮気の慰謝料請求について

そもそも、浮気を理由に慰謝料請求をするためには、あなたの配偶者とその浮気相手が「不貞行為」に及んだことが必要です。
不貞行為とは、基本的に既婚者と自由な意思に基づいて性的関係を持つことであり、法律上は不貞行為がなければ慰謝料を請求できないのが原則です。

したがって、キスをしたにとどまる場合や、2人きりでデートをしていただけであれば、慰謝料を請求できない可能性が高いでしょう。

証拠の種類と有効性

では、不貞行為の存在を証明するには、どのような証拠が効果的なのでしょうか。
有効な証拠としては、配偶者の浮気相手が不貞行為に及んだことを客観的に証明できるものが挙げられます。
具体的には、ラブホテルへ出入りする写真や動画、肉体関係を示唆するメールやLINEのやり取りなどです。

ただし、証拠の入手方法が違法であれば、証拠として認められない可能性があります。
その点、プロである興信所や探偵事務所の調査員に任せておけば、知らず知らずのうちに違法な証拠収集をしてしまうリスクを回避できるでしょう。

なお、手に入った証拠の有効性については、弁護士に相談することでより実務や判例を踏まえた判断が可能になるでしょう。

有効な証拠について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

LINE(ライン)で浮気発覚!?有効な証拠の具体例と慰謝料請求のポイント 

浮気相手への慰謝料請求を決意したら弁護士に相談しよう

浮気相手への慰謝料請求は自分自身で行うことも可能ですが、法的知識が必要となるため、弁護士に相談・依頼することを強くおすすめします。
弁護士に依頼するメリットは大きく分けて次の3つです。

(1)適正な慰謝料がわかる

まず、慰謝料の適正額を算定してもらえます。慰謝料には相場がありますが、浮気の期間や回数、夫婦関係の状況などケースバイケースで金額が変動します。
弁護士に慰謝料請求を依頼すれば、適切な金額を算定し、なるべく高い慰謝料を獲得できるように交渉してくれます。
もっとも、裁判上の相場はおよそ下の表のとおりです。

【浮気の慰謝料の相場(裁判になった場合)】

浮気が原因で離婚した場合100万~300万円程度
離婚しない場合数十万~100万円程度

(2)慰謝料請求の手続きをスムーズに

次に、慰謝料請求の手続きをスムーズに進めることができます。
たとえば、請求書面の作成や送付、浮気相手との交渉などを代行してくれます。
交渉がまとまらず、裁判に発展した場合でも、裁判所に提出する書類の作成・出廷などの手続を任せることができます(尋問が行われる場合など、本人の出廷が必要になることもあります)。

(3)精神的な負担軽減が期待できる

最後は、精神的な負担の軽減です。
請求者本人が浮気相手と慰謝料について交渉する場合、浮気相手から聞きたくない話を聞かされることもあり、精神的な負担が大きいと考えられます。
その点、弁護士に依頼すれば、直接浮気相手とやり取りすることはないため、時間や手間だけでなく、そういった精神的負担の軽減を期待できます。

よくある質問

(1)調査にかかる期間は?

一般的には、数日から1ヵ月程度であることが多いようですが、ケースバイケースで大きく変動します。
たとえば、調査対象者が浮気相手と会いそうな日があらかじめわかっているなど、行動パターンが予想しやすい場合は、数日といった短期間で調査が完了する可能性があります。

逆に、調査対象者の行動が不規則で予測しにくい場合や、地方への出張が多い場合などであれば、調査期間は長くなるでしょう。

(2)調査費用の目安は?

浮気調査の費用は、調査会社や調査内容、調査期間によって大きく異なります。相場としては、1日あたり数万円が一般的です。
そのため、調査日数が長くなるほど、費用も高額になります。

また、調査内容によっても費用は変動します。
たとえば、尾行や張り込みだけでなく、対象者の交友関係の調査なども依頼する場合、追加費用が発生する可能性があります。

調査会社によっては、パック料金や成功報酬制を導入している場合もあります。契約前に料金体系や費用の内訳をしっかりと確認し、不明点があれば質問することが大切です。
複数の会社から見積もりを取り、比較検討してもいいでしょう。

(3)弁護士の紹介もしてもらえますか?

興信所や探偵事務所のなかには、法律事務所と提携しているところも多いです。調査結果を元に慰謝料請求や離婚などを検討する場合、弁護士のサポートが必要となるケースが多いからです。
ただし、必ずしも紹介された弁護士に依頼する義務はありません。自身で弁護士を探すこともできます。
弁護士費用や得意分野なども考慮し、自分に合った弁護士を選ぶことが大切です。

【まとめ】

浮気調査は、専門家である興信所や探偵事務所に依頼することで、より確実な証拠収集が可能になります。
しかし、調査には費用がかかることなどデメリットも存在するため、調査を依頼するかどうかは、慎重に判断しましょう。

浮気調査によって得られた証拠は、慰謝料請求において重要な役割を果たします。
慰謝料請求をする際は、専門家である弁護士に相談・依頼することで、スムーズかつ有利に交渉を進めることが期待できます。

浮気の慰謝料請求でお悩みの方は、アディーレ法律事務所にご相談ください。

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