ケース11完済間近の業者に過払い金の可能性。弁護士に依頼し、900万円を獲得！

相談までのできごと

大手貸金業者との間で40年近く借入と返済を繰り返していたNさん。あと1回で完済というところで、長期にわたって借金の返済を続けてNさんは、「自分も過払い金が請求できるのではないか」と考え、当事務所に相談にいらっしゃいました。

弁護士の対応

弁護士がお話を伺ったところ、「明日の支払いで完済する」とのことでした。「借金が残る状況で手続をすると、一時的に信用情報に載ってしまう」とNさんが心配されたため、完済後に正式に手続を行うことにしました。
また、ご相談の際、Nさんは裁判をすることに消極的なお気持ちでした。弁護士は、裁判をすると回収金額がさらに上がるかもしれないことをご説明したうえで、Nさんのお気持ちを尊重して手続を進める旨をお伝えしました。
そしてご依頼後、弁護士はすぐに業者に対して取引履歴の開示を求めました。それから過払い金が発生していることを主張し、返還するよう交渉しました。

解決ポイント

依頼者の方の強いご希望に沿いながらも、最大限の過払い金の獲得に成功！

過払い金返還手続を終えて

完済後すぐに弁護士が交渉したことにより、900万円の過払い金が返還されました。

弁護士からのコメント

長年お取引を続けている業者に対しては、高額の過払い金を請求できる可能性があります。また、今回の事例では、依頼者の方が裁判を希望されなかったため、過払い金の元本での和解となりましたが、裁判をご希望の場合には、裁判で過払い金の元本に利息を加えて請求することで、より高額なお金を回収できる可能性もあります。
なお、完済からはそれほど期間が経っていなくても、取引状況によっては、消滅時効により過払い金の請求ができなくなってしまう可能性もあります。「完済してから請求すればよい」と考えていると、高額の過払い金が請求できなくなってしまうこともありますので、まずはお気軽にご相談ください。

※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。