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Amazonギフト券を転売する人って何やってるの?弁護士が仕組みを解説!

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自宅で眠る不用品を売却してお金に換えるフリマアプリ「メルカリ」。
皆さんは2017年にメルカリで現金が出品されていたことを覚えていますか?
その当時、コレクション目的で古い紙幣や硬貨が取引されることを狙い、メルカリでは現金を出品することが認められていました。
ところが、実際には何ら希少価値のない紙幣が高値で取引されることになったのです。

2020年6月11日時点で、「現金・金券類」の出品は禁止されています。

もっとも、いまだにメルカリで金券類の取扱いがなされているようです。
今回は、「Amazonギフト券の転売の仕組み」について解説しましょう。

参照:メルカリに「福沢諭吉紙幣」が出品された理由 | 東洋経済オンライン
参照:禁止されている出品物 | メルカリ

実際の価格よりも高値でやりとりされるワケ

1万円のAmazonのギフト券では1万円分のものしか購入できません。
そのため、1万円のギフト券を1万3000円で購入すれば3000円損します。
そもそもコンビニで買えますから、わざわざメルカリで購入する必要はないでしょう。
そう、通常の状態であればAmazonのギフト券を割高の1万3000円で購入しようとはしないはずです。

では、手持ちの現金がなく、クレジットカードも使用できないとしたら――?
メルカリには翌月にまとめて清算するメルペイスマート払いという後払い制度があります。
未清算金額があるとメルペイスマート払いを利用できませんが、少なくとも初めて利用する月は手持ちの現金がなく、クレジットカードを使用できなくてもギフト券を購入できます。そして、メルカリで購入したギフト券を売却すれば現金が手に入ります。

どうしても今すぐ現金が欲しい……。
目先の利益に目がくらんでしまうと、1万3000円で購入したギフト券が8000円でしか売却できず5000円を損するとしても、Amazonのギフト券を購入してしまうのでしょう。
しかし、お金を支払える目途がないにもかかわらずこのようなことをすると、メルカリを被害者とする詐欺罪が成立する可能性がありますので、絶対に止めてください。

メルカリでAmazonギフト券を買える?

メルカリの利用規約で金券の出品が禁止されているのに、ギフト券を買えるのでしょうか。

Twitterで「メルカリ Amazonギフト」と検索すると、Amazonギフト券のコードを販売している旨のツイートがいくつか見つかりました。あまり数は多くありません。
1500円のギフト券が2200円程度で、3000円のギフト券が4300円程度で、1万円のギフト券が1万3000円程度で売られているようです。

メルカリでAmazonギフト券を購入する流れはおおよそ次のとおりです。

  1. TwitterでAmazonギフト券の販売者にDMを送る
  2. 販売者がメルカリで商品を出品して、URLを購入者に伝える
  3. 購入者がメルペイスマート払いで代金を支払う
  4. 販売者がTwitterのDMでAmazonギフト券のコードを連絡する

あくまで通常の取引を装って、やり取りがなされているようですね。

しかし、もともと利用規約に反する行為をしている人がきちんとコードを教えてくれる保証はありません。
詐欺被害に遭っても、利用規約に反する行為なので、メルカリは保証してくれないでしょう。

メルペイスマート払いを使うには、免許証などによる本人確認が必要です。
そのため、利用規約に反する行為をしてアカウントが利用停止になると、二度とメルカリを使えなくなる可能性があります。

Amazonギフト券を売却する3つの方法

アカウントの利用停止のリスクを背負って手に入れたAmazonギフト券。
購入時と同様、メルカリやヤフオクで売却してお金に換える方法もあるでしょう。
ただし、10%の手数料や架空の取引を装った際の送料がかかるので、売却代金のすべてを手に入れられるわけではありません。

amaten、ベテルギフト、Giftissueなどギフト券の売買に特化したサイトで売却する方法があります。おおよそ88~94%の割引率で購入される傾向にあるようです。出品手数料・出金手数料がかかりますので、最終的な受取金額に注意してください。

amaten:出品手数料 額面の1.99% 出金手数料 499円
ベテルギフト:出品手数料 1.9% 出金手数料270円
Giftissue:出品手数料 額面の2% 出金手数料270円

たとえば3000円のギフト券を4300円で購入したとしましょう。
これをベテルギフトで2700円で売却したとすれば、出品手数料(54円)・出金手数料(270円)を差し引いて2376円が手に入る計算になります。1924円の損です。
購入するギフト券の金額が高くなればなるほど、ギフト券を購入する回数が増えれば増えるほど、損する金額は大きくなります。

Amazonギフト券で購入した商品を売却する方法もあります。
もっとも、中古品として売却することになるので、手に入る金額はより少なくなるでしょう。

手持ちの現金がなく、クレジットカードも使用できないとしたら――?
クレジットカードを利用できない理由が既に限度額まで借り入れてしまっていることにあるなら、弁護士に債務整理を相談することをおすすめします。
あるいは、病気などで働くことができず収入がないのであれば、お住まいの役所の福祉課に生活保護の受給に関して相談してみてはいかがでしょうか。

Amazonギフト券をネットで購入する場合、お金を支払ったにもかかわらず、Amazonギフト券のコードを教えてもらえないかもしれません。また、メルカリの規約に違反して、詐欺罪の加害者になってしまうリスクもあります。
Amazonのギフト券を転売する以外に状況を打破する方法はあるはずなので、リスクの高いAmazonのギフト券転売には絶対に手を出さないようにしてください。