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借金早く返す5つのコツとは?注意点やNG行動を弁護士が解説

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kiriu_sakura

※この記事は、一般的な法律知識の理解を深めていただくためのものです。アディーレ法律事務所では、具体的なご事情によってはご相談を承れない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

「借金を早く返済したいけれど、どうしたらいいかわからない」とお悩みの方は少なくありません。 

借金の返済が長引くと、利息が膨らみ、経済的なプレッシャーも増してしまいます。 

しかし、適切な方法を知って実践すれば、借金の返済期間を大幅に短縮することができる可能性があります。 

このコラムでは、借金を早く返すための5つのコツを詳しく解説します。 

今すぐ実行できる具体的なアドバイスを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 

この記事を読んでわかること

  • 借金を早く返済する5つのコツ 
  • 借金返済におけるNG行為
  • 借金返済が難しい場合の対処法

ここを押さえればOK!

借金を早く返済するための5つのコツは、(1)借金の全体像を把握して家計を見直すこと、(2)収入を増やすこと、(3)高金利の借金から優先的に返済すること、(4)繰り上げ返済や一括返済を行うこと、そして(5)低金利のおまとめローンを検討することです。

まず、借金の総額や利率、毎月の返済額を確認し、家計を見直し無駄な支出を削減します。収入を増やすためには副業や転職などを検討します。高金利の借金を優先的に返済し、ボーナスや臨時収入を利用して繰り上げ返済や一括返済を行うことで利息負担を減らします。また、金利の低いローンに借り換えることも有効です。

借金返済におけるNG行為として、(1)クレジットカードを過度に利用する、(2)借金返済のための借金をする、(3)リボ払いをする、(4)ギャンブルや高リスク投資に頼る、(5)違法業者や闇金を利用する、があります。これらは返済計画を妨げ、借金を増やすリスクがあります。

借金返済が難しい場合は、任意整理や民事再生、自己破産などの債務整理も検討すべきです。弁護士に相談して最適な解決策を見つけることが重要です。

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この記事の監修弁護士
弁護士 谷崎 翔

早稲田大学、及び首都大学東京法科大学院(現在名:東京都立大学法科大学院)卒。2012年より新宿支店長、2016年より債務整理部門の統括者も兼務。分野を問わない幅広い法的対応能力を持ち、新聞社系週刊誌での法律問題インタビューなど、メディア関係の仕事も手掛ける。第一東京弁護士会所属。

借金を早く返すための5つのコツ

借金を早く返すための5つのコツを紹介します。

借金を少しでも早く返したいという方はぜひ参考にしてください。

(1)借金の全体増を把握し、家計の見直しをする

借金の返済のためには、借金の全体像を把握して家計を見直すことが肝心です。

家計を見直し、無駄な支出を減らし、毎月いくら返済できるのかを計算し、返済スケジュールを立てましょう。

【借金額の把握】

今抱えている全ての借金について、次のように情報を整理します。

  • 借入先
  • それぞれの借金の残高
  • 利息の利率
  • 毎月の返済額

借入先は分かるが残高などが正確に分からないという場合には、それぞれの借入先に問い合わせたり、会員ページを確認するなどして把握しましょう。

【家計の見直し】

  • 家計簿アプリなどを利用して、収入と支出を把握する
  • 固定費(家賃、光熱費、通信費、サブスクリプション代)を見直し、削減できる部分を探す

収入と支出の差額が、返済に充てることのできる金額ということになります。 支出を整理していると、節約できそうな項目が見つかるかもしれません。これ以上借金が増えないようにするためには、節約も大事になってきます。

毎月返済できる金額を把握すれば、返済スケジュールも立てることができるでしょう。

(2)収入を増やす

借金を早く返すためには、収入を増やし、毎月の返済額を増やすことも1つの方法です。

【例】収入を増やすための方法

  • 副業を始める(フリーランス、アルバイトなど)
  • 昇給や昇進を目指す
  • 転職をする
  • 資産を売却する(不要な物品をフリマアプリで売るなど)

借入に頼らないで済む範囲で、返済に充てられる額を増やせないか検討しましょう。

(3)高金利の借金から優先的に返済する

高金利の借金から優先的に返済するのが借金を効率的に返すコツです。

借金の返済が終わらない限り、利息はどんどん増えていきます。

特に消費者金融などの高金利の借金であれば、より多くの利息が増えることになります。

複数の会社から借金を借り入れているときには、高金利の借金を優先して返済するようにしましょう。

また、ケースバイケースではありますが、金利との関係でどのように返済していけば利息の負担が軽くなるのか計算して、完済できる借入先から優先して完済する、借金総額の大きい借入先から優先して返済するなどの方法を模索していくことも重要です。

(4)繰り上げ返済や一括返済をする

ボーナスや臨時収入などで余裕があるときに繰り上げ返済や一括返済をすることで、元本を減らし、利息の負担を減らすことができます。

(5)借り換えや低金利のおまとめローンを検討する

借り換えや低金利のおまとめローンを利用することで、返済負担を軽減することができます。

  • 借り換え:借り換え先からお金を借り、借りたお金で、今契約しているカードローンを完済すること。今契約しているカードローンよりも金利の低いところで借り換えをすれば、総返済額を減らせる可能性があります。
  • おまとめローン:おまとめ先から借金をし、おまとめ先からの借金で、複数あった

借入先に完済することで、借入先がおまとめ先の1社に一本化すること。今までの借入先よりもおまとめ先の金利が低ければ、総返済額を減らせる可能性があります。

※ 金融機関の審査を通らないなどの理由で、借り換えやおまとめローンを利用できないケースもありますのでご注意ください。

借金返済におけるNG行為とは

借金返済を効率的に進めるためには、避けるべき行動があります。これらのNG行為に注意することで、返済計画を守り、早期返済が可能になります。以下の行為は特に避けるべきです。

(1)クレジットカードを過度に利用する

結論から言うと、借金返済中にクレジットカードを過度に利用するのは避けましょう。クレジットカードは利便性が高い一方で、無駄な支出を増やしやすく、借金をさらに増やすリスクがあります。

クレジットカードを利用する代わりに、現金やデビットカードを使うことで、支出を管理しやすくなります。

(2)借金返済のための借金をする

借金返済のためにその場しのぎの借金を繰り返すことを「自転車操業」といいます。

自転車操業は、問題を先送りにするだけでなく、最終的には借金総額を増やすことになりかねません。

(3)リボ払いをする

リボ払いは一見、毎月の支払い額を抑えられるように見えますが、実際には完済まで時間がかかることにより利息の負担が重くなり、総返済額が増えることになります。

リボ払いを避け、計画的に返済することが重要です。

(4)ギャンブルや高リスク投資に頼る

借金返済を目的にギャンブルや高リスク投資に頼ることは非常に危険です。これらの行為は一攫千金を狙うものであり、失敗すればさらに借金が増えるリスクが高いからです。

例えば、ギャンブルで一度に大金を得ようとしても、負けてしまうとさらに借金が増えることが多いです。安定した収入源を確保することで、リスクの高い行動を避けるようにしましょう。

(5)違法業者や闇金を利用する

違法業者や闇金を利用することは絶対に避けるべきです。これらの業者は法外な利息を課し、違法な取り立てを行うため、借金問題が一層深刻化します。

借金返済に困ったら「債務整理」も検討しよう

家計の見直しなどを行っても借金の返済が苦しい場合には、「債務整理」を行うことも検討しましょう。

債務整理をすると、借金を減らせたり、毎月の支払額を減らせたりできる可能性があります。債務整理には次の3つの方法があります。

  • 任意整理: カード会社やローン会社などと話し合って、将来分の利息をカットしてもらうなどし、借金を3年から5年ほどで分割して支払っていくことを目指す方法
  • 民事再生: 裁判所の認可を得たうえで負債の額を5分の1程度まで減額してもらい、原則として3年かけて返済していくという方法
  • 自己破産:借金返済の見込みがなく、裁判所から免責許可決定が出れば、原則全ての負債を支払わなくてもよくなる方法

借金が払えなった場合、すぐに「自己破産」とのイメージもあるかもしれません。しかし、自己破産せずとも「任意整理」「民事再生」という手段で、借金を減らしたり、毎月の支払額を減らしたりできる可能性もあるのです。

ご自身にとって一番よい方法を選ぶために、まずは弁護士に相談してみることをおすすめします。

【まとめ】借金の早く返すには家計の見直し!債務整理も検討しよう

借金を早く返済するためには、まず借金の全体像を把握し、家計を見直してみましょう。

収入と支出のバランスを見極め、無駄な支出を削減したり、収入を増やしたりすることで、毎月の返済に充てられる額を確保することができます。

また、高金利の借金から優先的に返済したり、繰り上げ返済を行ったりすることも借金を早く返すコツです。

どうしても借金が返せないという方は「債務整理」も検討してみましょう。

債務整理をすると、借金を減らせたり、毎月の支払額や利息の負担を減らせたりできる可能性があります。

アディーレ法律事務所では、所定の債務整理手続きにつき、所定の成果を得られなかった場合、原則として、当該手続きに関してお支払いただいた弁護士費用を全額ご返金しております(2025年3月時点)。

債務整理についてお悩みの方は、債務整理を得意とするアディーレ法律事務所にご相談ください。