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給料日前の救世主?多重債務の入り口になりかねないキャッシングとは

弁護士 谷崎 翔

監修弁護士:谷崎 翔

(アディーレ法律事務所)

特に力を入れている分野:債務整理

作成日:
LA_Ishii

※この記事は、一般的な法律知識の理解を深めていただくためのものです。アディーレ法律事務所では、具体的なご事情によってはご相談を承れない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

「今月、あと数千円あれば足りるのに…」。そんな時、コンビニATMでクレジットカードを使って現金を手にしていませんか?
自分の預金を引き出すような手軽さですが、実はそれ、銀行や消費者金融からお金を借りているのと全く同じです。
今回は、意外と知られていない「キャッシング」の仕組みと、弁護士として警鐘を鳴らしたい「利息のリスク」について解説します。
この記事を読むことで、利息のリスクに気付かず、知らず知らずのうちに家計が火の車になってしまう事態を回避しましょう。

ここを押さえればOK!

コンビニATM等で手軽に利用できるキャッシングは、自分の預金を引き出す感覚に陥りやすいですが、その正体は年利15〜18%という高金利の「借金」です。
その手軽さが借金への心理的ハードルを下げ、安易な利用が利息負担を増大させます。その結果、返済のために他社から借入を繰り返す「自転車操業」や多重債務へと繋がる危険性が非常に高いといえます。
もし既に「借金を返すために借りている」状態なら、それは家計の非常事態であり、自力での完済は極めて困難でしょう。希望的観測を捨て、早急に弁護士へ相談し、債務整理等による生活再建を目指すことを強くおすすめします。
借金問題でお悩みの方は、アディーレ法律事務所にご相談ください。

「自分のお金」ではない? キャッシングの正体

コンビニのATMにクレジットカードを入れ、暗証番号を入力すると現金が出てくる。
操作は銀行のキャッシュカードとまったく同じであるため、まるで「自分の預金口座からお金を下ろしている」かのような感覚に陥りがちです。
しかし、この感覚こそが最大の落とし穴になりかねません。
断言しますが、キャッシングとは、カード会社から現金を借り入れる借金そのものです。

クレジットカードには、買い物に使う「ショッピング枠」とは別に、現金を借りるための「キャッシング枠」が設定されています。
たとえあなたの銀行口座の残高が0円でも現金が手に入るのは、カード会社の信用を使ってお金を借りているからです。

「来月の給料日には返すから大丈夫」と軽く考える人も多いようですが、銀行の引き出しと決定的に違うのは、多くの場合「手にした翌日から日割りで利息(金利)が発生する」という点です。
キャッシングは、自分の資産を取り崩しているのではなく、「将来の自分のお金を、手数料を払って前借りしている行為」だという認識を強く持つ必要があります。

銀行預金金利の数百倍?「金利18%」の怖さ

大手銀行の普通預金金利は、近年上昇傾向にあるとはいえ、年0.1%前後にとどまることが一般的です。
一方で、多くのクレジットカードのキャッシング金利は、年率およそ15.0%~18.0%に設定されています。
この影響がどれほどのものか、ピンとくるでしょうか?

具体的にシミュレーションしてみましょう。
たとえば、10万円を金利18%で借り入れ、返済が進まずに元金が10万円のまま1年間経過したと仮定した場合、支払う利息だけで約1万8,000円にもなります。
ATMで手軽に引き出したつもりが、ちょっとした旅行や食事に行ける金額を、対価なしに支払い続けることになるのです。

この高額な手数料は、資産形成の観点から見ても非常に効率が悪く、あなたの家計にとって看過できない重い負担であることは、容易に想像がつくでしょう。

なぜ「キャッシング」が多重債務の入り口になるのか

「キャッシング」がおそろしいのは、その手軽さが借金に対する心理的なハードルを極端に下げてしまう点にあります。

本来、金融機関から融資を受けるには審査や手続きが必要ですが、クレジットカードさえあれば、コンビニATMで誰にも会わずに現金を引き出せます。この「自分の口座からお金を下ろすような感覚」が、借金をしているという事実を麻痺させてしまうのです。

多くのケースにおいて、多重債務に陥る典型的なパターンは、生活費の数万円の不足から始まります。最初は翌月に返済できていても、次第に返済が追いつかなくなり、「A社の返済期日に間に合わせるために、B社でキャッシングをする」という自転車操業に陥ってしまうのです。
こうなると、元金は一向に減らず、利息だけが雪だるま式に増え続けることになりかねません。

複数の業者から借入れを重ね、身動きが取れなくなる「多重債務」。その入り口は、ギャンブルや贅沢ではなく、日常のちょっとした赤字を埋めるための、安易なキャッシングであることも多いのです。

もし「返済のために借りている」状態なら

もし今、あなたが「A社の返済期日に間に合わせるために、B社からキャッシングをする」という行動をとっているなら、それは家計にとっての「非常事態」です。

厳しいようですが、借金で借金を返す「自転車操業」の状態に入ると、自力での完済は極めて困難であるといえるでしょう。
利息の支払いに追われるだけで、元金は一向に減らず、いずれ借入限度額に達して生活が立ち行かなくなるリスクが高いからです。

この段階で重要なのは、「もう少し頑張ればなんとかなる」という希望的観測を捨て、現実を直視することです。
すでに返済が苦しいのであれば、弁護士に相談することを強くおすすめします。
弁護士に依頼して債務整理をすることにより、借金問題の解決へ向かって踏み出すことができるからです。

債務整理は決して恥ずかしいことではなく、生活再建のための正当な手段です。傷口が広がる前に、専門家の知恵を借りる決断をしてください。

【まとめ】キャッシング枠は「お守り」ではなく「非常ボタン」

キャッシング機能は、緊急時の資金調達手段である反面、使い方を誤れば高金利で家計を圧迫するリスクがあります。日常的な赤字補填に使う「お守り」感覚で持っておくものではありません。

浪費を防ぐための有効な手段として、不要なキャッシング枠を「0円」に設定変更することをおすすめします。これだけで、不用意な借入れを物理的に防ぐことができます。

もし現在、返済に不安を感じているなら、一人で抱え込まず弁護士に相談してください。
借金問題は、法的な手続きによって解決の道が開けるものです。
弁護士への相談や債務整理は「逃げ」ではなく、平穏な生活を取り戻すための「賢い選択」です。

借金問題でお悩みの方は、アディーレ法律事務所にご相談ください。

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