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40代の借金事情!債務整理の際、自宅を守るにはどうすれば良い?

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借金を綺麗さっぱりなくすためには、大切なものも手放さなければならないのでしょうか。

お金を借り始めた理由はさまざまでしょうが、返済のやり繰りが厳しくなってくると毎月の大きな負担となっている住宅ローンから解放されるために家を手放さないといけない、という考えが脳裏をよぎることもあるかもしれません。

しかし、家は長く住むことで愛着も湧いているでしょうし、できれば何とか残したい、と思われる方が多いでしょう。

この記事では、自宅を手放さずに借金の問題を解決する突破口を含め、借金対策をご案内します。

40代の借金事情について/統計調査の結果

総務省統計局の家計調査報告によると、40代で何らかの借金を抱えている負債保有世帯は2019年時点で66.2%にのぼります。

また、住宅ローンの返済を抱えている世帯についてのデータを見ると2019年時点の負債現在高は1724万円で、そのうち住宅・土地のための負債は1642万円でした。そして、住宅ローン返済世帯の世帯主の平均年齢は46.0歳となっています。
住宅・土地のための負債とは住宅ローンが大半であると考えられます。そして、負債全体の平均額との差は82万円程度しかありません。

つまり、40代の方が抱えている借金のうちの高い割合を住宅ローンが占めていることとなります。

40代の借金について/住宅ローン以外の借金の原因

40代は、周囲の環境の変化が大きくなる年代とも言われています。子供の教育費に関する支出や、両親の病気、介護に関する支出などが発生して出費が増えてしまうこともあるでしょう。また、景気の悪化や転職などにより収入が減ってしまうこともあるでしょう。

このように支出が増えたり、収入が減ったりする、あるいはその両方が重なることで、収入や貯蓄の切り崩しのみで支出を賄いきれなくなった結果、借金につながると考えられます。

借金の返済に行き詰まらないようにするには

出費を抑えて家計をやり繰りしているつもりでも、多額の借金負担につながりかねない要因は思わぬところに潜んでいるものです。
特に浪費はしていなかったとしても、家族のための必要な出費となると避けようがなく、一度に多くのお金が必要となることも少なくありません。

それでは、なるべく借金をしないようにしたり、仮に借金をしたとしても返済しきれなくなり行き詰まってしまわないようにするためにはどうすればいいかをここから見ていきましょう。

(1)貯蓄する

これは借金対策としては当たり前のことに思われるかもしれませんが、重要なものです。
あまり貯金できていないなと思われる方は、今からでも心がけてみてください。

簡単なものでもいいので家計簿などの収支の記録をつけましょう。そして、出費の中でも節約できそうなものがあれば次から控えめにしておき、少しずつでも貯蓄に回します。
収支の記録をつけているうちに、出費するときに心にストップがかかりやすくなるというのも記録をつけることの効果です。

急な出費の際は貯蓄があるとある程度安心できます。まずは少しずつでも貯蓄する習慣をつけ、借金をせずに済むようにしましょう。

(2)支出を見直す

家計簿をつけてみて、別に使わなくても何とかなるものへの無駄な出費はないか見直してみます。

趣味などの支出額には毎月の上限額を決めるなどして際限なくお金を使ってしまうことがないようにして、節約できる部分は節約してみると良いでしょう。

(3)副業を始める

昨今の働き方改革に伴い、副業を解禁する企業が出てきています。

副業を認める会社で、かつ無理のない範囲でということにはなりますが、副業により収入を増やせれば貯蓄増にもつながり、いざという出費の際も安心して乗り切ることができるでしょう。

(4)投資を始める

最近では、個人投資家も増えてきています
収入を増やす方法として、株式投資などを行うことも考えられます。

しかし、投資には大なり小なりリスクは発生しますし、蓄えを作るために始めた投資で無理を重ねて借金に至ったり、借金の返済のために投資を始めて借金を増やしては本末転倒です。

投資というものは、あくまで貯蓄を増やすためのものであって、返済資金を得るために投資を行うべきではありませんし、当然投資のために借金をすることのないようにするべきです。また、知識をしっかりつけたうえで慎重に検討することをおすすめします。

借金の返済でしまった時の対処法

もう既にいくつもの金融業者からの借入れがある、返済できなくなってしまっているという場合、そのまま放置しておくと利息や遅延損害金がどんどん増えるばかりではなく、債権者から裁判を起こされ、毎月の給料や預金口座、自宅などの財産を差し押さえられてしまうリスクも高まります。

しかし、早期に適切な対処をすれば、場合によっては住宅ローンの残る自宅を守って借金問題を解決することも可能です。
ここからは、既に借金で家計のやり繰りが厳しくなっている場合にどうすればいいかを見ていきましょう。

債務整理を検討する

収入増加や無駄な支出の見直しをしても、すでに借金を返済できなくなってしまっている場合には、返済の負担を減らすことにつながる債務整理を検討すべきです。

債務整理をするにあたっては、対応が可能な業務の範囲または権限についての制限がない弁護士に相談することをお勧めします。
債務整理という言葉の響きから、自宅など大きな財産を手放さなければならないと連想される方もいるかと思います。

しかし、自宅を守ることができる場合もあるため、その方法等について解説していきます。

(1-1)自宅を残して債務整理する方法

自宅を残したいがために債務整理に踏み切れず躊躇してしまうケースは少なくありませんが、債務整理のなかでも「任意整理」と「民事再生(個人再生)」は住宅を維持できる可能性がある手続です。

任意整理とは、

  • 利息制限法の上限を上回る利率での借入れ、返済をしていれば、利息制限法の上限の利率で計算し直し、正確な負債総額を算出(引き直し計算といいます)の上で、
  • もともとの契約通りであれば発生したはずの将来利息のカット等により、返済総額や毎月の返済額の軽減を目指して借入先と交渉する手続

です。
自己破産や民事再生とは異なり、一部の債権者だけについて任意整理を行うという余地もありますので、住宅ローンを組んでいる金融機関を任意整理の対象から外すことで、住宅ローンをそのまま払い続け、その他の借金返済の負担を軽減することができます。

民事再生とは、今ある借金を法律の基準に基づき減額し、原則3年間で返済する手続です。
民事再生は、住宅ローンも含めすべての債務を対象とする手続ですが、住宅資金特別条項を利用できれば、住宅ローンはそのまま払い続けることで住み続けられる一方で、住宅ローン以外の借金については法律に基づき減額されたものを支払えばよいこととなります。

個人再生で住宅ローンの残った家を残す方法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

民事再生法の住宅資金特別条項でマイホームを残す方法

(1-2)自宅を残して債務整理ができた事例

実際に、住宅を守って債務整理できたケースをご案内します。

これは、住宅購入に関して500万円のローンを組み頭金の200万円を支払うために借金したというものです。
この200万円の返済で生活が圧迫され、生活費をクレジットカードで支払っているうちに気づけば借金は850万円以上に膨らんでしまいました。

しかし、民事再生を行ったことで住宅ローン以外の借金を400万円以上減らせる上に住宅ローンはそのまま支払い続け自宅は守ることができるというプランを立てることができました。

【まとめ】借金でお悩みの方はアディーレ法律事務所にご相談ください

40代の方の借金の大きな要因であり、負担の大きな割合を占めるのが住宅ローンですが、住宅ローン以外にも借金をせざるを得なくなってしまうこともあります。

しかし、債務整理をすることとなっても、自宅を守れる可能性はあります。
借金が返済できなくなりそうな場合、毎月の返済に不安がある場合や、自宅を保持しつつ債務整理したい場合にはアディーレ法律事務所にご相談ください。