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浮気されて離婚決意!親権も慰謝料も諦めたくないときの交渉ポイント

作成日:更新日:
kiriu_sakura

「浮気されて離婚を決意したが、親権や慰謝料も諦めたくない!」

しかし、「どのように交渉をすればいいのか…」と悩んではいませんか。

親権や慰謝料を獲得するためには、例えば次のような交渉のポイントがあります。

  • 親権の交渉のポイント→あなたの方が親権者としてふさわしいことをアピールする(どちらが浮気したかは無関係)
  • 慰謝料の交渉のポイント→浮気の言い逃れができない証拠を集める

この記事では、次のことについて弁護士がくわしく解説します。

  • 交渉すべき離婚条件と離婚条件の決め方
  • 親権者としてふさわしいとアピールするためのポイント
  • 慰謝料の証拠としてどのような証拠を集めるべきか

これらのポイントを押さえて交渉を行うことで、親権や慰謝料を諦めずにすむかもしれません。

浮気をされて慰謝料請求を検討されている方、慰謝料はもちろん親権も諦めたくない方、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修弁護士
弁護士 池田 貴之

法政大学、及び学習院大学法科大学院卒。アディーレ法律事務所では、家事事件ドメイン(現:慰謝料請求部)にて、不貞の慰謝料請求、離婚、貞操権侵害その他の男女トラブルを一貫して担当。その後、慰謝料請求部門の統括者として広く男女問題に携わっており、日々ご依頼者様のお気持ちに寄り添えるよう心掛けている。東京弁護士会所属。

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交渉すべき!3つの離婚条件(慰謝料・子ども・財産分与)

離婚の際には、交渉すべき離婚条件があります。

親権や慰謝料はもちろん大事なのですが、他の条件も離婚後の生活に影響を与える重要な事項となりますので、妥協せずに、慎重に話し合っておくようにしましょう。

(1)慰謝料

離婚の「慰謝料」とは、離婚による精神的ショックに対して支払われるお金のことです。

ただ、慰謝料は、離婚の際に必ず支払われるものではありません。

離婚に至る原因を作った夫(妻)に対して、精神的ショックを受けた妻(夫)が慰謝料の請求をすることができるのです。

そのため、離婚理由として多い「性格の不一致」や「価値観の相違」など、どちらかが一方的に悪いわけではない場合は、慰謝料を請求することはできません。

(2)子どもに関する条件

離婚に当たっては、子どもに関する条件(親権、養育費、面会交流)についても決める必要があります。簡単に説明します。

(2-1)親権

「親権」とは、未成年者の子どもを養育し、子どもの財産を管理し、その子どもの代理人として法律行為をする権利や義務のことをいいます。

未成年の子どもがいる場合に離婚をするためには、親権者を決めないと離婚することはできません。離婚届には親権者を記載する欄が設けられており、親権者を記載しなければ離婚届自体を、役所で受け付けてもらえないのです。

(2-2)養育費

「養育費」とは、子どもを育てていくための養育に必要な費用のことをいいます。

離婚した後、親権者となったほうの親は、子どもを育てていかなければなりませんが、子どもをひとりで育てていくことは簡単なことではありません。

そのため、子どもの親権者となった場合には、相手から「養育費」をきちんと支払ってもらい、しっかりと親としての責任を果たしてもらうためにも「養育費」についてきちんと話し合っておくことがおすすめです。

養育費についてくわしく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

養育費とは?支払期間や不払いへの対処法などを弁護士が解説

(2-3)面会交流

面会交流とは、子どもと離れて暮らしている親と子どもが、直接会うことや、それ以外の方法(手紙や写真、学校の通知表の送付、プレゼントの受け渡し等)で交流することをいいます。

離婚したとはいえ、子どもにとっては両親であることには変わりありません。親として子供のために協力していくことが必要な場合もあります。

ただ、夫婦が離婚する際に、親権者については必ず取り決める必要がありますが、面会交流については必ずしも取り決める必要がありません。

面会交流についてくわしく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

(3)財産分与

財産分与とは、婚姻生活中に夫婦で協力して築き上げた財産を、原則、2分の1ずつに分けることをいいます。

夫婦の共同名義で購入した不動産、夫婦の共同生活に必要な家具や家財などが財産分与の対象となることはもちろん、夫婦の片方の名義になっている預貯金や車、有価証券、保険解約返戻金、退職金等、婚姻中に夫婦が協力して取得した財産といえるものであれば、財産分与の対象となりえます。

離婚後の生活のためにも、きちんと財産分与をしておくことは重要です。

財産分与についてくわしく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

離婚時に知っておきたい財産分与とは?大切な財産を失わないための基本を解説

離婚条件を決める2つの方法(話し合い・調停や裁判)

親権や慰謝料などの離婚条件を決める方法は、主に2つあります。

  1. 夫婦の話し合いで決める
  2. 調停や裁判で決める

(1)夫婦の話し合いで決める

離婚条件について決めるためには夫婦で話し合うことが基本となります。

「とにかく早く離婚したい」、「裁判で争うのはイヤ」など、そんな気持ちから離婚条件の取り決めを曖昧にしてしまったり、配偶者に対して負い目があるからと納得いかない合意を受けいれてしまったりした場合、後悔することになりかねません。納得いくまでしっかりと話し合いましょう。

(2)調停や裁判で決める

離婚条件の話し合いがまとまらない場合や話し合いができない場合には、家庭裁判所での調停もしくは裁判で決めることになります。

家庭裁判所と聞くと、裁判官がいて法廷で行われる裁判のイメージがあるかもしれませんが、「調停」とは、あくまでも話し合いの手続きとなります。

調停では、当事者が話しやすいように、基本的に、当事者が向き合って話すということはありません。個室で、調停委員(通常、男女2名です)に双方が個別に話す形で進めていくことになります。

調停で話し合いがまとまらない場合には、調停は終了し、当事者から訴訟提起して裁判をすることになります。裁判となった場合には、裁判官がいる法廷で離婚条件について争うことになります。

夫婦で話し合った内容は公正証書にしておくことがおすすめ!

養育費について夫婦の話し合いがまとまった場合には、必ず「離婚協議書」として書面に残しておきましょう。特に、養育費や慰謝料などのお金の支払いを含む取り決めには「公正証書」の形で残しておくことがおすすめです。

公正証書に強制執行認諾文言を入れておくことで、相手が約束の養育費や慰謝料を支払わなかった場合に、裁判を行うことなく、相手の財産を差し押さえる強制執行手続を行うことができます。

公正証書についてくわしく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

公正証書とは?作成するメリットや種類・作る手順を弁護士が詳しく解説

親権や慰謝料も諦めない!離婚条件の交渉のポイントとは?

ここで、親権と慰謝料についての交渉のポイントについて説明します。

(1)親権の交渉のポイント

親権者をいずれにするかは、まず話し合いで、そこで決まらないなら調停、それでも決まらないなら、審判ないし裁判で家庭裁判所に決めてもらうという流れになります。

夫婦の話し合いで決める場合には、あなたが親権者となるため、いかに相手を説得するかがポイントになります。

一方、家庭裁判所での調停や裁判(もしくは審判)で親権を決める場合には、裁判官に対して、家裁調査官による調査や調停や裁判(審判)を通じて、自分が親権者としてふさわしいことをアピールする必要があります。

親権について家庭裁判所での調停や裁判(審判)となった場合には、自分が「親権者」としてふさわしいといおうことをアピールするために、例えば、次のようなポイントをアピールするとよいでしょう。

【親権者としてふさわしいとアピールするポイント】

  1. 子どもに対する愛情(例:養育する意欲、これまでどれだけ世話していたか)
  2. 収入などの経済力
  3. 代わりに面倒を見てくれる人の有無(例:祖父母などのサポートが期待できるか)
  4. 親の年齢や親の心身の健康状態など親の監護能力
  5. 住宅事情や学校関係などの生活環境(例:子供が今までの生活環境を変えずに過ごすことができるか、子どもが育つに適した住宅といえるか)
  6. 子どもの年齢や性別、発育状況
  7. 環境の変化が子どもの生活に影響する可能性
  8. 兄弟姉妹が分かれることにならないか
  9. 子ども本人の意思

(2)慰謝料の交渉のポイント

次に、浮気をされて離婚することになった場合の慰謝料の交渉ポイントについて説明します。慰謝料交渉は事前の準備が重要となります。

慰謝料の交渉のポイントは、次の3つです。

【慰謝料の交渉のポイント】
  1. 慰謝料の相場を調べて、相場を踏まえた慰謝料を請求する
  2. 浮気の言い逃れができない証拠を集める
  3. 慰謝料請求が難しいと感じた場合には弁護士に相談する

詳しく説明します。

(2-1)慰謝料の相場を調べて、相場を踏まえた慰謝料を請求する

慰謝料の交渉のポイントの1つ目は、慰謝料の相場を調べて、相場を踏まえた慰謝料を請求することです。

慰謝料の相場を超えた高額な慰謝料を請求した場合、相手からの反発も大きくなり、話がまとまるはずのものまとまらなくなる可能性があります。

浮気で離婚した場合の慰謝料の相場は、100万~300万円程度となります。

慰謝料の金額の決め方については、こちらをご覧ください。

不倫の慰謝料金額の決め方についてくわしく解説【高額請求の2つの裁判例も紹介】

(2-2)浮気の言い逃れができない証拠を集める

慰謝料請求をする前に、浮気の言い逃れができない証拠を集めることが重要です。なぜなら、慰謝料請求した後に証拠を集めようとしても、証拠を隠したり、捨てたりする可能性があるからです。

浮気の言い逃れができないようにすることで、少しでも高額な慰謝料を獲得する可能性を高めることができます。

例えば、浮気の証拠としては、例えば次のものがあげられます。

  • 肉体関係を推測させる写真や動画(配偶者と浮気・不倫相手の顔がはっきり写っていることが重要です)
  • 浮気があったことを認めた録音
  • ラブホテル代などの履歴が残るクレジットカード売上票(レシート)
  • 肉体関係を推測させるメールやSNSなど
  • 肉体関係を推測させる手帳・日記、メモ
  • 浮気相手のところに出入りしている位置情報の履歴
  • ラブホテルのサービス券
  • 探偵や興信所による調査報告書

浮気の慰謝料についてくわしく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

浮気・不倫の慰謝料請求に効果的な証拠は?集めるときの4つの注意点

(2-3)慰謝料請求が難しいと感じた場合には弁護士に相談することがおすすめ

慰謝料請求が難しいと感じた場合には、弁護士への相談がおすすめです。

あなたが納得できるような高額の慰謝料を獲得するためには、過去の裁判例や法律の知識、交渉のテクニックが必要となります。

高額な慰謝料を請求する場合には、配偶者や浮気相手からの反発も当然大きくなりますので、その反発を抑えるためにも、専門家による交渉が必要となるのです。

弁護士であれば、法律の専門家としての知見を駆使して、配偶者や浮気相手と粘り強く交渉し、少しでも高額な慰謝料の獲得を目指しますので、あなたが納得できる慰謝料を獲得できる可能性を高めることができます。

さらに、慰謝料請求を弁護士に依頼することで、次のようなメリットを受けることもできます。

(2-3-1)弁護士からの請求であなたの本気の怒りを伝えることができる

配偶者は「家庭の問題だから」などあなたにしたことを軽く考えていたり、浮気相手は、「配偶者から誘ってきた」など浮気を重く考えていなかったりすることがあります。そのため、あなたから慰謝料請求が来ても無視したり、適当にあしらったりすることもあります。

しかし、弁護士からの書面が届くと、あなたの本気度が伝わって態度が一変し、事の重大性に気付いてきちんと対応するケースが多いといえます。

(2-3-2)配偶者や浮気相手と連絡をとらなくてもよい

弁護士が慰謝料の支払い交渉を行う場合、弁護士が交渉すべてを代行しますので、あなたが自ら配偶者や浮気相手と連絡を取る必要はありません。

慰謝料の請求を検討するといった場合、当然配偶者や浮気相手に対する怒りも大きい場合が多いと思います。そのような場合に、慰謝料交渉のために、自ら配偶者や浮気相手と連絡をとらなければいけないということは、肉体的にも精神的にも大きい負担がかかります。

弁護士が交渉を代行することで、あなたにかかる負担を減らすことができます。

(2-3-3)トータルでサポートしてもらえる

弁護士は、慰謝料請求に限らずに、例えば、配偶者や浮気相手との関係を断ち切ったり、慰謝料の未払いなど後々に起こりうるトラブルを防ぐための和解書なども作成したりすることもできます。

弁護士は、依頼者の悩みに寄り添い、依頼者にとって一番よい解決を目指します。

【まとめ】離婚条件の交渉は準備が重要!

今回の記事のまとめは次のとおりです。

  • 離婚条件を決める方法
  1. 夫婦の話し合いで決める
  2. 調停や裁判で決める
  • 調停や裁判(審判)で親権を獲得するためにアピールすべきポイント
  1. 子どもに対する愛情(例:養育する意欲、これまでどれだけ世話していたか)
  2. 収入などの経済力
  3. 代わりに面倒を見てくれる人の有無(例:祖父母などのサポートが期待できるか)
  4. 親の年齢や親の心身の健康状態など親の監護能力
  5. 住宅事情や学校関係などの生活環境(例:子供が今までの生活環境を変えずに過ごすことができるか、子どもが育つに適した住宅といえるか)
  6. 子どもの年齢や性別、発育状況
  7. 環境の変化が子どもの生活に影響する可能性
  8. 兄弟姉妹が分かれることにならないか
  9. 子ども本人の意思
  • 浮気の慰謝料の交渉のポイント
  1. 慰謝料の相場を調べて、相場を踏まえた慰謝料を請求する
  2. 浮気の言い逃れができない証拠を集める
  3. 慰謝料請求が難しいと感じた場合には弁護士に相談する

浮気の慰謝料請求は自分だけでもできると思われているかもしれません。

しかし、浮気の慰謝料請求は、浮気をした当事者と話し合って交渉しなければなりません。浮気があったことを知ってショックを受けている状況で、慰謝料や親権など当事者と顔を合わせて話し合わなければならないことは、精神的にも辛いことでしょう。

実際、自分で交渉しようとして相手から「一切払うつもりはない」「裁判でもなんでもやれ」と言われた方もいらっしゃいます(過去にアディーレ法律事務所に相談された方の声より引用)。このように、相手からひどい言葉を言われてしまう前に一度、弁護士へ相談されることをおすすめします。

アディーレ法律事務所では、浮気の慰謝料請求につき、相談料、着手金をいただかず、原則として成果があった場合のみ報酬をいただくという成功報酬制です。

原則として、この報酬は獲得した賠償金等からのお支払いとなりますので、あらかじめ弁護士費用をご用意いただく必要がありません。

また、当該事件につき、原則として、成果を超える弁護士費用の負担はないため費用倒れの心配がありません。

(以上につき、2022年7月時点)

浮気の慰謝料請求でお悩みの方は、浮気の慰謝料請求を得意とするアディーレ法律事務所へご相談ください。

この記事の監修弁護士
弁護士 池田 貴之

法政大学、及び学習院大学法科大学院卒。アディーレ法律事務所では、家事事件ドメイン(現:慰謝料請求部)にて、不貞の慰謝料請求、離婚、貞操権侵害その他の男女トラブルを一貫して担当。その後、慰謝料請求部門の統括者として広く男女問題に携わっており、日々ご依頼者様のお気持ちに寄り添えるよう心掛けている。東京弁護士会所属。

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※¹:2024年3月時点。拠点数は、弁護士法人アディーレ法律事務所と弁護士法人AdIre法律事務所の合計です。

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