あなたの法律のお悩み一発解決サイト
リーガライフラボ

プチ整形が思い通りにならない!結構多いです!美容医療トラブル

作成日:更新日:
リーガライフラボ

二重にしたり、ほくろを取ったり、しわをなくしたりするプチ整形。
シミを薄くしたり、脱毛したりする美容医療。
コンプレックスを解消して、「やってよかった!」と幸せな毎日を送る人もいます。
しかし一方で、「こんなはずじゃなかった!やらなければよかった!」と後悔する人も少なくありません。
全国の消費生活センターに寄せられる美容整形トラブルは、1年に2000件程度で推移しています。
厚生労働省も、トラブルが多いことから、美容整形を受ける前に、慎重に検討するように注意喚起をしています。
今回は、美容整形の法的トラブルについて説明します。

参考:美容医療サービスの消費者トラブルサービスを受ける前に確認したいポイント|政府広報オンライン
参考:確認してください!美容医療の施術を受ける前にもう一度!|厚生労働省

プチ整形・美容医療のトラブルって?

契約のトラブル

  • シミ取りの年間契約をした。中途解約したいが、返金しないと言われた。
  • 説明にのせられて3年間の脱毛契約をしたが、やはりやめたい。クーリング・オフできるのか?

といったトラブルが考えられます。
特定商取引法は、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。継続的にサービスを提供する脱毛等の契約を規制しています。
特定商取引法に基づいて、中途解約及び返金を要求できたり、クーリング・オフできたりする場合もあります。
クリニックが真摯に対応してくれないようであれば、消費生活センターや弁護士に相談するとよいでしょう。

施術により危害を受けるトラブル

施術により、副作用や、やけどの症状等を負い、身体に危害を受ける場合があります。
平成29年消費生活センターが発表した報道発表資料によれば、美容医療の施術によって実際に危害を受けたという相談は、毎年度、相談全体の21~25%を占めています。
2016年度で危害を受けたという相談者数は、437名に上ります。
主な施術内容としては、美容外科手術を伴うもの、レーザー脱毛等です。
危害を受けて、治療が必要とされるケースの約61%が実際に治療を受けており、そのうち28%が治療に1ヶ月以上を要しています。

美しくなるために施術を受けたのに、かえって傷を受けてしまう場合もあるのです。すぐに治療で治癒されればよいですが、1ヶ月以上治療しても治癒しないケースもあります。

トラブルの解決が困難な場合もある

クリニックが失敗したことを証明するのは大変

施術により身体的な危害を受けた場合でも、クリニックが施術の失敗を認めない場合があります。
その場合、自分で、クリニックが施術に失敗したことを、証拠をもって示さなければなりません。
それは、たいていの場合、困難を伴います。
「失敗」かどうかは、法的に「過失」があったかどうかの判断になりますが、専門的な医療知識・技術を踏まえて、「具体的にこうすべきであったのにしなかったから過失があった」と示す必要があるからです。
また、カルテ等の証拠資料もクリニック側が確保しており(カルテの開示を求めることはできます)、証拠入手も簡単ではない場合があるためです。

傷が治らないことがある

クリニックが施術の失敗を認めて、代金の返金に応じたり、損害を賠償してくれたりすれば金銭的な補償は受けられます。
しかし、一旦受けた身体的な傷は、治癒しない可能性もあります。
プチ整形に失敗して容貌が変わってしまったが、身体的特徴から再手術は医学的に無理と判断されるケースもあるためです。
このように、プチ整形・美容医療にはトラブルの解決が困難な場合もあります。

おわりに

プチ整形・美容医療等の契約をする前には、中途解約はできるのか、副作用は生じるのか、手術が失敗したらどうなるのか等、納得できるまで質問するようにしましょう。
少しでも納得できない部分があったら、すぐに決断することはせず、一旦持ち帰ってゆっくり考えるようにしましょう。
それでもトラブルにあってしまったら、消費生活センターや医療過誤・医療事故に詳しい弁護士に相談するとよいでしょう。