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デキ婚の離婚は多い?デキ婚への男女の本音は?弁護士が解説

作成日:
LA_Ishii

※この記事は、一般的な法律知識の理解を深めていただくためのものです。アディーレ法律事務所では、具体的なご事情によってはご相談を承れない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

「デキ婚は離婚率が高い」「デキ婚は後悔する」といった声をよく耳にしますが、実際のところはどうなのでしょうか?

実は、デキ婚の離婚率は一般的な結婚と比べて特別に高いとする統計はありません。

この記事では、デキ婚で離婚してしまう理由やデキ婚への本音、デキ婚を後悔せずに済む方法をご紹介します。また、もしデキ婚で離婚を考えざるを得ない状況になった場合、どのように対処すべきかを弁護士目線でアドバイスします。

ここを押さえればOK!

デキ婚の離婚率は特に高いという統計はないものの、若い世代が多いことや無計画というイメージから、離婚が多いと感じられることがあるようです。デキ婚による離婚の理由として、若さによる人生経験や経済的基盤の不足、交際期間の短さ、家事・育児の負担増加、金銭的な負担の増加、親・夫婦になる覚悟不足などが挙げられています。

デキ婚で離婚となってしまった場合にはアディーレへ相談ください。弁護士に相談することで、親権や養育費の話し合い、慰謝料や財産分与の決定などを弁護士があなたの味方となってすすめてくれます。

デキ婚の離婚は多い?多く感じる理由とは?

デキ婚の離婚率は一般的な結婚と比べて特別に高いとする統計はありません。

しかし、デキ婚には「離婚が多い」「うまくいかない」などネガティブなイメージを持っている方もいるようです。

デキ婚をするのは若い世代が多いことや「デキ婚=無計画」のイメージなどから、デキ婚は離婚が多いというイメージにつながっているのかもしれません。

デキ婚で離婚してしまう理由とは?

デキ婚でうまくいく夫婦もいる一方で、デキ婚で離婚してしまう夫婦もいます。あなたの知人や友人がデキ婚をして離婚したという人もいるかもしれません。

デキ婚で離婚してしまう理由を見ていきましょう。

  • デキ婚をする多くが若い世代だから
  • 交際期間が不十分なまま結婚してしまったから
  • 家事・育児の負担が妻にかかりすぎるから
  • お金の負担が一気に増えるから
  • 親・夫婦になる覚悟ができていなかったから

それぞれ見ていきます。

(1)デキ婚をする多くが若い世代だから

デキ婚をする夫婦の多くは10代~20代の若いカップルです。

若いカップルは30代~40代の夫婦に比べると、人生経験や経済的基盤が不十分な傾向にあります。結婚生活を始めても些細なすれ違いからケンカをしてしまったり、経済的不安から節約を強いられストレスが溜まってしまったりと、夫婦生活がうまくいかない可能性が高いのです。

(2)お互いをあまり知らないまま結婚してしまったから

デキ婚をする夫婦は妊娠を機に結婚を決意するため、交際期間が不十分で、あまりお互いを知らずに結婚するケースも少なくありません。

お互いにあまり知らないまま結婚してしまうと、結婚後に価値観の不一致や生活習慣の違いが明らかになり、夫婦仲がこじれるきっかけとなるのです。

(3)家事・育児の負担が妻にかかりすぎるから

デキ婚は家事と育児が一度に始まることになります。家事に慣れていない妻に育児の負担も重くのしかかり、夫婦間がギクシャクしてしまうのです。

もちろん夫婦で分担できるのが理想ですが、やはり妻に負担がいきがちです。特にデキ婚の場合には結婚後すぐに妻が産休・育休に入ってしまうためそのまま妻に家事・育児の負担が重くのしかかってしまう傾向にあります。

(4)お金の負担が一気にかかるから

デキ婚は結婚と出産がほぼ同時期に訪れるため、例えば新居にかかる費用や出産・育児費用など経済的負担が夫婦に一度にふりかかることになります。共働きの夫婦であれば妻が産休や育休に入ることで、妻の収入が減ることもあります。

このような急激な収入の変化や高額な出費による金銭的なストレスが夫婦関係に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

(5)親・夫婦になる覚悟ができてなかったから

デキ婚の場合、思いがけない妊娠で、親や夫婦になる覚悟も不十分なまま結婚してしまうケースも少なくありません。

親や夫婦になる覚悟ができていないまま結婚してしまった結果、子どもがいるにもかかわらず独身の頃と変わらない生活を続け、夫婦間ですれ違いが起きてしまうのです。例えば、夫が独身の頃と同じように毎晩飲みに歩き、妻だけが家事育児をしているというようなケースもあります。

デキ婚をする男性・女性の本音とは?しょうがなく結婚したと思っている?

デキ婚をする男性・女性の本音はいったいどういうものなのでしょうか。妊娠したからしょうがなく、結婚したと思っているのでしょうか。

確かにしょうがなく結婚した気持ちがある人もいるかもしれませんが、結婚に踏み切った以上はある程度責任感も持って結婚した男性・女性が多いようです。

(1)デキ婚をする男性の本音

デキ婚をする男性の本音は、「もっと遊びたかった」「しょうがなかった」というものもある一方で、「結婚するつもりだったから妊娠してもかまわない」「妊娠で結婚に踏ん切りがついた」という声も聞かれるようです。

結婚したくないのであれば、無責任ではありますが、逃げることもできたはずです。しかし、妊娠を機に結婚を決意した以上、ある程度責任を果たそうという気持ちを持っているようです。

(2)デキ婚をする女性の本音

デキ婚をする女性の本音は、男性に比べるとネガティブな声はあまりないようです。「かわいい子どもに恵まれた」「好きな人の子どもができてうれしい」などです。

女性の方が妊娠期間を経たことで、親としての覚悟が決まったり、お腹の子どもへの愛情が芽生えて結婚に前向きな気持ちになったりするのかもしれません。

結婚になかなか踏み切らない男性に対して、妊娠をきっかけに結婚に踏み切ってほしいと思っている女性もいるようです。

デキ婚を後悔しない!デキ婚でも離婚せずに夫婦円満に過ごすコツとは?

離婚を前提に結婚する夫婦はいません。結婚する以上、お互いに夫婦円満でありたいと思っているはずです。ここでは、デキ婚でも離婚せずに夫婦円満に過ごすコツを紹介します。

  • 夫婦2人の時間を作る
  • 家事育児を夫婦で分担して行う
  • 家計を管理し、節約を心がけてみる
  • 周りと比較しない
  • 時には親やシッターなどに頼る

デキ婚には、通常の結婚とは違い、子供ができたことにより離婚に踏み切りにくいという側面もあります。ここで紹介するコツを踏まえて、幸せな家庭を築いていきましょう。

(1)夫婦2人の時間を作る

意識的に夫婦2人の時間を作るようにしましょう。

デキ婚の場合、結婚後すぐに子育てに追われ夫婦2人の時間をとれないことが多いです。子どもを親やシッターに預けて定期的にデートに行ったり、子どもが寝た後に夫婦で晩酌をするなど夫婦2人の時間を持ったりすることで、夫婦としての絆を深めることができます。

(2)家事育児を夫婦で分担して行う

家事育児を夫婦で分担して行うようにしましょう。

いくら妻が産休・育休中とはいえ、妻1人で家事育児をすることはできません。特に産後まもない時期であれば、女性の身体も元気とは言えない状態ですし、夜に何度も子どもの対応で起きなければなりません。家事育児を行うためには夫の協力が不可欠なのです。

(3)家計を管理し、節約を心がけてみる

家計を管理し、節約を心がけるようにしましょう。大きな出費がかさむとそれだけでストレスがかかり、夫婦関係がギクシャクしてしまいます。新居の費用や出産・育児の費用以外の費用については極力節約を心がけお金の出費を少なく済ませるようにしましょう。

一方で、節約のし過ぎもストレスの原因となりかねません。たまには夫婦2人へのご褒美に外食に行くなど節約もバランスをもって行うようにしましょう。

(4)周りと比較しない

友人やSNSのインフルエンサーなど周りと比較しないようにしましょう。

特にSNSを見ていると、独身で遊んでいる友人やインフルエンサーの幸そうな家庭を見て、羨ましくなってしまうことがあります。しかし、SNSなどでは一見キラキラして見えても、実際は仕事や家事育児に追われているなんてことはよくあることです。

SNSなどに惑わされず、自分たちの幸せを大切にしましょう。

(5)時には親やシッターなどに頼る

完璧を求めすぎず、必要に応じて周囲の助けを借りることも大切です。

親やシッターに頼ることをダメなことなんて思ってしまっているケースもあるようです。しかし、特にデキ婚のように慣れない家事や育児が一度に始まってしまった方こそ利用すべきです。親やシッターなどに頼って自分の時間を作ったり、プロの家事や育児のコツを見て真似をしてみたりしてもいいかもしれません。

デキ婚で離婚となってしまったときに後悔しないためのポイントとは?

デキ婚でやむを得ず離婚を選択することもあります。後悔しない離婚のためには次のポイントに気を付けましょう。

  • 親権や養育費についてしっかり話し合う
  • 今後の生活のことも踏まえて、慰謝料や財産分与も決めておく
  • 後悔のない離婚には弁護士への相談がおすすめ

詳しく見ていきましょう。

(1)親権や養育費についてしっかり話し合う

子どもがいる夫婦が離婚する場合、まず決めるべきことは親権と養育費です。

親権は母親にわたることが多いイメージがあります。しかし、これまで主に養育してきたのが父親である場合や子ども自身が父親との生活を望んでいる場合など父親に親権がわたるケースもあります。

子どもの養育にとって母親・父親どちらが望ましいかという観点で親権者を選ぶようにしましょう。

親権者を決めたら、次は養育費です。離婚時に執行認諾文言のある公正証書を作成しておくことで、未払いとなった時でも相手方から強制的に養育費を回収することができます。

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(2)今後の生活のことも踏まえて、慰謝料や財産分与も決めておく

離婚後の生活にはお金が必要になります。早く離婚したいという気持ちもわかりますが、慰謝料や財産分与もしっかりと話し合っておきましょう。

妊娠中や小さい子どもがいたことで、妻にかまってもらえなくなり、夫が浮気するというケースもあるようです。妊娠中や小さな子どもがいることは浮気の慰謝料の増額事由にもなりえます。慰謝料はケジメとしてしっかり受け取っておきましょう。

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(3)後悔のない離婚には弁護士への相談がおすすめ

後悔のない離婚をするためには、弁護士への相談がおすすめです。

離婚後にお金に困って「養育費や慰謝料、財産分与などのお金をきちんと受け取っておけばよかった」と後悔することもあります。弁護士に相談することで、弁護士があなたの味方となって、きちんと養育費や慰謝料、財産分与などを交渉してくれます。

アディーレでは費用倒れになることは原則ありませんので、一度相談してみてください。

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【まとめ】デキ婚の離婚は多くない|どうしても離婚するときは弁護士へ相談を

デキ婚の離婚率は一般的な結婚と比べて特別に高くありません。デキ婚でも幸せな家庭を築くことは十分可能です。重要なのは、夫婦で協力し合い、コミュニケーションを大切にすることです。

もし離婚を考えざるを得ない場合は、弁護士に相談しましょう。後悔のない離婚のためには弁護士への相談がおすすめです。

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