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DV彼氏の心理とは?チェックリストと脱出方法を解説 

作成日:
y.kanno

※この記事は、一般的な法律知識の理解を深めていただくためのものです。アディーレ法律事務所では、具体的なご事情によってはご相談を承れない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

DV(ドメスティック・バイオレンス)は、家庭内や親密な関係において行われる暴力や虐待を指し、その被害は深刻です。 

恋愛関係におけるDV彼氏は、言葉の暴力や身体的な暴力、精神的なコントロールを通じてパートナーを支配し、心理的・身体的なダメージを与えます。 

本記事では、DV彼氏の行動パターンや心理について解説し、関係を見極めるためのチェックリストや脱出方法、さらにDVを未然に防ぐための対策についても紹介します。 

DVの被害に遭っている方やその可能性を感じている方が、適切な対処法を知り、安全で健全な生活を取り戻すための一助となることを願います。 

自分自身や大切な人を守るために、ぜひこの記事を参考にしてください。 

この記事を読んでわかること 

  • DV彼氏の行動パターン 
  • DV彼氏の心理 
  • DV彼氏との関係を見極めるチェックリスト 
  • DV彼氏からの脱出方法と予防策 

ここを押さえればOK!

DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、家庭内や親密な関係において行われる身体的・精神的暴力を指します。恋愛関係にある男性がDV加害者である場合、その男性をDV彼氏と呼ぶこともあります。DVは被害者に深刻な心理的・身体的影響を与えるため、早期の気づきと適切な対処が重要です。

DV彼氏の行動パターンには、言葉の暴力、身体的な暴力、精神的なコントロールが含まれます。

DV彼氏の心理には、強い支配欲とコントロール欲、自尊心の低さと劣等感があります。怒りのコントロールができず、外面と内面のギャップがある人もいるようです。

DV彼氏との関係を見極めるためには、チェックリストを活用し、該当する項目が多い場合は信頼できる周囲の人や公的機関に相談することが推奨されます。

DV彼氏から脱出するためには、信頼できる友人や家族に状況を打ち明け、専門の支援機関に相談し、安全な逃げ場所を確保することが重要です。
DVを未然に防ぐためには、健全なコミュニケーションができる関係を築き、警戒サインを見逃さず、自己防衛のための知識を身につけるようにしましょう。
この記事の監修弁護士
弁護士 林 頼信

慶應義塾大学卒。大手住宅設備機器メーカーの営業部門や法務部での勤務を経て司法試験合格。アディーレ法律事務所へ入所以来、不倫慰謝料事件、離婚事件を一貫して担当。ご相談者・ご依頼者に可能な限りわかりやすい説明を心掛けており、「身近な」法律事務所を実現すべく職務にまい進している。東京弁護士会所属。

DV彼氏とは 

DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、家庭内や親密な関係において行われる身体的・精神的暴力のことを指します。 

恋愛関係にある男性がDV加害者である場合、その男性をDV彼氏と呼ぶこともあります。 

彼らは一見優しく見えることもありますが、実際にはパートナーを支配し、コントロールしようとする傾向があります。 

DVは被害者に深刻な心理的・身体的な影響を与えるため、早期に気づき、適切な対処を行うことが重要です。 

DV彼氏の行動パターン 

次に、DV彼氏のやりがちな行動パターンをご紹介します。 

(1)言葉の暴力 

言葉の暴力とは、相手を傷つける言葉や侮辱、脅迫などを用いて心理的に支配しようとする行為を指します。DV彼氏は、パートナーの自尊心を削り取るような言葉を繰り返し投げかけることで、相手を精神的に追い詰めます。 

例えば、「お前は何もできない」「誰もお前を愛さない」などの否定的な言葉や、脅迫的な発言をすることがあります。これにより被害者は自信を失い、彼氏に依存するようになってしまいます。 

言葉の暴力は外からは見えにくいため、周囲からの理解や支援が得られにくいですが、その影響は非常に深刻です。被害者が自分の状況に気づき、適切なサポートを受けることが重要です。 

(2)身体的な暴力 

身体的な暴力は、DV彼氏がパートナーに対して直接的な攻撃を行うことを指します。 

これには、殴る、蹴る、押し倒す、髪を引っ張るなどの暴力行為が含まれます。身体的な暴力は、被害者に深刻な怪我を負わせるだけでなく、長期的なトラウマを引き起こすことがあります。 

DV彼氏は、暴力を行使することでパートナーを恐怖に陥れ、支配しようとします。 

身体的な暴力は外部からも確認しやすい一方で、被害者が恐怖や恥ずかしさから助けを求めることができない場合も多いです。 

早期に専門機関や警察に相談し、安全な環境を確保することが重要です。 

(3)精神的なコントロール 

DV彼氏は、パートナーの思考や感情を操作し、自由な意思決定を妨げようとすることがあります。 

例えば、パートナーの行動を監視する、友人や家族との接触を制限する、常に疑いの目を向ける、過度な嫉妬を示すなどの行動です。 

このような精神的な圧力は、被害者の自尊心を奪い、彼氏に依存させる結果を招きかねません。 

精神的なコントロールは外部からは見えにくいため、被害者自身が自分の状況に気づきにくいことも問題です。 

DV彼氏の心理 

次に、DV彼氏の代表的な心理について解説します。 

(1)支配欲とコントロール欲 

DV彼氏の心理には、強い支配欲とコントロール欲が根底にあります。 

パートナーを自分の思い通りに動かしたいという欲求が強く、相手の自由や意思を尊重しません。支配欲は、パートナーの行動や交友関係、さらには生活全般にまで及びます。 

例えば、誰と会うか、何をするか、どこに行くかなどを細かく指示し、従わない場合には 

パートナーを心理的に支配するために、言葉の暴力や精神的な攻撃を駆使します。 

このような心理的背景を理解することが、自分がDVの被害者であることを自覚し、適切な対処をするための第一歩となります。 

(2)自尊心の低さと劣等感 

DV彼氏の心理には、自尊心の低さと深い劣等感がしばしば見受けられます。 

彼らは自己評価が低く、自分に自信が持てないため、他人を支配することで自分の価値を確認しようとします。 

この劣等感は、過去のトラウマや失敗経験、家庭環境などが原因となっていることも多いようです。 

DV彼氏は、自分よりも弱い立場にあるパートナーを攻撃することで、一時的に自分が優位に立っていると感じます。パートナーを貶めることで、自分の劣等感を隠そうとするのです。 

しかし、この行動は根本的な問題を解決するものではなく、むしろ関係を悪化させるだけです。 

(3)怒りのコントロールができない 

DV彼氏には、怒りのコントロールができない人も多いです。 

彼らは些細なことでも激しく怒り、感情を爆発させる傾向があります。この怒りは、パートナーに対する暴力や暴言として表れることが多いです。 

怒りの原因はさまざまで、ストレスや不安、過去のトラウマなどが影響していることがあります。 

しかし、彼らはこれらの感情を適切に処理する方法を知らず、結果としてパートナーに対して攻撃的な行動を取ってしまいます。 

被害者は、彼氏の怒りを恐れて自分の意見や感情を抑え込むようになり、結果としてますますDVがエスカレートしてしまいます。 

(4)外面と内面のギャップ 

外面と内面のギャップが大きい人もいるようです。 

彼らは周囲から見ると魅力的で親切な人物に見えることが多く、友人や職場の同僚からは好意的に受け入れられていたりします。 

しかし、パートナーに対しては支配的で攻撃的な態度を取ります。 

このギャップが、被害者が周囲に助けを求めることを難しくしてしまうことがあります。 

なぜなら、周囲の人々はDV彼氏の本当の姿を知らず、被害者の訴えを重く受け止めないことがあるからです。 

この外面と内面のギャップは、DVの問題を一層複雑にし、被害者が孤立感を深める原因となりかねません。 

DV彼氏との関係を見極めるチェックリスト 

DV彼氏との関係を早期に見極めるためには、具体的なチェックリストを活用することが有効です。以下の項目に該当するものが多い場合、DVの可能性が高いと考えられます。 

  1. 言葉の暴力: 彼氏が頻繁に侮辱的な言葉や脅迫的な発言をする。
  2.  身体的な暴力: 彼氏が殴る、蹴る、押し倒すなどの暴力行為を行う。
  3. 精神的なコントロール: 彼氏があなたの行動や交友関係を監視し、制限する。
  4. 過度な嫉妬: 彼氏があなたの交友関係や行動に対して過度に嫉妬し、疑い深い態度を取る。
  5. 孤立させる: 彼氏があなたを友人や家族から引き離そうとする。
  6. 怒りの爆発: 彼氏が些細なことで激しく怒り、感情を爆発させる。 
  7. 外面と内面のギャップ: 彼氏が外部では魅力的で親切だが、家庭内では攻撃的で支配的な態度を取る。

これらのチェック項目を通じて、彼氏の行動や態度を客観的に評価することができます。 

該当する項目が多い場合は、DVの可能性を真剣に考え、信頼できる周囲の人や公的機関に相談することを強くお勧めします。 

早期に対処することで、被害を最小限に抑えることができます。 

DV彼氏からの脱出方法 

DV彼氏から脱出することは、被害者の安全と心の健康を守るために非常に重要です。 

まず、信頼できる友人や家族に状況を打ち明け、サポートを求めましょう。 

次に、専門の支援機関や相談窓口に相談し、具体的なアドバイスや支援を受けることが大切です。安全な逃げ場所を確保し、必要な書類や貴重品を準備しておくことも重要です。関係を断ち切ることには勇気が必要かもしれませんが、適切なサポートを受けることで新しい生活を始めることができます。 

自分の安全と未来を守るために、可能な限り早く行動しましょう。 

DVを未然に防ぐための対策 

DVを未然に防ぐためには、いくつかの対策を講じることが重要です。 

まず、健全なコミュニケーションができる関係を築くことが基本です。お互いの意見や感情を尊重し、対話を通じて問題を解決する姿勢を持ちましょう。 

次に、関係が浅いうちに警戒サインを見逃さないようにしましょう。例えば、過度な嫉妬や支配的な態度、言葉の暴力などが見られた場合には注意が必要です。 

また、自己防衛のための知識を身につけることも重要です。 

さらに、友人や家族とのつながりを大切にし、孤立しないように心がけましょう。周囲のサポートを受けることで、問題が発生した際に迅速に対応できる環境を整えることができます。時にはきっぱりと関係を断ち切る決断も必要です。 

これらの対策を実践することで、DVを未然に防ぎ、健全で安全な関係を築くことが期待できます。 

【まとめ】自分がDV彼氏の被害にあっていると感じたら、すぐ脱出しよう! 

DV彼氏との関係は、被害者に深刻な心理的・身体的影響を与えるため、早期に見極めて対処することが重要です。 

DV彼氏の心理には支配欲や劣等感が存在することがあります。 

本記事のチェックリストを活用して関係を見極めることも大切です。 

自分がDVの被害者だと気が付いたら、信頼できる人や専門機関のサポートを受け、いち早くDV彼氏から距離を置きましょう。 

また、DVを未然に防ぐためには、健全なコミュニケーションができる関係を築き、自己防衛のための知識を身につけることが重要です。 

DVの被害を防ぎ、安全で健全な関係を築くため、これらの対策を講じることを検討しましょう。 

この記事の監修弁護士
弁護士 林 頼信

慶應義塾大学卒。大手住宅設備機器メーカーの営業部門や法務部での勤務を経て司法試験合格。アディーレ法律事務所へ入所以来、不倫慰謝料事件、離婚事件を一貫して担当。ご相談者・ご依頼者に可能な限りわかりやすい説明を心掛けており、「身近な」法律事務所を実現すべく職務にまい進している。東京弁護士会所属。

※本記事の内容に関しては執筆時点の情報となります。

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