弁護士ならだれに相談・依頼しても同じ―――?
それは間違いです。
同じ法律に沿って処理するのですから得られる結果は同じだと思うかもしれません。
しかし、同じ法律を見ているようでも目の付け所が異なると、得られる結果も異なります。
また、弁護士も人間ですから、どのように依頼者に接するか等対応の仕方は異なります。
そのため、どの弁護士に相談・依頼するかによって最終的な満足度は変わります。
そこで、今回の記事では「弁護士の選び方」についてお伝えします。
アスベスト(石綿)訴訟を積極的に行っているか
アスベスト(石綿)訴訟では、アスベスト(石綿)によって病気にり患したことが証明されなければならないので、カルテなど医学的な資料を読み解くことが欠かせません。
もっとも、文系の弁護士にとって医学書を分析するのはなかなか難しいこと……。
アスベスト(石綿)訴訟を積極的に行い、日ごろから医学的な資料を読み解くことに慣れている弁護士に依頼することで、見落としを防ぎ、スピーディーな処理を期待できます。
給付金をもらえなかったときに弁護士費用が必要か
弁護士費用には、大きく分けて、着手金と報酬金の2種類があります。
このうち、着手金は結果の成否に関係なくその案件に弁護士が対応することに対して支払う報酬であるため、最終的にお金を受け取れなかったとしても、着手金は返金されません。
つまり、国から賠償金が支払われなかった場合、着手金の分だけマイナスとなります。
事件を弁護士に依頼するときにはきちんと国から賠償金が支払われるかわかりませんから、着手金のかからない弁護士事務所に依頼したほうが安心できるはずです。
資料の収集を弁護士にお願いできるか
示談交渉や訴訟を進めていく中で、依頼者が最も苦労するのが証拠集め。
数十年前の資料を集めなければならないので、ご自身で集めるには限界があります。
そこで、資料の収集を弁護士にお願いできると負担はぐっと軽減されるはずです。
もっとも、すべての証拠集めを依頼できる弁護士事務所はほとんどないでしょう。
個人情報保護の徹底された時代ですので、弁護士に依頼するよりもご自身で収集したほうが早いものも中にはありますので、一部ご自身で集める必要があります。
大切なのは、弁護士が証拠集めにも寄り添うかどうかです。
証拠集めを依頼者に任せっきりにして弁護士は法的な判断だけ行うのではあまりに冷たいでしょう。
アスベスト(石綿)訴訟で受け取れる金額は大きく、また時間もかかるため、依頼する弁護士に任せるのはあなた自身の人生といっても過言ではありません。
アスベスト(石綿)の健康被害でお悩みの(元)労働者・ご遺族の方は、アスベスト(石綿)訴訟を取り扱っているアディーレ法律事務所にご相談ください。