お電話では土日祝日も休まず朝9時~夜10時まで(Webでは24時間対応)法律相談のご予約を受付けています。 万全な管理体制でプライバシーを厳守していますので、安心してお問い合わせください。
取り扱い分野 弁護士
に相談

旦那の浮気をほっとくのは危険?弁護士が教える「戦略的放置」で後悔しない準備を

弁護士 池田 貴之

監修弁護士:池田 貴之

(アディーレ法律事務所)

特に力を入れている分野:家事事件(不貞慰謝料請求や離婚などの男女トラブル全般)

作成日:
LA_Ishii

※この記事は、一般的な法律知識の理解を深めていただくためのものです。アディーレ法律事務所では、具体的なご事情によってはご相談を承れない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

夫の浮気に気づいたとき、「これ以上傷つきたくない」「波風を立てたくない」という思いから、つい見て見ぬふりをしてしまうこともあるかもしれません。

しかし、ただ闇雲に放置を続けることは、慰謝料を請求できる期限(時効)が切れてしまったり、浮気が進んで本気の関係になりかねないなど、事態をより複雑にしてしまう可能性があります。
大切なのは、「問い詰めるのも怖いから何もしない」ということではなく、将来のために水面下で着々と証拠を集める「戦略的放置」を行うことです。

この記事では、リスクを避けながら有利に解決へ導くための、具体的な「泳がせ方」と注意点を、弁護士の視点から優しく解説します。

ここを押さえればOK!

夫の浮気に気づいた際、単に放置していると、浮気相手との関係深化や共有財産の使い込みにつながったり、浮気の事実と相手を知ってから3年という慰謝料請求の時効を過ぎてしまうリスクがあります。一方、戦略的に「泳がせる」ことで、夫の警戒心を解き、言い逃れのできない肉体関係の証拠を掴みやすくなります。

戦略的放置のポイントは、まずは普段通り接し、夫を油断させることです。その隙にラブホテルの出入り写真などの強い証拠を集め、同時に財産分与に備えて夫の資産状況を把握します。ただし、証拠がない状態での問い詰めや、スマホへの不正アクセス、相手方への乗り込みといった行き過ぎた行動は、逆に訴えられるリスクがあるため厳禁です。

大切なのは、一人で抱え込まずに弁護士へ相談することです。冷静に準備して証拠を確保できれば、修復・離婚どちらの道を選ぶにせよ、交渉を有利にすすめる大きな力となります。

離婚、浮気・不倫の慰謝料に関するご相談はアディーレへ

費用倒れの不安を解消!「損はさせない保証」あり

ご相談・ご依頼は、安心の全国対応。国内65拠点以上(※1)


自宅でらくらく「おうち相談」
「誰にも知られずに相談したい」「仕事や家事が忙しく時間がない」
アディーレならお電話・オンラインでの相談が可能です!

旦那の浮気を「ほっとく」のは正解?「戦略的放置」とは

夫の浮気が発覚した際、ショックのあまり感情的に問い詰めたり、反対に怖くて何も言えなくなったりするのは、ごく自然な反応です。

しかし、夫と浮気相手を別れさせて、夫婦関係の修復を目指すのであれば、どちらも少し注意が必要です。「戦略的放置」という考え方を知っておくと、冷静に対処できるかもしれません。
これは、いわば「釣りの糸をあえて緩めて、魚(証拠)がしっかり針にかかるのを待つ」ような状態。夫を油断させて決定的な証拠を掴むための、前向きな作戦なのです。

(1)何もしない「ただの放置」は事態を悪化させるだけ

「いつか目を覚まして戻ってきてくれるはず」と信じて放置することは、夫に対して「浮気がバレていない」あるいは「今のままでも許されている」「妻も離婚したいと思っている」などという誤った安心感を与えてしまうかもしれません。

その結果、浮気相手との関係が深まったり、大切なお金を浮気につぎ込んだりと、行動がエスカレートするおそれがあります。また、浮気の事実と相手に気づいたのに長期間放置しすぎると、3年の時効にかかってしまい、浮気相手に慰謝料請求ができなくなるリスクもあります。

(2)証拠を掴むためにあえて「泳がせる」

「戦略的放置(泳がせること)」のゴールは、言い逃れのできない「強い証拠」(肉体関係があったことがわかる証拠)を手に入れることです。

夫が「妻にはバレていない」と思い込んでいるときは、警戒心が薄れ、ボロが出やすくなります。この隙に、不貞行為(肉体関係)があったと推測できるような証拠を積み重ねることが重要です。
しっかりとした証拠があれば、浮気解消について話し合いを有利に進められるだけでなく、将来的に不当な離婚を迫られたときにも、あなたを守る強力な盾となってくれるでしょう。

浮気の証拠集めについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

浮気しているかも?証拠集めのために知っておいてほしいこと

「ほっとく」とどうなる?知っておくべき5つの法的・経済的リスク

浮気を放置し続けることは、心の傷を広げるだけでなく、あなたの法的な権利やこれからの生活に深刻なダメージを与える可能性があります。知っておきたい5つのリスクを確認しておきましょう。

(1)遊び本気になり夫から離婚を切り出される可能性がある

最初は軽い気持ちだったとしても、放置している間に浮気相手との絆が深まり、「本気」に変わってしまうケースは少なくありません。

そうなると、夫の方から「もう君とはやっていけない」と離婚を切り出されるリスクが出てきます。 原則として、浮気をした側からの離婚請求は簡単には認められませんが、別居期間が長くなるなどの例外の要件を満たすと、裁判で離婚が認められ、望まない離婚が成立してしまう可能性も否定できません。

【有責配偶者からの離婚請求が認められるための条件】

  • 別居が相当長期間にわたって続いている
  • 夫婦の間に未成熟子がいない
  • 離婚を認めても、離婚を請求されている側が苛酷な状況に置かれない

参考:最高裁判所判決昭和62年9月2日|裁判所

必ず上記3条件が必要なわけではなく、それぞれを総合的に考慮した結果、3つすべてを満たしていなくても(いずれかの条件が欠けていても)、有責配偶者からの離婚請求を認めた例も存在します。

浮気した側からの離婚請求について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

有責配偶者だけど離婚したい!離婚請求が認められる条件とは

(2)万が一浮気相手が妊娠・出産したら認知や養育費の問題が浮上する

最も避けたい事態の一つが、浮気相手の妊娠・出産です。もし夫がその子を自分の子として認めれば(認知)、精神的・経済的に自立するまで養育費を支払う義務が生じます。

夫が自主的な認知を拒否したとしても、浮気相手やその子が調停や裁判で認知を請求して認められれば、強制的に法律上の父子関係が生じます(強制認知)。

また、認知されたその子供には夫の財産を相続する権利も発生するため、あなたや今のお子さんが受け取るはずの財産に影響が及ぶことも考えられます。
これは、離婚するかどうかにかかわらず、家族や家計にとって大きな負担となり続ける問題です。

(3)夫婦の共有財産が浮気相手への貢ぎ物に使い込まれる

デート代やプレゼント代として使われているお金は、初めのうちは、夫のお小遣いの範囲内かもしれません。しかし、家庭外で女性と付き合っているとお金がかかりますので、お小遣いでは足りなくなります。「仕事の飲み会」「同窓会」などといって、本来、家族の将来や生活のために蓄えておくべき「夫婦の共有財産」から支出することになるかもしれません。そうなってしまうと、浮気を放置している間に、家計からじわじわとお金が流れ出すことになります。

一度使い込まれてしまったお金を取り戻すのは、法的にとても難しい作業になります(浮気相手への慰謝料請求で考慮されることがありますが、全額きっちり取り戻すことは困難です)。

放置した期間が長いほど、あなたの経済的な損失が大きくなってしまう可能性があるのです。

(4)相手も既婚者の場合「ダブル不倫」で泥沼化する

もし浮気相手にも配偶者がいる場合、事態はさらに複雑になります。あなたが相手に慰謝料を請求しても、今度は相手の配偶者からあなたの夫へ慰謝料が請求されるという事態が起こり得るからです。

家計が同じであれば、お金を払って受け取って…という「行って来い」の状態になり、結果的に手元に何も残らない、あるいはマイナスになるケースもあります。

また、放置すればするほど、関係者の感情ももつれ、解決が難しくなってしまいます。

ダブル不倫の慰謝料請求について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ダブル不倫の慰謝料請求|「四者和解」「四者ゼロ和解」ってなに?

(5)浮気の事実と相手を知ってから3年で慰謝料請求権が時効にかかる

慰謝料請求には、法律上「時効」というタイムリミットがあります。

つまり、浮気相手に対する慰謝料は、あなたが「浮気の事実」と「相手が誰か」を知ってから3年が経過すると、請求できなくなるのが原則です。 「今はまだ動く勇気がない」と先延ばしにしているうちに、この期限を過ぎてしまうと、どれだけ悔しい思いをしていても法的な救済を受けられなくなる恐れがあります。

浮気の慰謝料請求の時効について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

不貞行為の慰謝料請求には時効がある!重要ポイントを弁護士が解説 

リスクを回避して慰謝料を確保する「正しい泳がせ方」3ステップ

未来のあなたの笑顔を守るために、冷静に、戦略的に準備を進めましょう。推奨される3つのステップをご紹介します。

(1)【Step1】「女優」になりきって普段通りの生活を演じる

まずは、浮気を疑っていることを悟られないようにすることです。
とても辛いことですが、家ではいつも通り接するよう努力し、夫が「まだバレていない」と安心するように振る舞いましょう。

夫が油断すればするほど、浮気をするタイミングや、外出の嘘が分かりやすくなったりします。この「心の隙」こそが、証拠を集める絶好のチャンスです。

(2)【Step2】夫を油断させて「肉体関係」を立証できる証拠を集める

夫が油断している間に、浮気の証拠を集めていきます。単に「仲良く歩いていた」「プレゼントを買っていた」というだけではなく、二人の間に肉体関係(不貞行為)があったと推測できるものが必要です。
例えば、ラブホテルへの出入りがわかる写真や、肉体関係があったことを示す具体的なやり取りなどが該当します。こうした決定的な証拠をいくつか揃えることで、後の交渉が非常に有利になります。

ラブホテルに行くタイミングが分かれば、証拠確保のために探偵に依頼する方法もありますが、費用もかかりますので、確実に行く日をおさえて依頼するのがポイントです。

不倫の証拠集めを探偵に依頼するときに注意すべきことについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

不倫の証拠を集めたい!探偵に依頼するときに気を付けるべきこと

(3)【Step3】万が一の離婚に備えて夫の資産状況を把握しておく

証拠と並行してチェックしておきたいのが、家計のお金に関することです。最終的に離婚することになったとき、お金を隠そうと夫が「貯金なんてない」と嘘をついても反論できるようにするためです。

給与明細、源泉徴収票、預金通帳、保険証券、不動産の情報などを、コピーしたり写真に撮ったりしておきましょう。これらは、財産分与や養育費、別居中の生活費(婚姻費用)を正しく計算するための、大切な資料となります。

泳がせ期間中にやってはいけない3つのNG行動

良かれと思ってしたことが、逆効果になってしまうこともあります。以下の3点は特に注意してください。

(1)証拠が揃う前に感情的に問い詰めてしまう

一番避けたいのは、確実な証拠がないのに「浮気してるでしょ!」とぶつけてしまうことです。

確かに、夫が素直に浮気を認めて、その自白を証拠として使えるケースもあります。しかし反対に、浮気を認めないタイプも少なくありません。そのタイプの夫は、警戒心を最大まで高め、スマホにロックをかけたり、浮気相手と連絡を絶ったりして、証拠を隠滅してしまいます。
こうなると、その後の調査が非常に困難になります。悔しい気持ちをグッと抑えて、証拠を確保することが大切です。

(2)スマホを無理やり覗き見て夫に警戒される

スマホをチェックしたくなる気持ちは分かりますが、無理にロックを解除しようとしてバレてしまうと、それまでの努力が水の泡です。
また、LINEなどに他人のパスワードを使って勝手にログインする行為は、不正アクセス行為として、犯罪が成立する可能性があります(不正アクセス禁止法)。

浮気の証拠の基本や、LINEの証拠集めの注意点などについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

LINE(ライン)で浮気発覚!?有効な証拠の具体例と慰謝料請求のポイント 

(3)違法な手段で証拠を集めて逆に訴えられる

焦るあまり、行き過ぎた行動に出るのは危険です。
例えば、不倫相手の職場に怒鳴り込んだり、不倫相手の両親に不倫の事実を告げたりする行為は、逆にあなたが名誉毀損などで訴えられるリスクを伴います。

また、不倫相手の家に不法に侵入して証拠を確保するなど、違法性の強い手段で浮気の証拠を集めると、不法侵入で訴えられたり、証拠が裁判で認めてもらえない可能性もあるので絶対に避けましょう。

ポイントは「動く前」に第三者の知恵を借りること

浮気の問題は、ケースバイケースで適切な対応が異なります。お一人で抱え込まず、早い段階で第三者のアドバイスを受けることが、安心への近道です。

感情的に自己判断で動く前に、一度弁護士に相談しましょう。
例えば、「このLINEは証拠になる?」「今からでも間に合う?」といった不安を、法律の知識なしに判断するのは大変です。 アクションを起こす前に弁護士に相談すれば、あなたの希望に合わせて「再構築」か「離婚」かを見据えた戦略を一緒に立てることができるでしょう。

【まとめ】

夫の浮気をただ放置し続けるのは、あなたにとって大きなリスクとなる可能性があります。
感情を一度脇に置き、冷静に「戦略的放置」を行うことで、未来のあなたと子供を守るための武器(証拠)を確保しましょう。

「手持ちの証拠で浮気の慰謝料請求に十分か」など、慰謝料請求でお悩みの方は、一度アディーレ法律事務所へご相談ください。

よく見られている記事

離婚、浮気・不倫の慰謝料に関するご相談はアディーレへ

朝9時〜夜10時
土日祝も受付中
まずは電話で相談 0120-554-212
Webで相談予約
ご来所不要

お電話やオンラインでの法律相談を実施しています