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熟年不倫に走る理由とは?見抜くポイントと請求できる慰謝料について

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リーガライフラボ

※アディーレ法律事務所では様々な法律相談を承っておりますが、具体的な事情によってはご相談を承れない場合もございます。予め、ご了承ください。

40代・50代以上の『熟年不倫』や『熟年離婚』が増えています。

なぜ、長く連れ添った夫婦が、不倫に走ってしまうのでしょうか?

40代・50代になると若いころに比べて、時間やお金に余裕ができます。他方で夫婦関係がマンネリ化してくるため、新たな刺激を求めて、不倫に走ってしまうことがあるようです。

他にも熟年不倫に走ってしまう理由があります。熟年不倫に走ってしまう理由や熟年不倫を見抜くポイントについて知っておきましょう。

この記事では、

  • 熟年不倫に走る理由
  • 熟年不倫を見抜くポイント
  • 熟年不倫の慰謝料請求

について、弁護士が解説します。

この記事の監修弁護士
弁護士 林 頼信

慶應義塾大学卒。大手住宅設備機器メーカーの営業部門や法務部での勤務を経て司法試験合格。アディーレ法律事務所へ入所以来、不倫慰謝料事件、離婚事件を一貫して担当。ご相談者・ご依頼者に可能な限りわかりやすい説明を心掛けており、「身近な」法律事務所を実現すべく職務にまい進している。東京弁護士会所属。

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熟年不倫に走る理由

不倫を理由に離婚をしている熟年夫婦は増加傾向にあります。

どうやら『熟年不倫』ならではの「きっかけ」があるようです。

例えば、次にあげるものが「熟年不倫」の「きっかけ」になります。

  1. 自由に使える時間とお金が増える
  2. インターネットの発展で出会う機会が増えた
  3. 夫婦関係のマンネリ化
  4. 軽い気持ちで不倫関係になる
  5. 介護のストレス
  6. 配偶者のDVやモラハラ

それぞれ説明します。

(1)自由に使える時間とお金が増える

不倫するには、時間やお金がかかります。
若いうちは子供が小さく、子育てで多忙ですし、時間やお金の面でも余裕がありません。

ところが40代・50代ともなれば、子供の成長により子育てに割いていた時間が減り、自分の時間が増えます。
また、若いころに比べ、収入が上がったという人もいるでしょう。
その結果、金銭的な余裕が生まれます。
そうなれば不倫相手とのデートなどの交際がしやすくなるわけです。

また、子供がある程度大きくなったことをきっかけに
「これからは自分自身のために生きたい」
と、不倫に走りやすい心理状態になるようです。

(2)インターネットの発展で出会う機会が増えた

熟年離婚の背景には、TwitterやLINEなどのSNSが発展したということもあります。
SNSを使って、自宅や仕事の合間に、手軽に男女が出会える機会が増えました。

SNSでの出会いは、ダイレクトメッセージ機能などで1対1のやりとりが簡単にできるため、実際に会うまでの心理的なハードルが低くなるようです。

(3)夫婦関係のマンネリ化

熟年夫婦ともなると、夫婦生活もそれなりに長くなっています。

そして、これまでの日常の些細な意見の食い違いなどが積もりに積もった結果、相手に対する不満が如何ともしがたい状態に至っていることも少なくありません。
さらには、異性として意識することもなくなってしまいがちです。
このような夫婦関係の『マンネリ化』により、刺激を求めて不倫するという事態も起こるようです。

(4)軽い気持ちで不倫関係になる

SNSなどで出会いの場面が増えるにしても、始めから不倫をしようとするわけではありません。
SNSを通じて男女が出会い、友達として楽しく過ごすうちに「気が付いたら不倫になっていた」ということも少なくありません。

(5)介護のストレス

熟年になると、実の親や配偶者の親も高齢になっており、介護をしていることがあります。
介護は終わりの見えない仕事ですから、肉体的、精神的な疲れやストレスを抱えやすいものです。
このようなストレスからの解放を求めて、不倫に走ってしまうことがあります。

特に配偶者が介護に非協力的である場合や、夫婦関係が冷え切っているなど、本来であれば一緒に支えてくれるはずの相手に期待できない場合には、他への逃げ道として不倫相手を頼ってしまうという事情もあるようです。

(6)配偶者のDVやモラハラ

配偶者のDVやモラハラにより、肉体的・精神的暴力を配偶者から受けている場合も当然、強いストレスを抱えることになります。
そこに優しい異性が現れると、心の安らぎを求めて不倫に至りやすいようです。

配偶者の熟年不倫を見抜く3つのポイント

配偶者が不倫しているかは以下のポイントで分かる可能性があります。

  1. 急に身なりに気を使うようになった
  2. 不倫を匂わせる持ち物
  3. 口実を作って外出する

それぞれ説明します。

(1)急に身なりに気を使うようになった

身なりに気を使わなかった人が、急にファッションを変えたり、香水を使い始めたりしたら要注意です。新しく不倫での交際がスタートすることにより不倫相手という異性を意識し、身なりを気にし始めた可能性があるからです。

口臭の消臭剤や新しいアクセサリーなども、不倫の可能性があります。

(2)不倫を匂わせる持ち物

レストランなどのレシート、交通ICカードの履歴など、普段の行動と違う点をチェックしてみましょう。

例えば、次のような物をチェックしてみるとよいかもしれません。

浮気しているかも?証拠集めのために知っておいてほしいこと

(3)口実を作って外出する

それまでは出不精であったのに、不倫相手ができると、買い物に行く、実家に帰る、友人と会うなど、何かと口実を作って外出する機会が増えるようになります。

今の時期は、コロナ禍で気軽に出歩けない状況になっていますが、不自然に家をあけてでも不倫相手に会いに行くケースも見受けられるため、不倫に気付くきっかけになるようです。

熟年不倫されたら慰謝料請求はできる?

長年連れ添って信頼していた配偶者に不倫されることはショックも大きいことと思います。
このようなショックを「精神的な損害」として慰謝料請求することができる場合があります。

ここでは、不倫で慰謝料請求できる条件や慰謝料の金額の相場について説明します。

(1)不倫で慰謝料請求できる条件

離婚する・離婚しないに関わらず、次の条件を満たせば、基本的に、配偶者や不倫相手に対して、慰謝料請求をすることができます。

  • 不貞行為

「不貞行為」とは、肉体関係を持つことです。
肉体関係がなければ基本的には不貞行為とはなりません。

ただ、肉体関係はなくても、夫婦関係が破綻するほど極めて親密な交際があったといえるだけの関係が認められれば、慰謝料を請求できることもあります。

  • 故意・過失

不倫の慰謝料請求は、民法上の「不法行為」に対する損害賠償請求ですから、加害者である配偶者や不倫相手に「故意・過失」という主観的要件が必要となります。

不倫の場合ですと、次の事実が認められれば基本的には「故意・過失」があると言えます。

故意とは「既婚者であることを知っていたこと」
過失とは「既婚者であることを不注意で知らなかったこと」

浮気相手に慰謝料請求できる条件とは?慰謝料請求の手順についても解説

(2)不倫における慰謝料金額の決め方

不倫の慰謝料の裁判上の相場は次の通りです。

浮気・不倫の慰謝料の裁判上の相場(目安)
離婚をする場合
およそ100万~300万円
離婚をしない場合
およそ数十万~100万

慰謝料の額は、離婚の有無で慰謝料の額が変わります。
これは、夫婦関係に与えた影響の大きさが異なるためです。

さらに、不倫の交際期間、不貞行為の回数、不倫が原因で離婚に至ったか、婚姻期間、子どもの有無などの個別事情によって変わってきます。

不倫の慰謝料金額の決め方についてくわしく解説【高額請求の2つの裁判例も紹介】

【まとめ】熟年不倫は、時間とお金に余裕ができたことやストレスがきっかけになることが多い

今回の記事のまとめは次のとおりです。

  • 熟年不倫に走ってしまうきっかけ
  1. 自由に使える時間とお金が増える
  2. インターネットの発展で出会う機会が増えた
  3. 夫婦関係のマンネリ化
  4. 軽い気持ちで不倫関係になる
  5. 介護のストレス
  6. 配偶者のDVやモラハラ

  • 熟年不倫を見抜く3つのポイント
  1. 急に身なりに気を使うようになった
  2. 不倫を匂わせる持ち物
  3. 口実を作って外出する

  • 熟年不倫された場合、離婚する・離婚しないに関わらず、基本的に、配偶者、不倫相手に慰謝料請求は可能。
  • 不倫の慰謝料請求するためには、(1)不倫が「不貞行為」であること、(2)「故意・過失」が必要。
  • 不倫の慰謝料の相場は、離婚する場合は100万~300万円程度、離婚しない場合は数十万~100万円程度となります。

不倫の慰謝料請求は、もちろん自分でも行うことができますが、専門的な知識や交渉力が必要となる場面もあります。浮気・不倫の慰謝料請求については、アディーレ法律事務所にご相談ください。

アディーレ法律事務所では、浮気・不倫の慰謝料請求につき、相談料、着手金をいただかず、原則として成果があった場合のみ報酬をいただくという成功報酬制です。

原則として、この報酬は獲得した賠償金等からのお支払いとなりますので、あらかじめ弁護士費用をご用意いただく必要がありません。

また、当該事件につき、原則として、成果を超える弁護士費用の負担はないため費用倒れの心配がありません。

(以上につき、2021年9月時点)

浮気・不倫の慰謝料請求でお悩みの方は、浮気・不倫の慰謝料請求を得意とするアディーレ法律事務所へご相談ください。

この記事の監修弁護士
弁護士 林 頼信

慶應義塾大学卒。大手住宅設備機器メーカーの営業部門や法務部での勤務を経て司法試験合格。アディーレ法律事務所へ入所以来、不倫慰謝料事件、離婚事件を一貫して担当。ご相談者・ご依頼者に可能な限りわかりやすい説明を心掛けており、「身近な」法律事務所を実現すべく職務にまい進している。東京弁護士会所属。

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※本記事の内容に関しては執筆時点の情報となります。

※¹:2024年4月時点。拠点数は、弁護士法人アディーレ法律事務所と弁護士法人AdIre法律事務所の合計です。

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