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バスが急ブレーキ!車内で転倒し怪我をしたら誰の責任?対処方法も解説

弁護士 南澤 毅吾

監修弁護士:南澤 毅吾

(アディーレ法律事務所)

特に力を入れている分野:交通事故・消費者被害・個人事業のトラブル。累計法律相談実績3000件以上。

作成日:更新日:
リーガライフラボ

※この記事は、一般的な法律知識の理解を深めていただくためのものです。アディーレ法律事務所では、具体的なご事情によってはご相談を承れない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

バスの急発進や急ブレーキで転んでしまったとき、お怪我の辛さはもちろん、「これからどう手続きすればいいの?」と不安になってしまいますよね。

そこでこのコラムでは、バス車内で事故に遭った直後にすべき対応や、治療費・慰謝料を請求する際の流れについて、わかりやすく解説します。 「あなたにも落ち度があった」と主張されてしまった場合の対処法もお伝えしますので、適正な補償を受け取るためのヒントとしてお役立てください。

ここを押さえればOK!

バスの急ブレーキや急発進で車内で怪我をした場合、基本的にバスの運転手やバス会社に治療費や慰謝料を請求できます。ただし、被害者がつり革や手すりを持たなかった場合などには、被害者側に落ち度(過失)があるとされて賠償金が減額される可能性があります。

怪我をした際は、事故状況を運転手に報告し、警察にも届け出ることが重要です。また、速やかに医療機関を受診しましょう。交通事故の被害にあってお悩みの方は、一度アディーレ法律事務所にご相談ください。

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バスの発進時に高齢の女性が怪我を負う事故が多い

バスの車内での事故については、発進時に生じるケースが多く、被害者は特に、75~84歳の女性が多い傾向にあります。

車内事故時の車の状態発進時加速時等速時減速時急停止時右左折時その他
件数28件0件6件7件5件1件3件

参照:交通事故統計及び事故事例の分析に基づき実施すべき死亡・重傷事故の低減対策のポイント|国土交通省

バス車内の事故としては、バス発進時に、高齢の方がバランスを崩して、転倒して怪我を負うというケースが多いようです。

バスの急発進・急ブレーキで怪我|どうすればいい?

怪我をした以上、それは人身事故ですから、その時点できちんと運転手に申告し、警察にも事故を報告して、詳しい事故の状況を説明するようにしましょう。

転倒時には怪我に気付かず、帰宅してから気付くということもあるかもしれません。
その時は、気付いた時点で病院を受診し、バス会社と警察に事情を申告するようにしましょう。

怪我の治療費などは原則、バスの運転手・バス会社に請求可能

バスの急発進・急ブレーキによる怪我の治療費などは、原則バスの運転手・バス会社(厳密にはバス会社が加入する保険会社)に請求することができます。

賠償金を請求するのは、基本的には怪我の治療が済んでから(後遺症が残った場合には後遺障害認定を受けてから)になります。

  1. 怪我が完治するまで治療を行い、治療が終わった後(又は症状固定後)に各損害を算定
  2. 後遺症が残った場合には後遺障害の等級認定の申請を行う
  3. 後遺障害等級の認定の結果が分かった後、示談交渉を開始
    (後遺症がない場合には、怪我の治癒後に示談交渉開始)
  4. 示談が成立し、慰謝料を含む示談金を受け取る

示談が成立しない場合は、交通事故紛争処理センターのあっせんなどのADR(裁判外紛争解決手続き)を利用するか、裁判所に訴訟を提起することになります。

被害者側に落ち度があると賠償金が減額される可能性も

被害者側に落ち度(過失)があるとして、賠償額(治療費や慰謝料など)が減額されることがあります。

例えば、バスの車内で立っている乗客は、急ブレーキにより停車することにより転倒して怪我を負ったりすることのないように、つり革や手すりを持つなどして、自分の安全を図る義務を負っています。しかし、被害者がその安全を図る義務を怠っていた場合、被害者側に落ち度(過失)があったとして、その分賠償額が減額される可能性があるのです。

ただし、つり革や手すりを持つことができなかった事情(例:車内が混雑しており、つり革や手すりを持つことができなかったなど)がある場合には、被害者側の過失にはならない可能性もあります。

保険会社から、「あなたにも過失がある」と言われて、納得できない場合には、すぐに示談はせず、弁護士に相談するとよいでしょう。弁護士が粘り強く交渉することで、保険会社から提示された賠償金額が増額できる可能性があります。

 
 
交通事故における「過失割合」「過失相殺」とは?納得できない場合の対処法は?

【まとめ】バスの急発進・急ブレーキで怪我の賠償金は、バス会社(運転手)に請求可能!

バス車内の事故によるお怪我であっても、基本的にはバス会社側へ治療費などを請求することができます。まずは警察やバス会社への連絡を済ませ、何よりお身体の治療を最優先にしてください。

ただし、怪我をした際に「つり革を持っていなかった」などの事情があると、「乗客側にも落ち度(過失)があった」として、賠償金が減らされてしまうケースもあるため注意が必要です。

もし保険会社の主張や提示された金額に納得がいかない場合は、弁護士へ相談してみるのが解決への近道です。アディーレ法律事務所では、適正な過失割合や賠償額が認められるよう、あなたに代わって粘り強く交渉いたします。お一人で抱え込まず、まずはお気軽にお話をお聞かせください。

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