「夫のことは嫌いになれない。でも、どうしても許せない」
そんな、答えの出ないモヤモヤに、毎日心が削られていませんか?
「離婚しないなら、私が我慢しなきゃいけないんだ」
そうやって自分に言い聞かせて、夜中にひとりで涙を拭っているあなたへ。
あなたが受けた心の傷は、たとえ離婚を選ばなくても、決して「なかったこと」にしてはいけません。今の生活を守りながら、不倫相手にきっちり責任を問う。
それは、あなたが前を向くための「心の絆創膏(ばんそうこう)」になります。
どうすれば、あなたの心に「ケジメ」をつけられるのか。
弁護士と一緒に、その方法を考えていきましょう。
ここを押さえればOK!
・離婚しなくても慰謝料はもらえる:慰謝料は離婚のセットではありません。
・再構築を助ける「3つのバリア」:「二度と会わない約束」や「ペナルティ」を形にすることで、不倫相手を物理的に遠ざけ、夫婦の再スタートを守ります。
・「心の浄化」としての解決:相手に責任を取らせることは、あなたの中の不公平感を解消し、自尊心を取り戻すための大切なプロセスです。
慰謝料は相手を攻撃する武器ではなく、あなたの心にそっと貼る「絆創膏(ばんそうこう)」です。ひとりで抱え込まず、まずは弁護士に今のモヤモヤを預けることから始めてみませんか?
「離婚しないから、我慢する」は卒業していいんです
「別れないなら、文句を言う権利なんてないよね……」
そんなふうに思っていませんか?
不倫(不貞行為)は簡単に言うと「平穏な婚姻生活を壊すルール違反」に当たります。不倫(不貞行為)という「ルール違反」によって、あなたが深い悲しみを感じたその瞬間に、「心の傷を癒やすためのお金(慰謝料)」を求める権利は、もう発生しているんです。
あなたが「(離婚をせずに)この人と、もう一度やり直したい」と決めたとしても、傷ついた事実が消えるわけではありません。離婚をしないからこそ、そのモヤモヤを一度クリアにすることが、本当のスタートラインになることもあります。
「慰謝料は離婚のセット」と思われがちですが、離婚をしなくても慰謝料を請求することができます。
「離婚しないなら、我慢が当たり前」なんて自分を追い詰めないでください。あなたの痛みは、何よりも大切に扱われるべきものなのです。
再構築を選んだ女性が、夜ふと不安になる「3つの正体」
「やり直す」と決めてからも、ふとした瞬間に心がザワついてしまう……。
それは、あなたの心がこんな「3つの壁」にぶつかっているからかもしれません。
(1)「どうして私だけ?」という不公平感
「自分はこんなにボロボロなのに、相手の女性は今も笑って生活しているはず」と思うと、やりきれないですよね。この不公平感を抱えたままだと、夫を許そうとしても、心のどこかでブレーキがかかってしまいます。
(2)「いつかまた……」という消えない不安
「今は反省している夫も、またいつか繰り返すのでは?」という恐怖。この不安を抱えたまま、夫の顔色をうかがって過ごすのは本当につらいものです。
(3)「お金で解決」への小さな罪悪感
「お金をもらったって心は癒えない」「お金に執着しているみたいで嫌」と感じることもあるでしょう。でも、目に見えない「信頼」を壊されたとき、目に見える「形」で責任を取らせることは、あなたの心に区切りをつけるための、とても重要なステップなんです。
不倫を二度と繰り返させない!夫婦の平穏を守る「3つのバリア」
夫婦でもう一度歩み出すために、一番大切なのは「不倫相手を二度とふたりの間に割り込ませないこと」です。話し合いの際、約束をまとめた書類(示談書)に、こんな「3つの守り」を入れておくことを検討しましょう。
(1)「もう二度と近づかない」という約束
「今後、合理的な理由もなく会ったり、電話やLINEをしたりしないこと」と約束させます。
本音を言えば「一切の接触を禁じる」としたいところですが、現実は難しいです。同じ町で暮らしていたりすると、道で偶然出会うかもしれません。 例外をどの範囲で認めるのかはっきりさせたうえで、接触禁止の約束をする必要があります。
(2)約束を破ったときの「違約金(ペナルティ)」
「もう会わない」という口約束が守られるか不安なら、「もし合理的な理由なく連絡を取ったら、違約金として〇〇万円払う」という約束をセットにしておきましょう。
相手に「次に近づいたら大変なことになる」という緊張感を持たせ、夫から遠ざけます。
ただし、1回につき1000万円など接触禁止の違約金として極めて高いような場合には、無効とされる可能性があるので注意しましょう。
(3)あなたの日常を守る「口外禁止」
「不倫のことをSNSで広めたり、誰かに話したりしない」という約束です。
夫の社会的評価を守るだけでなく、噂が広まってあなたが余計な傷を負うことを防ぐための、大切なガードになります。
不倫相手に責任を取らせることが、夫婦の「浄化」になる
「相手の女性に慰謝料を請求したら、また夫とギクシャクするかも……」
そう不安になる気持ちもわかります。
でも不倫相手にきちんとした「落とし前」をつけてもらうことは、実は夫婦の再スタートを助ける大きな力になるんです。
(1)「私だけが我慢している」という怒りを手放せる
不倫相手に慰謝料という形で責任を取らせることで、あなたの心の天秤が少しだけ平らになります。
(2)「私は泣き寝入りしなかった」という自信
自分のために行動したという事実が、傷ついたあなたの自尊心を支えてくれます。
(3)夫を「共通の敵」にしない配慮
相手の女性にターゲットを絞って解決することで、夫を追い詰めすぎず、「あなたが大切だから、こう決着をつけたよ」と、夫への愛情を伝えつつ釘を刺すことができます。
不倫相手から受け取る慰謝料は、単なるお金ではありません。それは、あなたの家庭をもう一度安心できる居場所にするための「心の浄化」なのです。
慰謝料請求には証拠集めも必要…だけどこれ以上自分を傷つけないで
慰謝料請求をするには証拠集めも必要になります。
なぜなら、いざ慰謝料請求をしても不倫相手から「既婚者だと知らなかった」「あなたの夫から誘われただけ」など言い訳してくる可能性があるからです。
しかし、証拠集めは本当につらい作業ですよね。欲しい証拠が必ず手に入るというわけではありませんし、夫の不倫の証拠を目の当たりにするのも精神的にストレスがたまります。
あなたが「完璧な探偵」になる必要はありません。これ以上自分を追い詰めないために、知っておいてほしい「証拠との向き合い方」をお伝えします。
(1)証拠を組み合わせることで強い証拠になることも
不倫の証拠というと、ホテルの出入り写真のような「決定的なもの」を想像しがちですが、身近な「小さな欠片(かけら)」の積み重ねが大きな力を発揮する可能性があります。
例えば、LINEの日付と、旦那さんのクレジットカードの履歴(ホテルの決済など)を照らし合わせることで、「言い逃れできない強力な証拠」に変わる可能性があります。
このように一つひとつは小さくても、これらを繋ぎ合わせることで「不自然な関係」を証明できるケースはたくさんあります。
一つ一つは弱い証拠でも、弁護士に相談することで「あなたの手持ちのカード」を「最強の武器」に変えてくれる可能性があります。あなたが「使えない」と思い込んでいた証拠が実は「決定打」なんてこともあるかもしれません。
(2)無理をして「ルール違反」をしないで
「どうしても中身が見たい」という一心で、夫のスマホのパスワードを無理やり突破したり、勝手に監視アプリを入れたりするのは非常に危険です。
あなたが被害者なのに、逆に「プライバシーの侵害だ」と責められたり、犯罪者になってしまうおそれがあります。
- 夫のスマホ内のアプリに許可なくログインする行為:
➡不正アクセス禁止法違反(3年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金) - 夫のスマホに勝手に監視ができるアプリをダウンロードする行為:
➡不正指令電磁的記録供用罪(3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金)
3年以下の拘禁刑(刑務所へ入ること)や重い罰金が科せられる可能性もあります。これ以上、あなたが傷つくリスクは絶対に冒さないでくださいね。
【まとめ】一番大切にするべきなのは、あなた自身です
「離婚しない選択」をした自分を、まずはたくさん褒めてあげてくださいね。
もし今、「私の場合はどう動くのがいい?」「夫に内緒で相談できる?」といった不安があるなら、それはあなたが「自分の人生」を自分らしく歩もうとしているサインです。
慰謝料は、誰かを攻撃するための武器ではなく、あなたが受けた傷にそっと貼る「心の絆創膏」です。
弁護士に「今の苦しい気持ち、どうすればいい?」と打ち明けてみるだけで、心の中の霧がスッと晴れていくはずです。あなたが明日からまた笑顔で過ごせるよう、まずは「今のモヤモヤ」をそっと預けることから、始めてみてくださいね。
何を話せばいいかわからなくても大丈夫。
今のモヤモヤをそのまま弁護士に預けてみてください。

































