過払い金の基礎知識

借金の返済後や、返済中でも引き直し計算後に借金が残らない場合の過払い金請求には、大きなデメリットはありません。

何年取引をすれば過払い金が発生するのかは、借入の状況や毎月の返済額により異なるので、一概にはいえません。

過払い金とは、これまであなたが貸金業者に支払い過ぎた「グレーゾーン金利」のことです。

過払い金は、原則、最後に借入・返済をした日から10年（または権利が行使できることを知ってから5年）が経過すると時効で消滅してしまいます。

あなたが、2010年（平成22年）6月17日以前に借金をしたり、長年借金の返済を続けていたりする場合、過払い金が発生している可能性があります。

「キャッシングのリボ払い」を長年利用していた方であれば、「過払い金請求」によって、支払いの負担を軽減したり、支払いすぎたお金を取り戻したりできる可能性があります。

過払い金を請求すると、クレジットカードを使えなくなる可能性があります。しかし、過払い金請求後にすべてのクレジットカードが使えなくなるわけではありません。どんな場合にクレジットカードが使えなくなり、どういった場合なら使えるのか見ていきましょう。