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いつどこで働いていたかが一目瞭然!被保険者記録照会回答票

作成日:更新日:
リーガライフラボ

「被保険者記録照会回答票って何?どんなことが分かるの?」

被保険者記録照会回答票には、過去の年金制度への加入履歴が記録されています。
これにより、いつからいつまでどこに勤務していたかなどを調べることができます。
被保険者記録照会回答票は、文書またはデータの形で、日本年金機構が発行しています。

工場型アスベスト訴訟での和解手続きや、建設アスベスト給付金の請求手続きでは、この被保険者記録照会回答書が非常に重要な資料の1つとなります。

本記事では、

  • 被保険者記録照会回答書から分かること
  • 被保険者記録照会回答書の取得方法
  • 被保険者記録照会回答書が工場型アスベスト訴訟、建設アスベスト給付金で果たす役割

について、弁護士が解説します。

この記事の監修弁護士
弁護士 大西 亜希子

香川大学、早稲田大学大学院、及び広島修道大学法科大学院卒。2017年よりB型肝炎部門の統括者。また、2019年よりアスベスト(石綿)訴訟の統括者も兼任。被害を受けた方々に寄り添うことを第一とし、「身近な」法律事務所であり続けられるよう奮闘している。東京弁護士会所属。

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被保険者記録照会回答票の記載内容

日本年金機構から発行される被保険者記録照会回答票は、もともと基礎年金番号に紐づけられた年金の支払履歴を明らかにするものです。
厚生年金を支払っていた期間について、これをみれば、いつ、どこで勤務していたかがわかります。

勤務した株式会社の右にある「資格取得年月日」が勤務を開始した日、「資格喪失年月日」の前日が退職日というわけです。
厚生年金の歴史は古く、1954年には制度が確立していましたので、被保険者記録照会回答票は、過去の職歴を示す証拠として高い価値をもちます。

被保険者記録照会回答票の取得方法

被保険者記録照会回答書の取得方法は3つに分けることができます。

  • お近くの年金事務所または年金相談センターの窓口で受け取る
  • 年金事務所や年金定期便専用ダイヤルに電話して郵送で取得する
  • インターネット(「ねんきんネット」)から取得する

いずれの場合も、基礎年金番号が必要になります。
基礎年金番号は、年金手帳や年金保険料の納付書等から確認可能です。

参考:「ねんきんネット」による電子版「被保険者記録照会回答票」|日本年金機構

和解手続きや給付金請求手続きにおける被保険者記録照会回答書

工場型アスベスト訴訟の和解手続きや、建設アスベスト給付金請求手続きでは、『いつからいつまで、どの程度の期間、どこで、アスベストばく露作業に従事していたか』ということを明らかにするための資料を提出する必要があります。
被保険者記録照会回答書からは、過去の職歴が分かりますので、上記のような事実を明らかにするための重要な資料の1つとなります。

アスベスト工場での勤務や建設作業によってアスベスト被害に遭ったが、当時の勤務先が分からないという方であっても、被保険者記録照会回答書によって当時の勤務先を明らかにすることができますので、ご安心ください(なお、被保険者記録照会回答書以外でも当時の勤務先を調べることは可能です。例として、年金加入期間通知書、ねんきん特別便等が挙げられます)。

【まとめ】被保険者記録照会回答書によって過去の職歴を証明することができる

本記事をまとめると以下のようになります。

  • 被保険者記録照会回答書は、過去の年金制度への加入履歴が記録された日本年金機構発行の文書ないしデータ
  • 被保険者記録照会回答書から、いつからいつまで、どこに勤務していたかを証明することができる
  • 工場型アスベスト訴訟の和解手続きや、建設アスベスト給付金の請求手続きにおいて、被保険者記録照会回答書は、重要な資料の1つとなる

アディーレ法律事務所では、工場型アスベスト(石綿)訴訟、建設アスベスト(石綿)給付金の手続きに関し、相談料、着手金ともにいただかず、原則として成果があった場合のみを報酬をいただくという成功報酬制です。
そして、原則として、この報酬は獲得した賠償金や給付金からお支払いとなり、あらかじめ弁護士費用をご用意いただく必要はありません。

また、当該事件につき、原則として、成果を超える弁護士費用の負担はないため費用倒れの心配がありません。
※以上につき、2023年1月時点

現在、アディーレ法律事務所では、アスベスト(石綿)被害に悩まれておられる方を一人でも多く救いたいとの想いから、アスベスト(石綿)被害についての相談をお待ちしております。
アスベスト(石綿)被害にあわれた方およびそのご遺族は、アディーレ法律事務所にお気軽にご相談ください。

この記事の監修弁護士
弁護士 大西 亜希子

香川大学、早稲田大学大学院、及び広島修道大学法科大学院卒。2017年よりB型肝炎部門の統括者。また、2019年よりアスベスト(石綿)訴訟の統括者も兼任。被害を受けた方々に寄り添うことを第一とし、「身近な」法律事務所であり続けられるよう奮闘している。東京弁護士会所属。

※本記事の内容に関しては執筆時点の情報となります。

※¹:2024年3月時点。拠点数は、弁護士法人アディーレ法律事務所と弁護士法人AdIre法律事務所の合計です。

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