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お金がない!と困ったときの対処法と困らないための方法

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リーガライフラボ

※この記事は、一般的な法律知識の理解を深めていただくためのものです。アディーレ法律事務所では、具体的なご事情によってはご相談を承れない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

お金を使いすぎて手元のお金が無くなったり、急な出費で困ったことのある人は、多いのではないでしょうか。
カードローンなどの借金で対応せざるを得ない方も多いでしょう。

ここを押さえればOK!

お金がない人には、「毎月の支出を把握していない」「浪費が多い」「お金の使い方が無計画」といった共通の特徴が見られます。これらの状態を改善するには、まず家計簿などで収支を正確に把握し、無駄な支出を減らすことから始めましょう。それでもお金が足りない場合は、副業で収入を増やす、不要品を売る、または国や自治体の支援制度を利用するといった方法があります。

もし既に借金返済が苦しい状況であれば、債務整理を検討しましょう。弁護士に相談することで、自分の状況に合った最適な解決策を見つけられます。借金問題にお困りの方は、アディーレへご相談ください。

お金がない人によくある特徴と原因

まず、お金が足りなくなる主な原因を紹介します。
これから挙げることに心当たりがある場合にはお金について見なおすとよいでしょう。

(1)毎月の支出額を把握していない

毎月の正確な支出を把握できていない人は少なくありません。

家賃や水道光熱費、食費などの生活していくうえで削ることのできない支出を把握できていないと、いくらまでなら娯楽等に回していいか、毎月どれくらいお金を使ってもよいかを見誤って、お金を使いすぎてしまいます。
税金や車検などのあらかじめわかっている大きな支出も押さえておきましょう。

クレジットカードや携帯電話の決済サービス等で後払い、リボ払いを利用している方は、特に注意が必要です。

(2)浪費・無駄遣いが多い

浪費・無駄遣いが多い人も、お金が不足しがちです。

お金を使うことは悪いことではありません。
収入と生活費から支出可能な範囲を超える浪費や無駄遣いを重ねていれば、いくら収入が多くてもお金が足りないという状況に陥ります。

(3)お金の使い方に計画性がない

いくらまでなら使っても問題ないかを把握できていないままにお金を使っていれば足りなくなるのは当然です。
衝動買いなどで無計画にお金を使い続けていれば、当然お金は足りなくなります。

お金が足りなくて辛い思いをしないためには?

お金が足りないという事態を避けるためには、無計画な出費を見直すことが大切です。
この項目では、お金がなくて困る状況にならずに済むよう、対処法をご案内します。

(1)毎月の収支を把握する

まずは、毎月の収支を正確に把握します。
収入が月によって変動する人は、最低でもいくら入ってくるかを押さえておきましょう。

使途ごとの支出額を正確に知っておくことが家計の見直しには不可欠です。
スマートフォンのアプリや家計表等を使って、毎日の支出を記録する習慣をつけましょう。

お金の流れを知ると、無駄使いを洗い出すことができ、状況改善のポイントが見つかりやすくなります。

(2)支出を減らす

次に削減できるものがないかを検討し、支出を減らします。

生活に必要不可欠な支出の見直しには限界がありますので、まずは生活に不可欠とは言えない支出について節約できないか見ていきましょう。
心を豊かにするため、ある程度の支出は大切です。
しかし、それが生活費を圧迫してしまっては本末転倒です。

無駄遣いの見直しをしたら、次は生活費の見直しを検討します。
最近は、携帯代金が家計負担の一定部分を占めますが、格安スマホにすることや料金プランを見直すことで、通信費用の削減は可能です。
食費については、外食を減らしてなるべく自炊することによって節減できます。

(3)収入を増やす

支出に削れる部分がない場合や、減らせる部分を減らしてもお金が足りない状態が続く場合には、収入を増やすことによる収支の改善を図ることとなります。

収入を増やす代表的な方法には、転職や副業があります。
転職については給与以外の条件も慎重に調べる必要があり、短期に行うことは難しい一面があります。

一方、副業であればこれまでの経験を活かしつつ、比較的気軽に始めやすいといえます。

もっとも、勤務先によっては副業を禁止しているところもありますし、疲労が蓄積する懸念もあります。
会社の雇用契約の内容や就業規則を確認のうえ、無理のない範囲で挑戦することをお勧めします。

今お金が足りない!ピンチを乗り切る方法

収支の見直しは、将来お金が足りない事態を避けるための予防策です。
しかし、まさに今お金が足りなくてこのままでは困るという事態も考えられます。

この項目では、お金が必要な急場を乗り切る方法をいくつか紹介します。

(1)短期のアルバイトをする

1日や短期で可能なアルバイトをするという方策があります。
その賃金が当日にもらえる即日払い、月単位ではなく日払いや週払いであれば、比較的早期にお金を手に入れることができます。

アルバイトの種類は多岐にわたりますので、無理なくできるものを探しましょう。

(2)不要なものを売る

不要なものや使わなくなったものをフリマアプリやネットオークション等を利用してインターネット上で売却したり、リサイクルショップの店舗に持ち込んで買い取ってもらうことで、現金を作る方法もあります。

(3)国や自治体の制度を利用する

国や自治体の支援制度を利用して、お金の貸付や給付を受けるという手段もあります。
給付であれば返済が不要です。多くの制度がありますが、そのうちのいくつかを紹介します。

<給付>

生活保護制度生活が困窮している一定の人に、最低限度の生活を保障するための保護費を支給する制度
失業手当雇用保険に入っていた一定要件を満たす人に、求職活動中の支援を行う制度
教育訓練給付制度仕事のスキルにつながる教育訓練を受けた人に、その費用の一部を支給する制度

参考:生活保護制度|厚生労働省
参考:基本手当について|ハローワークインターネットサービス
参考:教育訓練給付制度|厚生労働省

<貸付>

総合支援資金日常生活が困難になっている一定の人に、生活の場面ごとに必要な資金の貸付を行う
福祉資金生活のうえで、一定の目的のため必要な費用のための貸付を行う
教育支援資金低所得世帯の人が入修学する際の費用の貸付を行う
不動産担保型
支援資金
居住している不動産を担保とすることで貸付を行う

参考:生活福祉資金貸付条件等一覧|厚生労働省

これらは多岐にわたる支援・貸付制度のごく一部に過ぎず、自治体ごとの地域に応じた制度もあります。

(4)借金によるお金の調達を検討する前に……

ここまでで挙げた方法等によっても解決できない場合、足りない分を民間の金融機関から借りるという手段も存在します。

しかし、最初はごく少額の必要最低限の金額を借りてすぐ返済するつもりであっても、すぐにお金が手元に入ってくる手軽さからついつい借入額が増えてしまい、いつの間にか返済が苦しくなってしまうケースは少なくありません。

本当にお金を借りなければ乗り切れない状況なのか、もう一度家計や収支、貯蓄を見直してください。

また、闇金やSNSでの照会等の無許可の金融業者からは、借入れをしないようにしてください。
闇金とは、利息制限法違反の高金利での貸付や、貸金業法違反の苛烈な取立を行うものです。
一度関わってしまうと、経済的にも精神的にも多大な負担となりかねません。

借金返済が原因でお金がないときの解決策

すでに金融機関やカード会社から、キャッシングやカードローン等で借入れがあり、返済のためお金が不足している状況となっている場合には、返済の負担減のため債務整理を検討しましょう。

債務整理とは、返済すべき額の見直しや減額などを図り、借金返済で苦しい状況を脱却し生活の再建を図ることを目的とする手続です。債務整理には、主に「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3種類があります。

任意整理とは、個々の債権者との話合いで、将来利息のカット等返済の負担減につながる分割払いを目指す手続です。債権者ごとに手続対象とするか否かを選択できるので、無理なく支払えるのであれば住宅ローンは手続対象外としてそのまま支払い自宅を残しつつ、その他の返済の負担減を図るなどの柔軟な対応が可能です。

任意整理が厳しい場合には、個人再生や自己破産を検討します。
どちらも裁判所で行う手続で、全ての債権者を手続に含めなければなりません。

詳しくは、弁護士等の専門家にご相談ください。

まとめ

家計を見直してみて、借金返済を負担に感じられた方は債務整理の検討も必要となります。

弁護士に相談することで、家計や借金の全体像等から最適な手続を導き出すことができますし、過払い金の発生が判明して借金の総額の大幅減につながる可能性もあります。

借金返済でお困りの方はアディーレ法律事務所にご相談ください。