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B型肝炎訴訟を自分でやってみようと考えている方へ向けた2つの判断ポイント

作成日:更新日:
リーガライフラボ

※この記事は、一般的な法律知識の理解を深めていただくためのものです。アディーレ法律事務所では、具体的なご事情によってはご相談を承れない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

「B型肝炎訴訟を弁護士に頼むとお金がかかる。
でも自分でB型肝炎訴訟をやるのには不安がある。
自分でやった方がいいのか、弁護士に頼んだ方がよいのかどっちだろう。」
このように悩む方も多いでしょう。

B型肝炎訴訟を自分でやることは可能です。
しかし、B型肝炎訴訟を自分でやった結果、立証が不十分なために、本来もらえたはずの給付額より金額が減ってしまったり、最悪もらえなかったりすることも起こり得ます。
そのため弁護士費用がかかることを考慮したとしても、弁護士に依頼した方が結果としてよかったという場合も少なくありません。

本記事では、次のことについて弁護士が解説します。

  • B型肝炎訴訟は自分でできるのかできないのかを判断する2つのポイント

ここを押さえればOK!

B型肝炎訴訟を自分で進めるには、膨大な時間と気力が必要です。特に、以下の3つの段階で大変さが増します。

訴訟知識の習得:  訴訟には多くの医学用語が含まれ、理解には相当な時間と労力が必要です。厚生労働省の手引きも難解で、質問は平日の日中に行う必要があります。
必要書類の収集:  特に医療記録の収集が困難で、複数の病院からの記録集めが必要になることがあります。記録は専門的で難解なため、読解にも多くの時間と気力が求められます。
訴訟提起後の対応:  訴訟には半年から1年以上かかり、裁判所に何度も出向く必要があります。日時の調整も難しく、自分の予定を変更しなければならない場合もあります。

専門的知識が不足していると、立証が不十分で給付金が減少したり、全くもらえない可能性もあります。裁判所や国は手続きについては教えてくれますが、代理人や味方ではありません。したがって、専門知識がない場合、この訴訟に挑むのはあまりお勧めできません。

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この記事の監修弁護士
弁護士 大西 亜希子

香川大学、早稲田大学大学院、及び広島修道大学法科大学院卒。2017年よりB型肝炎部門の統括者。また、2019年よりアスベスト(石綿)訴訟の統括者も兼任。被害を受けた方々に寄り添うことを第一とし、「身近な」法律事務所であり続けられるよう奮闘している。東京弁護士会所属。

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1.B型肝炎訴訟にかけるための膨大な時間と気力はあるか

B型肝炎訴訟を自分でやるには、膨大な時間と気力が必要です。
特に次の段階で、時間と気力が必要です。

 (1)B型肝炎訴訟の知識を得る段階
 (2)必要書類の収集の段階
 (3)訴訟提起後の段階

(1)B型肝炎訴訟の知識を得る段階

B型肝炎訴訟には、医学用語がたくさん出てきます。

例えば、自分でB型肝炎訴訟をする一般の方向けに、厚生労働省が「B型肝炎訴訟の手引き<第5版> ご自身で提訴を考えている方へ(説明編)」を公開しています。この手引きの中にもたくさんの医学用語が出てくるため、医学的知識がない方が読むと、理解するのに相当な時間と気力が必要です。

厚生労働省に質問をすることもできますが、平日の日中に連絡する必要があります。

参照:B型肝炎訴訟の手引き<第5版> ご自身で提訴を考えている方へ(説明編)|厚生労働省

(2)必要書類の収集の段階

必要書類の中でも、最も収集が大変なのが、医療記録です。
例えば、ある病院の医療記録を取り付けてみると、B型肝炎の治療を別の病院でも受けていたことが疑われる記載があったとします。そうすると、さらに、その別の病院からも医療記録を取りつける必要が生じることがあります。
医療記録を取り付けるたびに、新たな医療記録を取り付ける必要性が判明するというループが長々と続く場合も少なくありません。
そのため、何度も何度も、平日の日中に、病院へ連絡しなければならない場合があります。
そして、医療記録はただ集めるだけではなく、立証をきちんとするために、自分で医療記録に目を通しておくことが大切です。

しかし、医療記録は医療関係者が読むために作成されたものであるため、英語やドイツ語が書かれていることもありますし、用語自体が専門的で難解なことが多くあります。
さらには、手書きで書かれた医療記録もあるのですが、忙しい時間を縫って書かれているため、判別しがたい字も多く、これを読もうとすると、相当の時間と気力が必要になります。

(3)訴訟提起後の段階

訴訟提起してからも、半年、1年単位で長い時間がかかります。
しかも、裁判所が決定した特定の日時(しかも平日の日中)に、何度か裁判所へ出向かなければなりません。
あらかじめ、候補日時を何個か示してもらえますが、それにも限界がありますので、自分の予定と裁判所のスケジュールがどうしても会わない場合は、自分の予定を変えなければならない場合もあります。

2.専門的知識を持つ自信はあるか

専門的知識がない人が自分でB型肝炎訴訟をした結果、立証が不十分となり、本来もらえた給付金よりも減ってしまったり、全くもらえないということも起こり得ます。

裁判所や国は、B型肝炎訴訟の手続面について教えてくれますが、あなたの代理人や味方ではありません。

「B型肝炎訴訟に必要なだけの専門知識を持つ自信はあるのか」がポイントとなります。

【まとめ】B型肝炎訴訟は自分でできるけど、弁護士に頼んだ方が得することも

今回の記事のまとめは次の通りです。

  • 主に次の段階でB型肝炎訴訟には時間がかかる。
    • B型肝炎訴訟の知識を得る段階
    • 必要書類の収集の段階
    • 訴訟提起後の段階
  • B型肝炎訴訟には専門的知識が必要

たっぷり時間と気力がある!専門的知識も持つ自信あり!という方は自分でB型肝炎訴訟をするのに向いています。そうでない方は、弁護士に依頼した方が結果的に得する場合があります。

というのも、弁護士に依頼すると、B型肝炎訴訟のために使うはずだった時間と気力を、自分の仕事のために使うことができます。証拠書類の収集を弁護士が代わりにしてくれる弁護士を選ぶとより楽になります。

また、弁護士に依頼した方が、立証不十分のリスクを減らすことができますので、もらえる給付金が、自分で対応する場合よりも増えることもあります。
さらに、弁護士に依頼してB型肝炎訴訟をし、国と和解できた場合には、国から弁護士費用の一部として、給付金の4%がもらえます。

ご自身の状況に応じて、自分でB型肝炎訴訟をすべきか判断しましょう。

アディーレ法律事務所では、訴訟のために必要となる戸籍や医療記録(カルテなど)をご依頼者の代わりに収集し、給付金の受給を全力でサポートいたします(※)。

(※)母子手帳など、弁護士では収集できない一部資料を除きます。

また、必要資料の収集のほか、訴状等の専門文書の作成や、期日の出廷についても、弁護士が依頼者に代わって対応させていだきます。

また、アディーレ法律事務所では、B型肝炎訴訟・給付金請求に関し、着手金、相談料はいただいておらず、原則として報酬は給付金受け取り後の後払いとなっております。

なお、B型肝炎給付金の支給が決定すれば、和解協議にあたり、弁護士等に報酬を支払った方に対して、各給付金額の4%の額が訴訟手当金として国から給付されます。

※以上につき、2024年8月時点

アディーレ法律事務所では、B型肝炎に悩まれている方を一人でも多く救いたいという思いから、B型肝炎給付金の受給をお考えの方のご相談を心からお待ちしております。

B型肝炎訴訟・給付金請求に関しては、B型肝炎訴訟・給付金請求を得意とするアディーレ法律事務所にご相談ください。

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