パートナーの行動に不安を感じ、「LINEに浮気のサインがあるのでは?」と考えてはいませんか?
LINEは浮気相手との主要な連絡手段となることが多く、その使い方から浮気のサインを見抜くことができる可能性があります。しかし、やみくもに調査したり、パートナーを追及したりすると、かえってあなた自身を不利な状況に追い込む恐れがあります。
このコラムでは、LINEから浮気を見抜くポイントから、言い逃れのできない証拠の条件、そしてLINEで証拠を見つけた時の対処法まで弁護士がわかりやすく解説します。
ここを押さえればOK!
•特定の相手の通知をオフにしている
•トークや友だちを非表示にしている
•異性の表示名をニックネームなどに変えている
•トーク履歴を削除した形跡がある
•LINEにパスコードを設定した
•スマホを触る頻度が増えた
•スマホを下向きに置くようになった
•急に絵文字やスタンプを使うようになった
•異性にスタンプをプレゼントしている
•LINEアルバムに異性との写真がある
浮気を疑うLINEのやり取りを見つけたら、日付や送信者が分かり、前後の文脈も確認できる状態でスクリーンショットを撮り、そのまま保存することが大切です。ただし、パートナーに無断でスマホを見たり、不正にログインしたりする行為はプライバシー侵害や不正アクセスに当たる可能性があるため注意が必要です。
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LINEで浮気はバレる?パートナーの浮気を見抜くポイント10選
パートナーの浮気を疑っているとき、「LINEから浮気をしているのか調査できないの?」と気になってしまうかもしれません。
ここでは、LINEから浮気を見抜く10個のポイントを紹介しましょう。
(1)LINEの通知をオフにしている友だちがいる
LINEのメッセージが届いた際の通知をわざわざオフにしている場合は、浮気を疑う1つのサインといえるかもしれません。通知をオフにすることで、ポップアップ通知で名前やメッセージが表示されなくなります。
トーク一覧の友だちの名前の横に通知オフのマークがあるかどうかで、通知オフにしている友だちがいるかどうかがわかります。
(2)非表示の友だちやトークがある
非表示の友だちや非表示のトークがある場合も、浮気を疑う1つのサインと言ってもいいでしょう。本来自分しかみないはずのLINEの友だちリストやトーク一覧から、あえて非表示にしているのは何かやましいことを隠している可能性があるからです。
ホーム画面の設定(歯車マーク)から「友だち」もしくは「トーク」を選択し、「非表示リスト」を選択すると、非表示となっている友だちやトークを確認することができます。
(3)表示名とプロフィール名が違う友だちがいる
友だちの表示名をプロフィール名とは違う名前に変えている場合も、浮気を隠している可能性があります。友だちの表示名をニックネームや同姓の名前などに変えることで、異性とメッセージのやり取りをしていることを隠そうしている可能性があるからです。
友だちリストから気になる「友だち」を選択し、名前の横にある「ペンのマーク」をタップすると、プロフィール名を確認することができます。
(4)トーク履歴が削除された形跡がある
LINEのトーク履歴が削除された形跡がある場合、浮気相手とのやり取りが見つからないように隠している可能性があるといえるでしょう。
トークリストの一番上にあるのに直近のやり取りが古い場合やトーク履歴がない場合、また前後のメッセージのやり取りが不自然な場合には、トーク履歴が削除されている可能性があります。
(5)LINEにパスコードを設定した
急にLINEアプリにパスコードでロックをかけるようになった場合は、浮気のサインと言えるかもしれません。
スマホ本体だけでなく、LINEのアプリにもロックをかけることで、誰にも見られたくない浮気相手とのメッセージのやり取りを守ろうとしている可能性があるからです。
(6)スマホを触る頻度が増えた
浮気をしている人は、浮気相手との連絡が増えるため、スマホを肌身離さず持ち歩くようになります。
それまでよりも頻繁に画面をチェックしていたり、常にスマホを手に持っていたりするような行動を急にとるようになった場合は、浮気をしている可能性があるといえるでしょう。
(7)スマホを下向きに置くようになった
誰かにLINEの通知を見られたくないという心理から、スマホの画面を伏せてテーブルに置くようになることがあります。
特に、以前と比べてスマホの置き方が変わった場合は、浮気のサインの可能性があるでしょう。
(8)絵文字やスタンプを使うようになった
今まであまり絵文字やスタンプを使わなかった人が、急に派手なスタンプやハートマークを多用するようになった場合も浮気のサインかもしれません。
これは、浮気相手とのメッセージのやり取りを通じて、これまでとは違うコミュニケーションのスタイルを取り入れている可能性があるからです。
(9)LINEスタンプのプレゼントを友だちに送った形跡がある
LINEスタンプのプレゼントを友だちに送っている場合も、浮気のサインと言えるかもしれません。
仲のいい友だちや交際相手に対してでないと、なかなかLINEスタンプのプレゼントは贈らないという人が多いでしょう。特に、異性に対してLINEスタンプのプレゼントを贈っている場合には何かしたらの下心がある可能性もあるかもしれません。
LINEスタンプのプレゼント履歴は、ホーム画面の設定(歯車マーク)から「スタンプ」を選択し、「購入履歴」選択することで確認できます。
(10)LINEアルバムに異性との写真が保存されている
LINEのトークルームにはアルバム機能があり、共有された写真が保存されます。スマホ自体の写真フォルダには写真が残されていない場合でも、LINEのアルバム機能の方に浮気相手との写真が残されている可能性があります。
トークリストから気になる「トーク」を選択し、右上の「三本線のマーク」もしくは「Vマーク」をタップすると、LINEアルバムを確認することができます。
このLINEは浮気の証拠になる?言い逃れされないLINEの証拠とは
異性とLINEを隠れてしているだけで「浮気」と感じるかもしれません。
しかし、一般的には異性とLINEを隠れてしているだけでは「浮気」には当たりません。特に、夫や妻に対して浮気を理由に慰謝料や離婚を求める場合には、その浮気が「不貞行為」に当たる必要があります。
不貞行為とは、既婚者が配偶者以外の第三者と自由な意思で肉体関係を持つことをいいます。
たとえば、異性と隠れてLINEをしていただけでは、肉体関係があったかどうかはわかりませんので、浮気の証拠としては不十分です。言い逃れできない証拠といえるためには、「肉体関係があったこと」がわかる証拠であることが重要といえます。
(1)肉体関係があったことがわかるメッセージ:証拠〇
肉体関係があったことがわかるメッセージは、浮気の証拠として言い逃れできない証拠といってもいいでしょう。
【例】
- 「エッチをしよう」「エッチをした」「気持ちよかったよ」「またしようね」など肉体関係があったことがわかる内容
- 「昨日のラブホテルよかったね」「○○ホテルを予約したよ」などラブホテルで過ごしたことをうかがわせる内容
- 「二人きりでの旅行楽しかったね」「○○温泉また行きたいね」など浮気相手と2人で泊りがけの旅行に行ったことをうかがわせる内容 など
また、ラブホテルでの写真や裸で抱き合う写真なども浮気の証拠として言い逃れのできない証拠と言えますが、写真に写っているのが浮気相手と夫もしくは妻であることがわかる写真であることが大切です。これは、「別人の写真」と言い訳されないようにするためです。
(2)デートしたことがわかるメッセージ:証拠△
デートしたことがわかるメッセージは、浮気の証拠とはなりうるものの、言い逃れのできない証拠とまでは言えないでしょう。
【例】
- 「また2人でデートしようね」
- 「2人での食事楽しかったね」 など
これらのメッセージは、2人きりでデートや食事したことまではわかるものの、2人の間に肉体関係があったことまではわかりません。他の証拠(ラブホテルの領収書など)を組み合わせて、肉体関係があることがわかれば強力な証拠にもなりえます。
(3)愛情表現をしていたことがわかるメッセージ:証拠△
愛情表現をしていたことがわかるメッセージも浮気の証拠となりえますが、言い逃れのできない証拠とまでは言えないでしょう。
【例】
- 「好きだよ」「愛しているよ」とのメッセージ など
これらのメッセージだけでは浮気の証拠とは弱いといえるでしょう。「冗談で送っただけ」と反論されたり、あくまで友人関係や好意の範囲内とみなされたりする可能性があるからです。
浮気の証拠として言い逃れのできなくするなら、他の証拠と組み合わせる必要があります。
(4)LINEのメッセージを削除・非表示をしている:証拠✕
LINEのメッセージを削除していることや非表示にしていることは、浮気の証拠としては弱いと言わざるを得ません。
なぜなら、プライバシーの観点からLINEのメッセージを削除・非表示にしたり、間違ってLINEのメッセージを削除・非表示にしたりした可能性もあるからです。
しかし、LINEのメッセージを削除・非表示にしていることは浮気のサインとしては有効です。あなたのパートナーが浮気をしているのか他の方法でも探ってみましょう。
LINEで浮気が疑われるやり取りがあったときはどうすればいい?
LINEで浮気が疑われるやり取りがあったときには、LINEでのやり取りを写真に収めたり、スクリーンショットを撮ったりして保存しておくことが大切です。
見つけてしまったショックで消してしまったり、保存せずにそのままにしておいたりすることがあるかもしれません。
しかし、浮気が疑われるやり取りを証拠として保存しないままだと、夫や妻に浮気を問い詰めようと思っても、言い訳されてしまい、夫や妻は浮気を続けたまま、こちらは何もできないという状況になってしまいかねません。
(1)日付や送信者が分かるようにLINEの画面を撮影する
日付や送信者が分かるようにLINEの画面を撮影するようにしましょう。
日付や送信者がわかるようにLINEの画面を撮影することで「いつからいつまで浮気をしていたのか」「誰と浮気をしていたのか」がわかるようになります。
(2)メッセージ前後のやり取りがわかるようにLINEの画面を撮影する
特定のメッセージだけを切り取るのではなく、前後の文脈がわかるようにメッセージ前後のやり取りもわかるようにLINEの画面を撮影するようにしましょう。
これにより、証拠としての信用性が高まります。やり取りが長い場合は分割して撮影(もしくは動画を撮影)し、会話の流れを確認できるように撮影するようにしましょう。
(3)そのまま保存が鉄則!加工はしないようにする
LINEの画面を撮影したらそのまま保存することが大切です。
日付やメッセージを一部書き換えたり、不要な部分を切り取ったりすると、本当の部分が残されていたとしても、「そんな証拠は捏造されたもの」と反論されてしまい、証拠としての価値を失ってしまいます。
【要注意】LINEで浮気調査をするときに気を付けたいNG行動
LINEでの浮気調査は、一歩間違えれば、浮気をさらに隠されたり、違法な行為であることを理由にパートナーから慰謝料を請求されたりなど後悔する結果となる可能性があります。
LINEで浮気調査をする際には、次の3つの点には気を付けてください。
(1)確定的な証拠を得るまではパートナーに浮気調査がバレないようにする
浮気をしたことが間違いないといえるような確定的な証拠を得るまでは、パートナーに浮気調査していることがバレないようにした方がよいでしょう。
浮気調査がパートナーにバレてしまうと、浮気相手とのやり取りをより巧妙に隠されてしまうなど証拠をさらに得にくくなるおそれがあります。
浮気を疑いパートナーを何か言いたくなる気持ちもわかりますが、確定的な証拠がないのにパートナーを責めたり、疑っているような行動がバレたりすると、かえってあなたがパートナーから責められたり、パートナーとの仲が悪化したりするおそれがあります。
(2)同意なくスマホを見ることは違法に当たる可能性
夫婦・パートナーといった近しい間柄であっても、同意なくスマホを盗み見る行為はプライバシーの侵害に当たる可能性があります。
プライバシーの侵害を理由に、損害賠償請求されてしまうリスクもあるでしょう。
(3)同意なくIDとパスワードでLINEにログインすることは違法に当たる可能性
パートナーのIDとパスワードを無断で使用してLINEにログインする行為は、「不正アクセス行為」として不正アクセス禁止法(不正アクセス行為の禁止等に関する法律」に抵触する可能性があります。
罰則は3年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金と軽いものではありません。注意しましょう。
LINEでの浮気調査に関するよくある質問
最後に、LINEでの浮気調査に関するよくある質問をまとめています。ぜひ参考にしてください。
(1)浮気相手の名前や住所を特定したい!どうすればいい?
浮気相手を名前や住所を特定したい場合には、弁護士へご相談ください。
弁護士にのみ許された「弁護士会照会制度」を利用することで、浮気相手の名前や住所がわかる可能性があります。
例えば、浮気相手の電話番号が分かっている場合、弁護士が各電話会社に弁護士会照会をかけることで、契約者名前や住所がわかる可能性があるのです。
ただし、弁護士会照会はあくまでも浮気相手に対して慰謝料を請求することが前提となります。浮気調査目的だけでは利用できない点に注意しましょう。
(2)浮気調査アプリを使いたい!問題ある?
パートナーの同意なく浮気調査アプリ(スマホ監視アプリや位置情報アプリなど)をダウンロードする行為は、不正指令電磁的記録供用罪(刑法第168条の2第2項)に当たる可能性があります。
不正指令電磁的記録供用罪に当たるとされた場合には、3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金に処せられる可能性があります。
【まとめ】LINEから浮気のサインは見抜ける可能性あり|慰謝料相談は弁護士へ
LINEから浮気のサインや証拠を掴める可能性はありますが、「どういった証拠があれば言い逃れのできない証拠といえるのか」「慰謝料請求するにはどうすればいいのか」一人では悩みが尽きないことと思います。
浮気を理由に慰謝料や離婚を求める場合には、一度アディーレへご相談ください。アディーレの弁護士が、あなたの状況を丁寧に伺い、目的の達成に向けてサポートいたします。



























