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アルバイトも源泉徴収票はもらえる?必要なシーンと取得方法を解説

作成日:更新日:
LA_Ishii

「アルバイトだけど源泉徴収票ってもらえるのかな?
もらった記憶がないけれど……。」

正社員と異なり、「アルバイトだと源泉徴収票がもらえない」と誤解している方もいます。
しかし、源泉徴収票がもらえるかどうかについては、アルバイトだから正社員と取扱いが異なることはありません。

アルバイトでも、正社員と同様に源泉徴収票をもらうことができます。
また、源泉徴収票は、役所などではなく、アルバイト先の会社などから交付してもらって手に入れるものです。

この記事を読んでわかること
  • 源泉徴収票はアルバイトにも交付されること
  • アルバイトで源泉徴収票が必要になるシーン
  • 源泉徴収票が手元にない場合の対処法
この記事の監修弁護士
弁護士 髙野 文幸

中央大学卒、アディーレ入所後は残業代未払いの案件をメインに担当し、2018年より労働部門の統括者。「労働問題でお悩みの方々に有益な解決方法を提案し実現すること」こそアディーレ労働部門の存在意義であるとの信念のもと、日々ご依頼者様のため奮闘している。東京弁護士会所属。

源泉徴収票は何の書類?アルバイトでも発行される?

源泉徴収票が必要になったけど、アルバイト先の源泉徴収票をもらってない気がするなあ。
そもそも源泉徴収票って何の書類なの?
正社員だけでなくアルバイトでも源泉徴収票はもらえるの?

源泉徴収票は、簡単に言えば、あなたの1年間の収入と納めた所得税額などが記載された書類です。
源泉徴収票は、アルバイトの方でももらうことができますよ!

(1)源泉徴収票はアルバイトでも発行される!

会社は、給与を支払った労働者に対して、源泉徴収票を交付する義務があります(所得税法226条1項)。
源泉徴収票の交付義務は、雇用形態によって変わるものではありません。
正社員はもちろん、アルバイト・パートなどの方に対しても、会社は源泉徴収票を交付しなければなりません。

そのため、アルバイト・パートであっても、基本的に正社員と同様に源泉徴収票をもらうことができます

もっとも、実際に源泉徴収されていなければ、源泉徴収票はもらえません。
アルバイト・パートの方の中には源泉徴収されていない方もいるので、注意が必要です。

アルバイト・パートとして働く方が、「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」(いわゆる扶養控除等申告書)を勤務先に提出している場合には、月の給料が8万8000円未満であれば、勤務先は源泉徴収をする必要がありません。

これに対して、勤務先に扶養控除等申告書を提出していない場合には、月の給料が8万8000円未満であっても、一定の率の所得税等が源泉徴収され、源泉徴収票をもらうことができます。

源泉徴収票は、いつもらうことができるの?

所得税法上、翌年1月31日までに当年分の源泉徴収票を交付するものとされます。
また、年の途中で退職した場合には、退職から1ヶ月以内に源泉徴収票を交付するものとされています。
「年明け頃または退職直後に源泉徴収票がもらえる」と覚えておくと良いでしょう。

(2)源泉徴収票は年収や所得税の源泉徴収額を証明する書類

そもそも、源泉徴収票って何の書類?

源泉徴収票とは、簡単に言えば、年収や源泉徴収により支払った所得税の額を証明する書類です。

源泉徴収票には、主に次のようなことが記載されています。

  • あなたが会社からいくら給与・賞与などを受け取ったか(いわゆる年収)
  • あなたがいくら所得税を支払ったか(所得税の源泉徴収額)

給与所得者の場合、原則として、会社が所得税を納税者(給与所得者)に代わって納めています。

「会社が所得税を納税者(給与所得者)に代わって納める」ってどういうこと?

あなたが国に対して所得税を直接支払う手続きをするのではなく、会社があなたの負担するべき所得税額を国に対して支払う手続きをするということです。
あなたが所得税の負担をしなくて済むという意味ではないので注意しましょう。

会社は、給与所得者に対して給与や賞与を支払う際に、その支払額から所定の割合の所得税を差し引いています。
この差し引いた所得税を、会社があなたに代わって国に納める手続きをしているのです。

このように、給与・賞与の支払時に給与所得者が負担するべき所得税額を差し引くことを、「源泉徴収」と言います。

「毎月の給与から所得税が天引きされている」ということをイメージすれば分かりやすいかもしれません。

額面よりも手取りが少なくなるのは、所得税が天引きされているからなのですか?

所得税だけでなく、社会保険料なども天引きされています。

社会保険について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

社会保険とは?基礎知識やメリット、加入条件や手続きについて

アルバイトの源泉徴収票が必要になるシーンとは?

アルバイトの方が、源泉徴収票が必要になるシーンには、例えば次のようなものがあります。

  • 確定申告をする場合
  • その年の途中に転職(再就職)した場合

これらについてご説明します。

シーン(1)確定申告をする場合

アルバイトの方であっても確定申告をする場合には、源泉徴収票が必要となります。
アルバイトの方が確定申告をするケースには、例えば次のようなものがあります。

  • 年の途中で退職したケースなど、アルバイト先で年末調整をされていないケース
  • その年に2つ以上のアルバイトを掛け持ちしていたケース

確定申告って何ですか?

確定申告とは、簡単に言えば、所得税を会社による天引きではなく自分自身で国に納める手続きのことです。

「確定申告」とは、年間の所得を計算したうえで、その所得にかかる所得税などの額を算出・申告し、自分自身で納税する手続きのことです。
「年末調整」とは、給与所得者について、毎月差し引かれる所得税の過不足を調整して清算する手続きのことです。
給与所得者の場合、源泉徴収および年末調整がなされていれば、基本的には確定申告をする必要がありません。

確定申告について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

確定申告とは?対象者や罰則、節税のポイントなどを詳しく解説

シーン(2)その年の途中に転職(再就職)した場合

アルバイトの方がアルバイトを辞めてその同じ年の途中に就職した場合(転職した場合)、転職先が会社などであり雇用契約であれば、前職のアルバイトの源泉徴収票が必要となります。
これは、転職先の年末調整の時に、前職のアルバイトの源泉徴収額もあわせて処理することとされているからです。

これに対して、転職したとしても自営業やフリーランスなど雇用契約ではない場合には、自ら確定申告をすることとなるため、その際に源泉徴収票に記載されている情報が必要となることがあります。

このほかにも源泉徴収票が必要になるシーンはあります。
源泉徴収票が必要になるシーンについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

源泉徴収票を再発行する方法は?拒否された場合の対処法も紹介

アルバイトの源泉徴収票が手元にない場合の対処法

アルバイト先から源泉徴収票をもらっていなくて、源泉徴収票が手元にない……。
どうすればいいですか?

源泉徴収票が手元にない場合、基本的にはアルバイト先に源泉徴収票の交付を求めるようにしましょう。
これは、勤めている最中でも辞めた後でも変わりありません。
アルバイト先の会社に、源泉徴収票の交付を依頼してみましょう。

アルバイト先の会社に源泉徴収票の交付を求める

アルバイトの源泉徴収票が手元にない場合には、勤務先に源泉徴収票の交付を依頼するようにしましょう。
アルバイトとして勤務しているにもかかわらず、毎年源泉徴収票をもらっていない場合、会社が「アルバイトには源泉徴収票を出さなくてもいい」と勘違いしている可能性もあります。

会社はアルバイトに対しても源泉徴収票を交付しなければならないため、そのことを説明して源泉徴収票を交付してもらえないか問い合わせてみるようにしましょう。
問い合わせ先としては、勤務先の上長や経理担当者などに問い合わせるとよいでしょう。

すでに退職している場合も同様に、その退職した会社に対して源泉徴収票の交付を依頼するようにしましょう。

源泉徴収票は、あくまでも源泉徴収を行った会社が交付するものです。
税務署や市区町村役場などの役所が交付してくれるわけではありません。
あなたが勤めていた会社に、源泉徴収票の交付を依頼するようにしましょう。

一度アルバイト先から源泉徴収票をもらったけれどもなくしてしまった。
一度もらっている以上は、もうアルバイト先から源泉徴収票を再交付してもらうことはできないのですか?

源泉徴収票は、基本的には依頼すれば再交付してもらうことができます。
アルバイト先に、源泉徴収票を再交付してくれるように依頼してみるとよいでしょう。

【まとめ】アルバイトも源泉徴収票はもらえる!アルバイト先に交付を依頼してみよう

今回の記事のまとめは次のとおりです。

  • 源泉徴収票は、あなたの1年間の収入と納めた所得税額などが記載された書類。
  • 源泉徴収票は、アルバイトの方でももらうことができる
  • アルバイトの方が、源泉徴収票が必要になるシーンには、確定申告をする場合やその年の途中に転職(再就職)した場合などがある
  • 源泉徴収票が手元にない場合は、アルバイト先に源泉徴収票の交付を求めるとよい
  • 源泉徴収票をなくしてしまった場合でも、基本的には依頼すれば再交付してもらうことができる

もしあなたが今アルバイトとして勤めており、勤務先から源泉徴収票をもらっていないのであれば、 勤務先に源泉徴収票を交付するように依頼してみましょう。

また、すでに退職したアルバイト先の源泉徴収票が手元になく必要だという場合も、その勤めていた会社に対して源泉徴収票の交付を依頼するようにしましょう。

源泉徴収票はさまざまな場面で必要になる大切な書類です。 アルバイトだからといって源泉徴収票がもらえないと誤解してしまわないようにしましょう。

この記事の監修弁護士
弁護士 髙野 文幸

中央大学卒、アディーレ入所後は残業代未払いの案件をメインに担当し、2018年より労働部門の統括者。「労働問題でお悩みの方々に有益な解決方法を提案し実現すること」こそアディーレ労働部門の存在意義であるとの信念のもと、日々ご依頼者様のため奮闘している。東京弁護士会所属。

※本記事の内容に関しては執筆時点の情報となります。

※¹:2024年2月時点。拠点数は、弁護士法人アディーレ法律事務所と弁護士法人AdIre法律事務所の合計です。

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