「復縁したい…」そんな思いが頭をよぎったあなたへ。
一度別れを経験した関係を取り戻すことは、簡単ではありません。しかし、それは不可能ではないのです。
多くの人が復縁を望みながらも、どのように行動すべきか悩んでいます。焦りから間違った行動をとってしまい、かえって状況を悪化させてしまうケースも少なくありません。
では、効果的に復縁を目指すにはどうすればよいのでしょうか?
本記事では、復縁成功への8つのステップを詳しく解説します。また、避けるべき行動や、夫婦関係の修復についても触れていきます。一緒に効果的な復縁の方法を探っていきましょう。
この記事を読んでわかること
- 弁護士が教える復縁成功への8つのステップ
- 復縁したい場合にNGな5つの行動
- 夫婦仲を元に戻したい!夫婦仲の復縁のコツとは
ここを押さえればOK!
1.別れた原因を分析する
2.冷却期間を設ける
3.自分磨きをする
4.久しぶりに連絡をとる
5.会おうと誘う
6.パートナーの特別な存在になる
7.復縁OKサインを見逃さない
8.復縁を切り出す
復縁を目指す際は、別れてすぐの連絡、不必要な接触、相手の気持ちを無視した行動、復縁前の肉体関係、パートナーを責めることなどは避けるべきです。復縁を望む場合は、焦らず「さりげなく」「自然に」アプローチすることが重要です。パートナーの気持ちを尊重し、慎重に進めることで、復縁の可能性が高まります。
慶應義塾大学卒。大手住宅設備機器メーカーの営業部門や法務部での勤務を経て司法試験合格。アディーレ法律事務所へ入所以来、不倫慰謝料事件、離婚事件を一貫して担当。ご相談者・ご依頼者に可能な限りわかりやすい説明を心掛けており、「身近な」法律事務所を実現すべく職務にまい進している。東京弁護士会所属。
弁護士が教える復縁成功への8つのステップ
「一度別れたのに、復縁したいなんて…」
復縁したいと思う気持ちは悪いことではありません。それだけあなたにとってパートナーが大事な存在で、その恋が素敵なものだったということです。
しかし、一度別れを選んだ以上、復縁への道のりは簡単なものではありません。
パートナーに新たに好きな人ができているかもしれませんし、アプローチの仕方を少しでも間違うとSNSをブロックされるなど連絡をとることすらできなくなるおそれもあります。
どうしても復縁したいということであれば、ここで紹介するStepを踏んで、慎重なアプローチを心がけましょう。
(1)Step 1:別れた原因を分析する
復縁したいと行動を起こす前に、一度冷静に別れた原因を分析しましょう。
別れた時のことや二人が付き合っていた時のことを思い出すのは辛いかもしれませんが、その原因を冷静に分析することで、復縁の糸口をつかむことができるかもしれません。
(1-1)Step 1:あなたに別れた原因がある場合
あなたの行動でパートナーに辛い思いをさせなかったか、怒らせるようなことはなかったかを振り返ってみましょう。
あなただけでは別れた原因がわからない場合には、パートナーの共通の友人やあなたのことをよく知る友人に相談してみてもいいかもしれません。
別れた原因があなたにある場合には、まずは別れた原因になった行動を改善することで復縁につながりやすくなるでしょう。例えば、あなたのお酒の失敗や時間にルーズだったことが原因で別れてしまった場合には、お酒を飲むのを控えたり、時間にきちんと守るように心がけたりすることが必要です。
(1-2)Step 1:パートナーに別れた原因がある場合
パートナーに別れた原因がある場合、パートナーのことをあなたが本当に許せるのかを考え直す必要があります。また、復縁してももう一度同じ問題が生じるかもしれません。この場合にあなたはどう行動するのか許すことができるのかも考えておくとよいでしょう。
別れた原因を理解しないまま復縁しても、別れた原因が改善されないままだと、復縁できたとしても同じ理由でまた別れてしまうかもしれません。もう一度不幸な結末にならないためにも二人が別れた原因を理解し、分析することは重要です。
(2)Step 2:冷却期間を設ける
復縁するために必要なのは「冷却期間」です。
復縁したい思いから別れた後すぐに連絡を取ってしまう人がいますが、復縁したいのであれば、この行動はNGです。復縁後しばらくは互いに感情的になっており、余計な一言を言ってしまうなどまた喧嘩になるかもしれません。
復縁を望むのであれば、お互いに感情を落ち着ける冷却期間をとるのがおすすめです。冷却期間をとることで、あなた側も別れた原因を分析したり、自分磨きの時間に充てたりできるほか、パートナー側もあなたの大切さに改めて気づいてくれるかもしれません。
冷却期間の長さは、別れ方によってケースバイケースです。パートナーから振られた場合には少なくとも冷却期間が1~3か月程度必要といえますが、あなたから振った場合には冷却期間が置かなくてもよい場合もあります。
(3)Step 3:自分磨きをする
パートナーがあなたと別れたことを後悔するようなよい女性・よい男性になると復縁につながりやすくなるでしょう。
女性であれば化粧の仕方や服装を変えてみたり、男性であれば身だしなみを整えたりしてもよいかもしれません。また、仕事や趣味に積極的に取り組む姿は異性から見ると眩しく映ることもあるので、仕事や趣味に邁進してみてもいいかもしれません。
自分磨きを通じて、パートナーに新たな魅力をアピールすることができます。
(4)Step 4:久しぶりに連絡をとる
自分磨きをしつつ冷却期間も十分とったら、そこで初めて連絡をとるようにしましょう。
久しぶりの連絡でどう連絡をとっていいか迷ってしまうかもしれません。
しかし、あくまでも「さりげなく」「自然な感じ」をこころがけます。例えば、「最近どう?」「元気にしてる?」など内容は簡潔に、相手の近況を尋ねるなど軽めの話題から始めるとよいでしょう。
また、メールやSNSなど、相手が返信しやすい手段を選ぶのがポイントです。押し付けがましくならないように、返信を催促したり、頻繫に連絡したりするのは避け、友人関係のようなやりとりを行うことが大切です。
(5)Step 5:会おうと誘ってみる
気兼ねなく連絡を取れるような関係になったら、次は会おうと誘ってみましょう。
例えば、友達関係の延長線のような感じで、「気になる映画があるから、見に行かない?」「気になるお店があるから、一緒に行かない?」と誘ってみるのがよいでしょう。
二人きりで会うハードルが高い場合には、共通の友人も誘って複数であってみるのも1つかもしれません。
(6)Step 6:パートナーの特別な存在になる
パートナーと会えるような関係になったら、パートナーにとって特別な友人の1人になるように連絡を取り続けてみるとよいでしょう。
例えば、気軽に連絡を送りあったり、悩みを相談しあったりする関係が理想的です。また、お互いに共通の趣味がある場合には、趣味をきっかけに仲を深めるのもよいでしょう。
男女の友情は成立するという人もいますが、男女の友情は愛情と紙一重です。友人関係から恋愛関係に発展するケースはこの世に数多あります。特別な友人のような関係を築くことで、パートナーにとって「あなたはかけがえのない存在だ」と改めて気付かせることができるでしょう。
(7)Step 7:復縁OKサインを見逃さない
復縁をするためには、相手の気持ちが大切です。いくらあなたが「復縁したい」と思っていても、相手の気持ちが伴わないと復縁することはできません。
復縁するためには、パートナーからの復縁OKサインを見逃さないようにしましょう。復縁OKサインを見逃してしまうと、これまでの努力もパーになってしまうおそれがあります。
<復縁OKサイン>
- パートナーから頻繁に連絡を取ってくる
- パートナーから二人きりで会おうと誘ってくる
- パートナーが過去の思い出話をよくする
- パートナーからあなたの変化や成長に気づく
このような合図があれば、パートナー側もあなたと復縁したいと思っている可能性が高いです。ただし、パートナーの気持ちを確認する際は、慎重に進めましょう。
(8)Step 8:復縁を切り出す
パートナー側から復縁OKサインが見られ、あなたに覚悟が決まったら復縁を切り出すようにしましょう。
パートナー側から復縁OKサインが出ていも、復縁が100%できるということではありません。もしかしたらまた振られてしまう可能性も少なからずあります。
振られてしまうと思うと、なかなか行動に移せないかもしれませんが、行動に移さないと何も変わりません。2人の関係をもう一度素敵なものにするためにも、勇気を出して行動してみましょう。
復縁したい場合にNGな5つの行動
復縁したい場合には、次の5つの行動は避けましょう。どれも復縁からは遠ざかってしまう可能性のある行動です。
(1)別れてすぐ連絡をとる
別れてすぐ連絡をとるのはNGです。
一度は2人で別れに納得した以上、別れてすぐ連絡をとると「別れたのにしつこい」「別れたのは何だったの」などと思われてしまう可能性があります。焦ってすぐに連絡しないようにしましょう。
(2)不必要な連絡や接触を求める
別れても「パートナーが何しているのか」「パートナーに新しい恋人ができていないか」などが気になって、要件もないのに不必要な連絡や接触をしてしまうこともあります。
しかし、これもNGです。
元恋人とはいえ、恋人ではない人から不必要な連絡や接触は、「しつこい」「迷惑」に感じてしまいます。相手に嫌がられる行動はより復縁から遠ざかりますので、避けましょう。
逆に、パートナー側に「(あなたは)今頃元気だろうか」「(あたたに)新しい恋人はできたのか」などと気にさせるように、あえてあなたからは連絡をとらないことがポイントです。
(3)パートナーの気持ちを無視して復縁を求める
パートナーの気持ちを無視して復縁を求めるのもNGです。復縁にはパートナーの気持ちを尊重することも必要です。
恋人のときはあなたの願いやわがままを何でも聞いてくれるパートナーだったかもしれません。しかし、一度は別れてしまった以上、あなたの願いを何でも聞いてくれる人ではありません。パートナーの気持ちも考えて復縁を求めるようにしましょう。
追いかけられすぎると、人間は逃げたくなるものです。パートナーから追いかけられる存在になるように直接的に復縁を求めることはせず、さりげなくアピールし続けることが大切です。
(4)復縁する前に肉体関係を持つ
復縁する前にパートナーからの求めに応じて肉体関係を持つのもNGです。復縁をせずに肉体関係だけの関係になってしまう可能性があります。
あなたのことを大切に考えてくれている真摯なパートナーであれば、復縁をせずに肉体関係だけを持つことはないはずです。自分ことを大切にしないと、パートナーからも大切に扱ってもらえません。
(5)パートナーを責める
パートナーを責めるような行動や言動もNGです。
あなたにとってはパートナーを思っての行動でも、パートナーからしてみれば恋人でもない人から責められる筋合いはないと感じてしまいます。あなたに対してより「嫌な気持ち」をパートナーが抱いてしまう可能性が高いので避けましょう。
夫婦仲を元に戻したい!夫婦仲の復縁のコツとは
夫婦仲の復縁は、恋人の復縁よりも難しい可能性が高いでしょう。
しかし、絶対に無理ということではありません。夫婦仲が復縁できるケースもあります。
基本的には恋人の復縁の流れと同じく、(1)別れた原因を分析し、(2)冷却期間を持ち、(3)また連絡をとるといった流れで復縁をすすめるとよいでしょう。
夫婦とはいえ、焦りは禁物です。復縁を望むのであれば、焦って不必要な連絡をたくさんにしたり、パートナーを責めたりするような言動は避けましょう。夫婦であっても復縁を望むのであれば、あくまでも「さりげなく」「自然に」が大切です。
婚姻中であれば、家庭裁判所の調停を利用して復縁を進める方法もあります。家庭裁判所の調停では、調停員という第三者に入ってもらって話し合いをすすめることができます。夫婦で顔を合わせずに話し合いすることができるので、感情的にならず冷静な話し合いをすすめることができます。
【まとめ】復縁したいと思うのは悪いことではない|慎重なアプローチがおすすめ!
復縁成功への鍵は、冷静な分析と慎重なアプローチにあります。
別れた原因を理解し、適切な冷却期間を設けることが重要です。その後、自己改善に取り組み、さりげなく連絡を取り、関係を徐々に再構築していきます。パートナーの気持ちを尊重し、復縁OKサインを見逃さないことが成功への近道です。
復縁への第一歩を踏み出す勇気はありますか?
この記事を参考に、自分の状況を冷静に分析し、慎重にアプローチをすすめてみましょう。あなたの大切な関係を取り戻すチャンスが広がるかもしれません。